宮地 克明

宮地 克明

Katsuaki Miyachi

主な担当講座
京大阪大・医学部化学
高2化学S
高1物理化学S[発展]
高1物理化学S[標準]
東大化学スパルタン(E-Lecture)
京大化学スパルタン(E-Lecture)

皆さんは「強者」にどんなイメージを持ちますか?

私が考える「強者」のイメージは「柳」です。えっ、全然「強者」には見えないって?でも、柳は、嵐のときにも倒れませんよね。それには、二つの大きな理由があります。一つは、「根が丈夫」であること、もう一つは「柔軟」であることです。

歴代の「強者」と呼ばれる生徒たちも、この二つの良さを持っています。彼らは、「根」、つまり,基本を軽視せず、しっかり学習しています。また、表面的な公式やテクニックに頼るのではなく、根本原理を大切にした学習を心がけています。また、「柔軟さ」自分の意見に固執せず、あらゆるアドバイスを受け入れ、柔軟な発想力を身に付けていきます。

この学習法が身についていると、いわゆる「新傾向」の問題が出題されたときに強いですね。見掛けに惑わされることなく、本質を掴んでいるので、一見出題傾向が変わったように見えても、見慣れない物質が出てきたとしても、柔軟な思考力で本質を見抜き、的確に解答できるのです。

また、私が授業コンセプトとして大切にしているのが、「学際(interdisciplinary)」という考え方です。これは、大学では、本来分かれている学問分野(discipline)の垣根を越えて連携した研究を行なうことです。高校生はそこまで大それたことは行なえませんが、「化学」を学ぶに当たって、他の教科、例えば、「物理」、「生物」、「英語」、「数学」、「歴史」などを盛り込んで解説するように心がけています。それにより、教科間の相乗効果(synergy effect)が生まれます。さらに、先ほど述べた、「柔軟」な思考力が身につきます。

最後に、研伸館は、「人」を育てる予備校であることを誇りを持って言いたいと思います。単なる受験テクニックではない「本質」を突いた授業、大学合格後も役立つ学習術(自己訓練術)、他人との協調性や思いやりを教える「熱い」授業。これらは、「強者」が社会人として活躍するときにこそ役立つ大切な「資産」です。皆さんも、これらの貴重な資産を身に付けるべく、研伸館を活用してください。