南 賢司

南 賢司

Kenji Minami

主な担当講座
東大京大論述地理
センター試験地理

初めまして、研伸館で地理を担当している南と申します。研伸館で地理を教え始めて以降、たくさんの東大や京大合格者(“つわもの”)を見てきましたが、いずれも勤勉なる努力家であり、誰に対してもきらめきの笑顔を見せるさわやかな性格の持ち主でもあり、将来の日本を背負って立つ好人物でありました。そんな逸材と接することができて私はいつも幸せに感じています。では、東大や京大の地理の問題は誰が作ってるのかという話になれば、さわやかな“つわもの”達がいい感じに年を取って教授や准教授になったころに作成しているわけです。そりゃ、必然的に良問になってしまいます。自分たちのように理路整然とした思考回路を身につけているのか、また、苦しみの研究を続けられるのかどうか、などを高3の段階で測る問題となります。もし、予備校などに通わないのだとしたら、ある程度実力が付いた時期にそれらの問題を解いて、解答解説を読んで理解するという勉強に終始することになるでしょう。果たしてそれでいのでしょうか?いろんなエッセンスが詰まり、教授陣の血と汗と涙と優しさの宝石箱である問題にはもっと価値があるはずです。一つの問題から経済や歴史、民族・文化など様々な深い知識を得られるはずです。受験として適当に地理を終えるのではなく、高3という多感な時期に地理を通して世界の有り様をもっとリアルに、もっと深く知りましょうよ。知らないことを知ることは人間に与えられた最大の娯楽であると思います。受験で地理を選択されている方々、深遠なる地理の世界へ一緒にこぎ出でましょう!

一応、以下に担当授業の概説をしておきます。「論述地理」に関しては、夏期講習から「東大地理特講」「京大地理特講」が開講されます。どちらの講義に関しても、対象大学の過去問や他大学のアレンジ問題(東大や京大仕様に改変しています)で構成され、東大・京大の入試に対応できるように、都市・人口・農業・気候・地形・地形図など様々な分野が用意されています。2日目以降は、予習前提で時間の許す限り、多くの問題を解説し、知識・理論をこれでもかと言わんばかりに注入していきます。しかも最終日の5日目には実践テストがありますから、夏の東大模試・京大模試の前に点数の取り方・解答の書き方を丁寧に教えていきます。論述地理の実力が上がり、かつ、良問が多数掲載されている問題冊子がもらえるメリットがあるわけです。

また、9月からの平常講座になりますと、東大・京大・阪大・一橋大・筑波大・名古屋大・北海道大…などの国公立大学の過去問30年分をすべて分野別に分類したテキストである『論述地理マイスター』(系統地理編・世界地誌編)を、12回の講義に分けて演習、解説していきます。論述地理の秀逸な問題集など存在しない現状ではありますが、このテキストがあれば鬼に金棒です。このテキストにまさる論述問題集はこの世に存在しないと自負しております。

授業では、基礎的な内容から時事的な内容、あっと驚くばかりの新知識などを織り交ぜながら、解説していきますので、居ながらにしてスムーズに地理力が向上していくはずです。論述地理に悩みを持っている受験生の方は、研伸館の地理の世界に訪れてみてください。きっと光が見えてきます。