福井大学 医学部 医学科(推薦入試) 現役合格

志望校・志望学部を決めた理由、時期

医学部は高校1年生の時から漠然と「行けたらいいな~」と思っていましたが、本格的に志望したのは高校3年の夏前ぐらいから。志望大学はセンター後に決めました。

出願した大学と学部学科

前期:大分大学 医学部 医学科(受験せず)

後期:福井大学 医学部 医学科(受験せず)

私大・AO・推薦:福井大学 医学部 医学科 推薦入試(合格)

センター試験の得点

英語 リスニング 数IA 数IIB 国語
183 44 88 88 163
物理 化学 地理B 総合点数 得点率
86 81 83 822/950 86.6%

傾斜配点:770.6/900点(85.62%)

大学別模試の判定

■京大オープン(夏):E判定

■京大実戦(夏):E判定

■駿台全国模試 5月:C判定

英語の学習法

英語は中学生の時から真面目に勉強していたのであまり困りませんでした。具体的には、中学生の時には教科書の例文を何度も繰り返し書いて英文の語順が自然と分かるようになるまでやりました。この勉強を始めたきっかけは、学校の指導での「最低限1回は教科書の本文を写してくる」という課題でした。最低限1回ですが、3~4回以上書いた人はどれくらい書いたかを貼り出してもらえることになっていたため、友達と競うように何回も書いていました(本当に何回も書きました。1文あたり20~30回は書いたかもしれません笑)。また、頑張った人にはオマケとして旅行好きな先生からお土産がもらえることもあったため、それを楽しみに頑張っていました。また、中学生の時にもらった教科書の例文はすべて暗唱できるまでいつもブツブツ言っていました(笑)。

高校生になってから英語の自宅学習はあまりやっていません。塾にも行かず、学校の授業を受けて、定期テストの前日に教科書やノートを見直していたぐらいです。ただ、模試で英語が不調だと感じた時や、少し英文を読むスピードが遅くなったな、と感じてきた時は、英語の新聞を読んでリハビリしていました。この英語の新聞は親の勧めで読んでいたもので、2週間に1度くらいのペースで届く学生向けのものです。

英単語については、電車の隙間時間などで『ぼん単』(研伸館)を使って語彙を増やしました。最終的には1200語くらいを覚えました。

リスニングは、高1の時に英検の準1級を目指して勉強していた時期があり、その時に練習したリスニングの対策をしていたことに加え、センター試験2週間前くらいに過去問を解いて対策をしました。

役に立った英語の参考書・問題集

◆中学生の頃の学校の教科書

上にも書いたように、何度も例文を写して覚えました。

数学の学習法

私は高3で理科に相当な時間を割いたので数学はあまり勉強できませんでしたが、高1、高2までは学校の勉強を中心に学校で習ったその日に復習するように心掛けていました(具体的には学校で購入した『サクシード数学Ⅰ+A』、『サクシード数学Ⅱ+B』という教材を使っていました)。また、高2の夏から地元の他塾で数Ⅲを前もって勉強していました。高3では他教科の兼ね合いもあるので高2のうちに『青チャート』などを活用して数Ⅲも典型問題に触れておくと良いと思います。

高3になってから、学校の授業では『オリジナル・スタンダード数学演習Ⅲ』(数研出版)を扱っており、定期テストの範囲では典型的な問題が範囲として指示されていましたが、自主的に応用問題も解くように心がけていました。また、高3では他塾に通い、発展的な問題も解きました。高3から、間違えた問題だけを解き直すノートを作りました。これは結構効果があったと思います。過去問でも他塾で扱った問題でも、間違ってしまった場合はあらかじめ単元別になるよう区切ったノートに解き直し、自分なりに分析をして解くためにどのような考え方が足りなかったのかなどをまとめていました。特に模試の前にこのノートを見直して、同じような問題が出た場合に同じ間違いをしないように気をつけていました。

センター対策は、学校で12月頃から週1回、センター用の参考書を扱った授業で行いました。本番よりもタイトな時間設定(3~4題を25分など)で解く練習をしました。

役に立った数学の参考書・問題集

◆『青チャート』(数研出版)

高2の頃、先取りのために使い始めました。主に例題を解くようにして、出来そうな問題は練習問題も解くようにしていました。

◆『サクシード数学Ⅰ+A』、『サクシード数学Ⅱ+B』、『サクシード数学Ⅲ』(数研出版)

復習に使っていました。

国語の学習法

国語は昔からの苦手科目でずっと逃げていました。ただ、高1、高2の時に学校で実施される古文・漢文の確認テスト(主に文法事項のテスト)に一発で合格できるようには勉強していました。ちなみに、漢文は『必携 新明説漢文』(尚文出版)からの出題だったのですが、古文のテキストの名前は忘れてしまいました…。確認テストは、多い時は週に1回、少なくとも3週間に1回のペースで行われていて、基本的には前日にテキストの範囲を見て勉強していました。

模試で悪い時には6割くらいの点数のこともあり、高校3年の12月になって「センター国語ヤバイ!!」と焦りだし、『2014マーク式総合問題集 国語』(河合出版)で5回分、『2013マーク式総合問題集 国語』で5回分、『2014大学入試センター試験実戦問題集 国語』(駿台文庫)で5回分、『センター試験本番レベル模試 国語』(東進ブックス)で5回、センター国語の赤本(教学社)で25年分をやり、12月はほぼセンター国語に費やしました(笑)。

解き方としては、過去問は大問ごとにばらばらに、あまり時間を意識せずに解き、予備校の問題集は評論・小説・古文・漢文をセットで、時間も計って解きました。時間は本番よりも短く設定して60~70分を目標にしていました。古文は解くだけでなく現代語訳もやりました。問題を解き終わった後に、問題文の行間に細いペンで現代語訳を書き込んでいき、解答に付いている現代語訳を見て訳が間違っていないかの確認をしていました。また、『ゴロ565』を使って隙間時間に古文単語を勉強しました。

役に立った国語の参考書・問題集

◆『ゴロ565』(アルス工房)

覚えやすく、挿絵が面白いので楽しく勉強できました。

理科の学習法

物理

学校では高1で「物理基礎」、高2で「物理」でしたが、定期テスト勉強として教科書を読むことと学校指定の参考書を解くことしかしていなかったので、高3でかなり苦労しました。高3から、物理は他塾でテスト演習を受けながら『名問の森』を秋までに一周しました。秋期講習で研伸館の網干先生の授業を受け、それ以降は、秋期講習でもらったプリントの見直しと、『名問の森』で間違ってしまった問題の解き直しを主に行い、12月までは東大や京大、単科の医科大学の赤本を解いていきました。

化学

学校では物理と同様に、高1で「化学基礎」、高2で「化学」でした。定期テストの対策も教科書を読み、指定の参考書を解くという方法で勉強をしていました。高3になって、研伸館で岡内先生の「京大阪大・医学部化学」を受講するようになりました。岡内先生の授業プリントは整理されていて分かりやすく、隙間時間に見ていました。

化学の勉強は主に、研伸館の授業で定期的に行われるテストに向けて、普段の講義でやったテキストの問題や『化学重要問題集』(数研出版)を繰り返し解いていました。ペースとしては、理論化学を夏前に終了し、無機化学は夏の終わり頃から秋にかけて完成させようとしていて、岡内先生の「MOD講座 センター無機化学」も受講しました。結局直前期まで細々と勉強していたと思います。有機化学は夏頃に本格的に勉強をしたのですが、苦手だと感じたので直前期までずっと勉強していました。問題の解き直しをする場合、答えを覚えていたら意味が無いと思ったので、『化学重要問題集』の有機分野については、答えを忘れた頃に解き直すということを意識していました。

役に立った理科の参考書・問題集

◆研伸館の「京大阪大・医学部化学」の授業プリント

見直すたびにスッと頭に入りました。

◆岡内Practice(通称OP)有機

有機が苦手だったので繰り返し解きました。

◆『名問の森』(河合出版)

何回も(特に間違えた問題は)繰り返していました。

社会の学習法

センター地理

地理は学校では高2と高3で授業があり、高3の夏までは学校の定期テストのために勉強していました。ただ、その定期テストも、範囲指定された参考書があるものの、実際には見覚えの無い応用問題が出るということが多く、勉強しても解けないという雰囲気がクラスに漂っていました。

夏からは、研伸館で南先生の授業を受講しました。夏期講習の「センター突破の地理[エネルギー・工業・環境問題]」を受講し、秋以降も南先生の「センター試験地理」を受講しました。南先生の授業はとても面白くて、地理がとても好きになりました。秋ぐらいに、夏期講習で受講することができなかった「センター地理総点検[地形・気候・農牧業]」をリカバーVODで受講しました。

センター試験まで、『鉄壁地理問題集』を南先生の指示通りに解き、また南先生の授業内容を書き込んだテキストはセンター試験直前に見直しをしました。

役に立った社会の参考書・問題集

◆『鉄壁地理問題集』(研伸館)

普段は毎週、センター前は毎日繰り返し解いていました。また、プレミアタームの「センター試験地理[怒濤の総合演習]」でもらった問題も、全てはやりきれなかったですが手をつけました。隙間時間にはテキストを見て知識系を覚えていました。

科目別学力自己評価

センター試験から二次試験までの各科目の勉強の比重

センター対策の方法

過去問は何年分解きましたか?

国語25年分(追試も)、英語2年分、数学2年分、物理3年分(追試も)、化学(有機の問題だけを選んで)10年分ぐらい、地理3年分

過去問以外を使った対策はしましたか?

国語は『2014マーク式総合問題集 国語』で5回分、『2013マーク式総合問題集 国語』で5回分、『2014大学入試センター試験実戦問題集 国語』で5回分、『センター試験本番レベル模試 国語』を12月、1月でかなりやりました笑。化学は岡内先生の「MOD講座 センター無機化学」を見ました。

いつごろからセンター対策に本腰を入れましたか?

12月からやり始めて、冬休みから本腰入れました。

センター対策について、後輩へのアドバイス!

医学部志望の人はセンターで高得点が必要となります。普段のマーク模試を必ず復習し、次の模試では絶対同じ間違いはしないぞ!という意識で過ごすと良いと思います。

福井大学医学部医学科推薦入試 現役合格への秘訣!

推薦入試だけをあてにせず、1回だけチャンスが増えたと思う方が良いと思います(私は実際少しあてにしていましたが笑)。あとは面接などで、“ここの学校に行きたい!”という気持ちをぶつけてきたら良いと思います!!

面接待機場の雰囲気

面接待機場では皆あまり緊張した雰囲気ではなく、リラックスできました。

センター試験後から推薦入試一次合格までの勉強の仕方

センター試験があまり良くなかったのであまり推薦向けに面接の練習はせず、二次の勉強をしていました。研伸館の医学部セミナーでもらった『医学部入試面接対策 虎の巻』(研伸館)は普段から少しずつ読んで知識を入れていました。

面接の日の1週間前から担任の先生に面接練習をしてもらい、一次合格も決まって、面接2日前からは面接の練習を本腰を入れてやりました。面接練習は、担任の先生と1対1の面接を2回、学校の国語の先生と1対1の面接を1回、学校主催の面接指導で2対1の面接を2回練習しました。また、研伸館でグループ面接の練習があったので2回参加しました。面接練習や本番で気をつけていたこととしては、自分の志望理由と面接内容に矛盾がないようにすること、グループ面接であれば人の意見とまるっきり被った意見を言わないようすることです。ただ、本番では志望理由に地域医療の話を書いたのに、面接で研究医にも興味があるということを言ってしまいました。結果として面接官に興味を持ってもらえたので良かったと思います(笑)。

志望理由書は、研伸館の進学アドバイザーの湯川さんにお世話になりました。自分でまず書いて、湯川さんにチェックして貰い、指摘された点を書き直して、また見て貰って…と、3回くらい書き直したと思います。最後に、学校の担任の先生に見て貰ってから提出しました。

一次合格から二次試験までの過ごし方

面接練習はしていたものの、前期で受験する予定の大学の勉強をしていました。面接前日に宿泊したホテルにも前期に受験する予定の大学の赤本を持っていき問題を解いていました。

夜になってから、一緒に宿泊していた家族に面接練習をしてもらいました。

プロフィール

◆血液型

不明

◆好きな色

青色

◆好きな番組

「IPPONグランプリ」!!

◆お気に入りスポット

山の頂上

◆好きな(オススメ)飲食物

カレーライス

◆本気で勉強し始めたきっかけは?

このままでは合格できないと思った高3の夏明け

◆受験前のリラックス方法

友達としゃべる!

◆小学校時代しでかしてしまった大変な事

左足骨折、右足ねんざ

◆あなたにとって受験とは

夢への第一歩

◆受験勉強で一番辛かった時期

夏明け。模試などでなかなか成績が上がらなかったから。

◆クラブや習い事はしていましたか?

テニス(市内準優勝、府下ベスト8)

◆高校3年生のときの一番の思い出

修学旅行

◆親や親戚に医師はいますか?

いません。

◆医療系のドラマなどは見ましたか?

あまり見ていません(ノンフィクションは見ていました)。

◆最近、気になった医療系のニュースは?

医療ミスのニュースはいつも気になります。

◆最近、気になった医療系以外のニュースは?

清原選手が覚せい剤の所持で逮捕されたこと。

◆部活動はしていましたか?(引退時期は?)

していません!

◆ボランティア活動はしましたか?

保育園やデイサービスセンターに行ったことがあります。

◆医師を志したきっかけは?

祖母の死

◆医師として20年後の将来像は?

患者さんに寄り添って心身ともにケアする医師です!

◆興味のある診療科は?

総合診療医

◆医師として大切なことを三つ

優しさ、正確さ、体が丈夫!

◆今までで一番つらかったこと

祖母の死

◆面接対策はどのようにしましたか?

研伸館の夏期講習講座「医学部入試 小論文&面接 特講」を受け、また直前は学校で面接練習をしました。

◆本番の面接直前の心境はどのようなものでしたか?

やったるぞ!という気持ちでした(笑)。