直前のアドバイス 【<センター試験~二次試験>の学習法】
野末 大樹
Daiki Nozue
- 出身高校
- 甲陽学院高校
- 進学大学
- 一橋大学 商学部
受験生には禁句かもしれませんが、勉強は“ほどほど”に。やりすぎ、っていうくらいやってました。倒れては元も子もありません。そういう意味では参考にならないかもしれません(笑)。つまり裏を返せば、自信がなくともこれまでコンスタントに積み上げてきていればやることはそこまで残っていないということでもあります。この時期にやるのは3つ。復習、過去問、体調管理です。
まずは1つ目の復習です。冬休みをセンターの勉強に割いてしまうと勘が鈍りがちです。というわけで勘を取り戻すためにセンター後1週間ほどをテキストの復習にあてました。ただ、苦手だった数学は1月いっぱいまでかかってしまいました。あくまで準備の段階なのでここで時間を長々と割くのは望ましくありません。
そして過去問です。第一志望の大学の過去問は毎日全科目に触れましょう。その上で時間を計ってやっていました。あと、駿台の一橋実戦を受験できず問題がまっさらのまま残っていたので、ついていた解答用紙をコピーしまくって使っていました。どちらもなるべく本番仕様で演習を行うためにです。前者は問題を解く順番、時間配分の計算のため、後者は下書きと清書を合わせた所要時間がわかる上に、特に数学は解答欄が足りない、と当日に焦らないで済むという意味で効果的です。確か、合格後に南先生に一式を渡しておいたはずなので、気になる人はぜひ^^
続いて科目ごとに簡潔に書いていきます。順番がごっちゃになっているのはこの順に読んだ方がすんなりいくかなと個人的に思ったからです。
◆ 国語
要約の練習が順調に進んでいれば、下書きを作って解答用紙に写すところまでで30分以内でできるようになっているはずです。ここまでできれば、1番の現代文は同じ手法でできます。唯一違うのは、字数が超厳しいので要約以上に言葉を削ぐ必要があるというところです。ここまででで目標60分。以後2番は時間をかけて読んでいくだけです。意味が取れれば解答はまんま書くだけなので超簡単! 読解時間を短縮することが合格へのカギです。
◆ 日本史
日本史の論述では、国語の要約の練習で培った文章の書き方をここでも生かします。日本史は各小問の字数はポイントとなる要素の個数で判断しましょう(※)。っていうか自然とそれくらいに収まります。ただ、単語で答える問題もあるのでなかなか杓子定規的にはいきません。400字まるまる下書きするのも時間がもったいないのでやってはいけないのですが、きっとわからないと思います。あれこれ考えずに、この境地に至るまで2,3年分くらいひたすら試行錯誤してみてください。一橋の論述にあまり触れたことがなくても大丈夫。僕も同じ立場で、しかも明確なアドバイスもないところからここまで確立したので。ところで、終盤になってくると問題解きたいけど時間がないってなってくると思います。そうしたら過去問を眺めて、被っていないテーマを厳選してやる、要素を書き出すだけ、のように工夫してみてください。
◆ 英語
国語と違い、読解の際には具体例を話の流れがわかる程度に把握しておきましょう。記述の際に抽象文だけでは語数が絶対足りなくなるので。そして解き終わったら和訳を見てから論理展開を追う練習をしてください。これができるようになると、どこに答えがあるか探し出すのが早くなります。英作文はテーマのえり好みをせずに全部書いてください。これは最初は時間無制限で、練習が順調に進んでいればこの時期からは時間も計ってやってみてください。大切なことは辞書なしで書くこと。わからない言葉は和文和訳するか英語で言い換える練習だと思って取り組んでください。そういう意味で和文英訳の授業って重要なんだなと後々になって気づきました…。それから書き上げたら絶対に学校でも塾でも、とにかく先生の目を通してください。表現だけでなく、論理展開まで指摘されるはずです。本番採点するのも他人、大学の教授なので。最後にリスニングは、素材に関係なく聞きつけることです。この時期からはイギリス英語のリスニングも始めるといいでしょう。あと、ディクテーションが苦手な人は対策を念入りに。話せない英語は聞き取れないし書けないし、話せる速さの英語までしか聞き取れないので音読も重要です。
◆ 数学
模試のときに気付いた人も多いかもしれませんが、大問1つあたりの解答欄が非常に狭いです。ペンで2段、3段に分ける工夫(※)を試してみてください。それから数学は途中で別の問題に移るということが大いにあり得る科目です。その点やりにくいかもしれせんが、それは無視して20分~25分で1完できるかということを判断基準に演習してください。あとは無駄な過程を省くくらいでしょうか。研伸館からの一橋合格者が非常に少ないので詳しくアドバイスしたいのはやまやまなのですが、苦手なのはどうしようもありません。これだけです。
最後に体調管理です。よく朝型にしましょうって言われますよね? では何時に起きればいいでしょうか? 僕は“いつもと同じ時間”に起きていました。“いつも”というのは、学校に行く日に起きていた時間ということです。そして同じ時間に出て学校に行かずに、マクドで勉強していました。朝マックがお昼ごはんでした。そして11時に研伸館が開くと移動してそこから21:30まで自習。その間はトイレ休憩以外はずっとこもっていました。この時期は16時間ぐらいやっていたような気がします。寝るか勉強してるかっていうくらいに。でも心配しないでください。それだけやらないとダメなくらい大したことない奴だっただけなんで(※)。
受験期はピリピリしがちです。そりゃそうです。大学受験は高校生にとって人生最大のイベント。だからこそ支え合える、競い合える友達は大切です。それから何より、最大限勉強に集中できるように気を配ってくれる親だって大切です。ところで、“受験にリベンジはいらない”、これかなりプレッシャーになりました。でも全くその通りです。人生1年棒に振るなんて嫌ですよね。それにこれだけ支えてくれている人がいるのですから、1回でけりをつけちゃってください。
(※) : 続・強者の戦略 を参照