大阪大学医学部医学科 2016年現役合格

Y.U.さん

Y.U.さん

出身高校
灘高校
進学大学
大阪大学医学部医学科

Q1. 大学の講義について教えてください。

  <2年次の時間割>

大学の時間割
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1限 生化学 解剖学実習 生化学
2限 生化学 解剖学実習 生化学
3限 生化学 解剖学実習 生化学
4限 生化学 解剖学実習 神経解剖学
5限 生化学 解剖学実習 神経解剖学
6限 生化学 解剖学実習 神経解剖学
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1限 生理学 解剖学実習 ―――
2限 生理学 解剖学実習 ―――
3限 生理学 解剖学実習 ―――
4限 医学英語 解剖学実習 ―――
5限 医学英語 解剖学実習 ―――
6限 医学英語 解剖学実習 ―――

月曜日の過ごし方授業に出る。部活動(医学部ESS)に行く。

火曜日の過ごし方:授業に出る。

水曜日の過ごし方:授業に出る。

木曜日の過ごし方:授業に出る。

金曜日の過ごし方:授業に出る。部活動(医学部ESS)に行く。

講座PickUp!

解剖学(担当:島田 昌一教授など)

解剖学の実習では、実際にご遺体にメスを入れて解剖していくことで学習していきます。人体の構造だけでなく、生命の厳粛さ、ご献体になってくださった方の精神の気高さを感じることができます。ところで、テストはとてもハードで、何百、何千とある解剖学用語を理解して覚える必要があります。

例えば、人体に200ほどある筋肉については、どこから始まってどこに終わり、どの神経で動いているかを覚えなければいけませんでした。大変ですが、達成感のある科目でした。

生理学(担当:岡村 康司教授など)

生理学では、人体の機能を学習します。人体の臓器はそれぞれ様々な役割を担っていて、それらが精巧に組み合わさっている様子は感動的です。例えば、アルコールを分解することで知られる肝臓には、糖、アミノ酸、脂肪の貯蔵のほか、消化を助ける胆汁を分泌するなど、さまざまな役割があり、複雑であることがわかります。

Q2. 思い出の単位について

やはり解剖学の単位です。普段の解剖の実習で疲れている中、テストに備えて大量の暗記をしなければならないからです。解剖学のある2年の後期は、高3のときと同じくらい勉強していました。

Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。

自転車で西日本を1周した人がいます。

Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ

1位:カレー(320円)(吹田キャンパス)(阪大医学部の名物です。(たぶん)ぜひ食べに来てください。)

2位:天ぷらうどん(200円)(豊中キャンパス)(コスパが良いです。)

3位:4階食堂(豊中キャンパス)(バイキング形式で、日替わりでたくさんの種類を食べることができるのが魅力です。

補足:阪大には基本的に2つのキャンパスがあり、一般教養の授業があります。

Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?

阪大医学部には抱負な提携大学、充実した奨学金があり、留学の機会が得やすいことです。

Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?

臨床医(研究をする医者ではなく、実際に患者を診る医者)になり、たくさんの人の病気を治していきたいと考えています。海外での活躍も視野に入れています。

Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。

交換留学をすることです。先述したように、阪大医学部は留学しやすく、恵まれた環境にあります。そこで僕は交換留学で2年の夏にはタイに、2年の冬には台湾に行きました。そして、当然、交換留学ですので、受け入れもして、海外からの学生を病院や観光地に連れて行きました。

まず、海外の学生とは英語で会話しますので、英語の勉強になりますし、海外の病院を見学したり、文化に触れたりすることは日本では体験できない貴重なものでした。例えば、台湾の最新の病院では、日本の病院とは違って、すべて患者目線でプライバシーは守られ、そして家にいるかのようにリラックスできる環境になっていて、感動しました。

そして、受け入れをすることも良い勉強になったと感じています。教授と交渉して見学のアポイントメントを取ること、観光のプランを立てること、受け入れを手伝ってくれる同級生や後輩をまとめることなど、これも貴重な経験でした。

Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。

大阪大学は、授業が厳しく、勉強したくない、楽に卒業したいという方にはお勧めできません。先ほどにもあったように、医学部では授業は忙しいですし、医学部では単位を1つでも落とすと留年になってしまいますが(他の学部では、ここまで厳しくはないようです)、その分緊張感を持って勉強することができ、知識を確実に身につけていくのを実感することができます。そして、この厳しい授業を難なくこなす友人たちに巡り合えるのもまた阪大ならではだと感じています。