岡山大学 医学部医学科 現役合格

志望校・志望学部を決めた理由、時期

センター試験後。曾祖父、祖父が卒業したという古い歴史、縁の深さ、充実した設備に惹かれ、決めました。

出願した大学と学部学科

前期:岡山大学 医学部 医学科(合格)

後期:香川大学 医学部 医学科(受験せず)

私大・AO・推薦入試:神戸大学 医学部 医学科 AO入試(一次合格、二次不合格)

センター試験の得点

英語 リスニング 数IA 数IIB 国語
186 /200 46 /50 100 /100 100 /100 141 /200
化学I 物理I 政治・経済 総合点数 換算得点率
75 /100 87 /100 91 /100 826 /950 86.9%

岡山大医学部医学科二次試験の得点

英語 数学 物理 化学 二次合計 二次+センター合計
276 /400 350 /400 156 /200 148 /200 930 /1200 1709.6 /2100

※二次+センター合計 医学部医学科
【合格最高点】1919.4点  【合格者平均点】1745.2点  【合格最低点】1663.4点

※センター試験の換算点900点と二次試験の合計点1200点で合わせて2100点

英語の学習法

英語は学校の勉強だけでほぼ独学でやりました。アメリカで生まれ育ったこともあって昔から自信だけはありました。しかし、受験となるとそんな自負だけでは乗り越えられる訳もなく、模試などでは足を引っ張ることもしばしばありました。

高1、高2の時はただ学校の定期テストでいい点を取るためだけに勉強していました。今、振り返るとこの時に暗記した単語が高3の時に出たりしたので実りは大きかったのだと思います。僕の通っていた学校は中学から英語教育にかなり力を入れていたため、高3で文の構造がとれずに困ることはあまりありませんでした。しかし、最後まで単語には苦しみました。なので単語力は早いうちに定着させておいて後悔することはないと思います。そして覚える際には書きながら、そしてつぶやきながら覚えることをお勧めします。五感を使いながら覚えることはやはりいいのだと思います。そうすることでセンター試験の聞き取りや、発音問題で点を落とす機会も減ると思います。また、長文問題などは問題を解いてそのままにするのではなく、音読や速読をするなど何度も有効活用して下さい。得るものはとても多いと思います。

問題集については、『英語長文問題精講』を、高2の夏に少しやって、本格的には高3の時にやりました。特に高3の夏休みには集中してやりました。1日2問のペースで進めていきました。『英文法標準問題精講』については、高3の1年間でやりましたが、特に冬休みに集中して1日7ページのペースで進めていきました。『システム英単語』については、高2からちらちら見ていましたが、高3になってから本格的にやり始め、1日50個のペースで覚えていました。

最後に岡山大学の問題について。長文2問、英作文3問という特殊な形態に慣れる必要があるので過去問をしっかりこなしてほしいです。自由英作文もなかなか難しいので、先生などに添削してもらうのがベストだと思います。ただ、単語や文構造のレベルはそんなに高くないので慣れたら大丈夫だと思います。過去問は4年分解きました。

役に立った英語の参考書・問題集

◆『英語長文問題精講』(旺文社)

ちょうど良いレベルの長文がたくさん載っていたので、音読、速読にも活用しました。

◆『英文法標準問題精講』(旺文社)

この一冊を完璧に仕上げれば、文法問題は無敵です。ただ、その為には何回もやることが大事なので、早めにやり始めることをお勧めします。

数学の学習法

数学は研伸館プライベートスクールの先生に高1からずっと見ていただきました。それまでは、他の科目と同様に、定期考査に向けての勉強をしていました。

研伸館プライベートスクールの授業内容は、先生の出す問題がメインだったのですが、月刊『大学への数学』(東京出版)を主に用いていました。いわゆる基礎と呼ばれる定理の証明などを重視しながらやっていたので、最終的に定理を自分で導出することまでできるようになりました。この定理の証明は問題集などには載っていないことが多いですが、絶対に軽んじてはいけません。どんな時でも自分で導出できるように訓練してください。また、『1対1対応の演習』シリーズはすべてやりました。特に高3の冬休みには1日20問のペースで解いていました。あとは、学校で使っていた『青チャート』(数研出版)を、学校のペースに合わせてやっていました。

センター試験前には、『2010 マーク式総合問題集 数学(IA・IIB)』(河合出版)やセンター試験の過去問をたくさん解きました。センター試験では、スピードと正確性の両方が要求されます。この両方を確実にするには、普段から50分程で満点がとれるように練習すると良いと思います。本番では独特の緊張感があり、なかなか普段とは同じようにはできません。それを念頭に取り組んでください。

岡山大学の過去問はセンターが終わってから7年分解きました。出る範囲が最近は固定化されつつあるので、比較的対策はしやすかったです。本番では練習ではなかった時間不足に陥り、3完半しかできませんでした。練習のときには特に時間配分は決めず、解ける問題から確実に解くようにしていました。

役に立った数学の参考書・問題集

◆『1対1対応の演習』シリーズ(東京出版)

自分の実力より少し難しめの問題が多く、ちょうど力をつけるのに最適でした。

国語の学習法

国語は、研伸館の中村公昭先生と山根先生の「センター国語」を高3から受講しました。模試ではできる時とできない時の点数の差が大きく、かなり悩みました。山根先生の古漢の授業では、問題のみならず、文章が書かれた当時の時代背景であったり、当時の恋愛について教えてくださり、楽しかったです。中村先生の現代文の授業では、説明がわかりやすく、入試問題を超えた話を聞く事ができて毎回の授業が楽しみで、帰路に着くとき色々と一人で考え込んでいました(笑)。「センター国語」の予習の時は、テキストの問題を評論文なら25分、小説、古文、漢文なら15分と決めて解いていました。復習の時は、授業の板書を暇な時に見ていました。あとは『2010 マーク式総合問題集 国語』(河合出版)をやりました。『大学入試センター試験実戦問題集 国語』は、中村先生に言われる通りにこなしました。だいたい150点くらいとれていましたが、本番は大コケしました(涙)。でもどうしようもありませんでした。センター試験の国語はそんなもんです。ある程度までできるようになったらそこから先は完全に運です(笑)。参考にならなくてごめんなさい。

役に立った国語の参考書・問題集

◆『大学入試センター試験実戦問題集 国語』(駿台文庫)

本番を意識してやるといいです。時間配分、解く順番をこの問題集を通して決めてください。人それぞれ違うので。

◆『ゴロ565』(アルス工房)

個人差はありますが、僕には合っていました。センター直前にCDも使って一気に覚えました。『ゴロ565』以外に、学校の授業に合わせて『重要古文単語315』(桐原書店)も使っていました。

理科の学習法

高1までは、学校の授業の予習、復習をやっていました。高2に入ってから、研伸館の市道先生の「高2化学エクセレント」と研伸館の網干先生の「高2物理エクセレント」を受講し、高3では市道先生の「神大化学」と網干先生の「京大阪大物理」を受講しました。

化学

2年間市道先生に見ていただいたこともあり、よく授業中にあてられました。特に高3になってからはよく当てられました。100人くらいの生徒の前で間違えることもしばしばあり、その時はとても恥ずかしかったです。しかし、そのおかげで間違えた箇所は二度と間違えませんでした。また、間違えないようにしなければ、と思い、予習をする習慣も身につきました。その分質問する所が増え、僕は質問ができた瞬間に解決しなければ気が済まない性質なので、いつも先生を追いかけていました(笑)。その都度、嫌な顔1つせず、親身に質問に耳を傾けてくださった市道先生、本当に感謝しています。

「神大化学」の復習の時は、授業を録音したものを繰り返し聞いていました。夏休みまでに、無機、有機以外の範囲の『化学I・II重要問題集』を3周ほどしました。夏休みに市道先生に薦めていただいた無機、有機の講座を受講し(「無機化学基礎理論特講」「基礎有機化学特講脂肪族編α」)、無機はその講座でいただいたテキスト、有機は『有機化学演習』を授業に沿って進めました。この2冊はとても内容が充実しており、一通り解いただけで無機、有機で困ることはなかったです。センターに出る範囲なので、しっかり定着させる必要があると思います。理論化学は夏休みにほとんど手をつけませんでしたが、それまでに『化学I・II重要問題集』を何度も解いていたおかげで、すぐに勘を取り戻せました。『化学I・II重要問題集』に若干飽きた僕は、『化学I・IIの新演習』(三省堂)を買って市道先生の元を訪ねると、神戸大医学部を目指していた僕にはいらないと言われ、代わりに『精選化学I・II問題演習』を買い、入試まではこの問題集を愛用して使っていました。高3の夏から直前までに1周して、さらに苦手なところはもう一度やりました。実際、岡山大学の化学もそれほど難しくなく、適度なレベルの問題集だったと思います。

物理

2年間網干先生に見ていただきました。網干先生の授業は本当に分かりやすく、物理が得意科目になりました。基礎の原理から応用までと幅広い内容をコンパクトに授業していただいたので、授業を受けるだけであらゆる問題に対応でき、本当に助かりました。ただ、自分でもより定着させるために授業に沿って勉強をしました。「京大阪大物理」の復習の時は、ノートを見直したり、問題を解き直したりしていました。授業で勧められた問題集は『新体系物理I・II』(教学社)でした。主に基礎の定着、確認に用いました。学校で買ったのは、『物理I・II重要問題集』。センター試験の前に1周、センター試験の後にもう1周しました。自分で買ったのは、『物理のエッセンス』、『名問の森』。夏休み後までにそれぞれ4周しました。しかし、この4周は続けてやったこともあって驚くほど身についていなくて二次前にかなり焦りました。何回もこなすこともかなり大事ですが、絶対に時間を空けて忘れたころにやってください。そうしないと時間の無駄になってしまいます。岡山大学の物理は正直、基本的な問題ばかりです。是非、得点源にしてください。

岡山大の過去問は、物理、化学共に15年分解きました。

役に立った理科の参考書・問題集

◆『化学I・II重要問題集』(数研出版)

学校で使っていました。これが完璧にできるようになれば、ある程度の大学の問題は解けると思います。

◆『精選化学I・II問題演習』(旺文社)

かなりレベルの高い問題が多かったです。実力アップのためと参考書として使いました。

◆『有機化学演習』(駿台文庫)

有機問題はこの問題集ができれば大丈夫です。

◆『化学I・IIの新研究』(三省堂)

化学のバイブルです。授業に持って行って理解を深めました。

◆『物理I・II重要問題集』(数研出版)

学校で使っていました。一通り、解くことで定着しているかどうかを確認するのに用いました。

◆『物理のエッセンス』(河合出版)

基礎を確実身につけるために用いていました。また、ちょっとした参考書にもなり、かなり便利です。

◆『名問の森』(河合出版)

文字通り良問ぞろいです。穴を埋めるため、実力アップするために用いました。

社会の学習法

センター倫理

倫理は学校の授業で高3から勉強し始めました。倫理は楽しめた人程、点が取れると思います。僕も個人的に哲学に興味があったので、とても楽しめました。ぶっ飛んだ思想を展開している哲学者もいて、結構面白いです。勉強法としては、学校の教科書や資料集で一通り目を通し、頭に入れた後は、ひたすらセンター試験の過去問を解きまくりました。その際に用いた問題集は『センター試験への道 倫理』です。過去問が単元ごとに分けられているので、苦手な分野を埋めやすいですし、とても便利でした。この問題集を2周ほど解きました。この時、僕は自分で倫理用ノートを作り、間違えた問題の解説を書き込んでいました。この作業はとても骨の折れるものでしたが、センター試験本番の時に見直すことができ、自分の弱点がすぐにわかるのでオススメです!また、高3の後半では、研伸館の前先生の「半期完成!センター倫理」を受講しました。思想家同士を関係づけることでより覚えやすくなりましたし、「実はこの人は…」みたいな話もあり、毎回の授業が楽しみでした。センターでもいい点が取れたのでよかったです!

役に立った社会の参考書・問題集

◆「半期完成!センター倫理」のテキスト(研伸館)

かなり深いところまで書かれているので、参考程度に読みました。 『倫理の点数が面白いほどとれる本』(中経出版):夏休みまでに2周読みました。よくまとまっていてよいのですが、この本だけでは正直高得点を取れないと思います。

◆『センター試験への道 倫理』(山川出版社)

持ち運びしやすく、単元ごとに分かれているのでやりやすいです。

科目別学力自己評価

科目別学力自己評価

二次試験直前期の学習時間の配分

二次試験直前期の学習時間の配分

センター対策の方法

英語

学校でもらった駿台の模試パックで時間配分を確認しただけです。二次の勉強とほとんど区別しませんでした。

数学

学校でもらった駿台の模試パックと河合の模試過去問、センター試験の過去問をちょっとしました。まず先にスピードをつけることを意識し、それから精度を上げていきました。両方100点取れたことは誇りです。

国語

中村公昭先生に薦められた駿台の模試過去問を解いてからは学校でもらった模試パックを解きました。

理科

学校でもらった駿台の模試パックを解いたくらいで特別に二次の勉強と区別しませんでした。そのため、センター試験が終わってからの勉強にもすぐ切り替えられました。

社会

上記の問題集と参考書を使い、あとは学校でもらった駿台の模試の過去問を解きました。

受験会場の雰囲気

人数が多く、基本的に静かでした。僕は休み時間i-Podを聴きながらチョコレートやおにぎりを食べ、周りをシャットアウトしていました。面接では先生方みんな穏やかでとても話しやすかったです。ここに来たい!と思える場所でした。

岡山大医学部現役合格への秘訣!

僕は神戸大学から岡山大学に志望校を変更しました。しかし、受かった今、岡山大学を選んで本当に良かったと思っています。それまでは神大クラスに入り、漠然と神戸大医学部を目指していたのでしょう。なので皆さんに伝えたいことは本当に自分に合った大学を選んでほしいということです。偏差値、周りの期待なんて付加価値であって自分の人生は一回きりなのですからしっかり考えてみてください。そして大学を決めた後はひたすら勉強するのみです。その際周りの人と同じことをやっていても受かることは難しいでしょう。自分一人の時間を大切にし、自分のペースで進めて下さい。また、その時も量より質を重視してほしいと思います。僕自身毎日8時間寝ていました。睡眠時間を削ってまで勉強する必要はないと思います。あと勉強を始める時間と終える時間を固定するとペースを保ちやすいと思います(僕の場合は9時から21時30分まででした)。頑張ってください!

入試面接の状況(岡山大学医学部医学科 前期日程)

◆面接の方法

個人面接

◆面接時間

10~15分

◆面接会場の略図

面接会場の略図

◆質問内容と回答

将来どんな医師になりたいですか?

――私は大切な人がいない苦しみを知っていますので、常に患者さんのことを念頭における医師になりたいです。また、言葉は時に人を傷付けもしますし、癒しもしますので、デリカシーを大切にしたいです。

どうして岡山大学を志望したのですか?

――岡山大学は私の曾祖父と祖父の通っていた大学で、歴史の長い所に惹かれ、縁の深さも感じました。また、日本でも有数の設備が整っていると聞き、自分の能力を活かせると思ったからです。

医師の偏在はなぜ生じるのですか?

――(最初、医局がどうのこうの、と話していると、「それは地域の偏在だね。科ごとの偏在はどうかな?」と聞かれ)小児科は大人より小さい体を診るため難しさが伴い、産婦人科は誕生の瞬間だけに責任が大きく、どちらも訴訟のリスクが高いから、そうした背景で偏在が生じると思います。

もしあなたが孤島で一人の医師として働いていて、自分の力でどうすることもできない患者がいてしかも本島と連絡が取れない時はどうしますか?

――見過ごすことはできないので、応急処置を施し、様子を見て本島に入院させます。

その患者が目の前でなくなったらどういう風に気持ちを整理しますか?

――自分の無力さを痛感し、とてもがっかりするでしょうが、死者は帰ってこないので、次に活かすように努力します。

部活で得られたものは何ですか?

――サッカー部の副キャプテンとして、毎日一人でも朝練をやったり模範を示せるように努力し、試合に出ることができない人のことを思いやることを学べたと思います。

プロフィール

◆血液型

O型

◆好きな色

赤色

◆好きな歌・アーティスト

flumpool、Bon Jovi、Linkin Park

◆好きな番組

「super soccer」、「やべっちFC」

◆お気に入りスポット

自宅のベッド。嫌なこと忘れられます。

◆好きな作家・本

東野圭吾、宮部みゆき

◆好きな(オススメ)飲食物

しゃぶしゃぶ

◆高校時代はまってしまったこと

サッカーです。完全に周りを見失うほどでした。

◆本気で勉強し始めたきっかけは?

部活引退後。高3の5月からです。

◆小学校時代しでかしてしまった大変な事

女の子を泣かしました。罪深いです。

◆受験前のリラックス方法

深呼吸、半身浴、読書

◆あなたにとって受験とは

マラソン。走り続ければ、いつかは到達する。

◆受験勉強で一番辛かった時期

センター試験1週間前に病気にかかり、5日間寝込んでしまった時。不安が半端じゃなかったですし、自分が立てた計画がパーになってしまったのが辛かったです。

◆親や親戚に医師はいますか?

伯父と祖父、曾祖父です。

◆医療系のドラマなどは見ましたか?

「コードブルー」「Drコトー」「医龍」「白い巨塔」

◆最近、気になった医療系のニュースは?

臓器移植法改定。むずかしいです。

◆最近、気になった医療系以外のニュースは?

芸能人の大麻問題

◆部活動はしていましたか?

サッカー部(高3の5月)

◆医師を志したきっかけは?

大切な人を幼い頃に失い、同じ境遇の人を減らしたいと思ったから。インドで「死を待つ人の家」に行き、自分の無力さを痛感したから。

◆医師として20年後の将来像は?

周りから愛され、頼られる医者。海外で経験を積む。

◆医学部入試において面接は必要か?

資質を見るのは大切なのであってもいいと思う。ただ、絶対的な基準もないし、どうしても主観が入ると思う。

◆興味のある診療科は?

脳外科

◆医師として大切なことを三つ

コミュニケーション能力、広い視野、思いやり。

◆面接対策はどのようにしましたか?

神戸大のAOは正直、期待していませんでした。センター試験もAOで通るには得点が低すぎました。そのため、二次の岡山に向けてずっと勉強をしていたので、神戸大のAOの一次に受かった時は正直、驚きと戸惑いがありました。発表から面接の日まで全然時間がなかったのでかなり焦りました。それからずっと『医学部入試面接対策 虎の巻』(研伸館)を何度も読み、代ゼミの『医学部面接ノート』を読み、自分で貯めた一年分の医療に関する記事を読みなおしました。あと研伸館の南先生、網干先生、プライベートスクールの福田さんに面接を見ていただきました。そこで、君は面接が上手だと言われ、かなり自信がつきました。結果、神戸大には縁がありませんでしたが、この経験は無駄ではなく、むしろ大きかったです。岡山大の面接でも知識は活きましたし、一度経験したことで怖くありませんでした。ちなみに神戸大のAOでは、受験番号がかなり前の方だったので、模擬授業の内容を覚えるのに必死でした。狭い部屋に10人閉じ込められた時に、模擬授業に関する質問の大切さを先生方に教えていただいていたので、黙々と必死で覚えました。僕より受験番号が一個前の男の子も同様に覚えていましたが他の人はあんまり熱心に取り組んでいませんでした。そのおかげもあって面接では模擬授業の内容は完璧に答えられ、他の質問もほぼそつなく答えました。が…僕もその男の子も落ちていました。落ちた理由もよくわからないです。僕が何を言いたいかというとそれほどAOはわからないものなのです。相手も落とすための面接をしてきます。だから、あくまでAO入試は「たなぼたもんだ」と思っていた方がよいです。期待しすぎるとショックです。二次で順当に受かる実力をつけてください。