香川大学 医学部医学科 現役合格

志望校・志望学部を決めた理由、時期

父の影響で医師という職にもともと憧れがありました。最終的には中3の時にインドから帰国後、隔離病棟に入院させられたことがきっかけで医学部を志望しました。香川大はセンターの点数をみて、配点・施設・立地・二次試験の内容から決めました。

出願した大学と学部学科

前期:大阪市立大学 医学部 医学科(不合格)

後期:香川大学 医学部 医学科(合格)

私大・AO・推薦入試:神戸大学 医学部 医学科 AO入試(一次合格、二次不合格)、
 東京慈恵会医科大 医学部 医学科(不合格)

センター試験の得点

英語 リスニング 数IA 数IIB 国語 (物理I)
180 /200 46 /50 87 /100 93 /100 140 /200 (76 /100)
化学I 生物I 現社 (日本史A) 総合点数 換算得点率
92 /100 93 /100 89 /100 (70 /100) 820 /950 86.3%

香川大 後期 二次試験の得点

小論文 面接 二次+センター 順位/受験者数
147 /180 89 /100 1283.7 /1500 3位 /124人

※二次+センター合計 【合格最高点】1327.9点 【合格者平均点】1256.1点
【合格最低点】1229.6点

香川大後期はセンター試験の換算点1200点と二次試験の合計300点で合わせて1500点になります。今年の合格者数は計28人でした(追加合格3人を含む)。なお、CT英語の点数は一般的な配点とは異なり、筆記を160点とリスニングを40点に圧縮して足した200点を300点に換算します。

英語の学習法

高1の時は谷口先生の「高1英語エクセレント」を受講していました。重要な文法事項が未修だったり一部抜け落ちていたりしていたので、授業の内容を授業中に完璧に頭の中に入れました。谷口先生のお陰で英語を得意に感じられるようになり、谷口先生に勧められて冬期講習で今村先生の授業を初めて受けました。高2から今村先生の「高2英語特別選抜S」に上がれるよう、新学年コース認定試験の前から研伸館中学生課程で用いた『大学入試ベストポイント英語頻出問題740』(桐原書店)を用いて英文法の総点検をはじめました。その結果なんとか滑り込むことができ、高3の「東大京大英語」まで今村先生には2年間お世話になりました。今村先生は生徒全員をとてもよく見ておられ、非常に具体的な指示をいただきました。僕の場合、英文の構文分析を無視していたり、難しく考えすぎる癖があったので基礎から叩き直されました。この2年間で思いもよらなかったような英文法の考え方や、読解や文法のファーストチョイスの考え方、単語の語幹による分解法、文構造からの意味類推の方法を教わり、英語という言語の中での繋がりが見えたような気がしてとても英語が好きになりました。普段の勉強としては英語に絶えず触れるように、『ぼん単』に掲載されている英単語の全てに目を通すのはもちろんのこと、学校で与えられた英文を速読の練習に授業の直前に予習を行ったり、特に勉強に飽きてきた時に研伸館の英語のテキストの文法問題・読解問題の予習をしたりしていました。「高2英語特別選抜S」の授業ではほとんどの文法事項がカバーされており、なんとかすべて頭に入れることができたので、特に文法問題集をやる必要性は感じず、高3になるまで文法問題集には手をつけませんでした。予習の仕方は最初に辞書を使わずに音読し、知らない単語は意味が似たら形が似るので語幹や文構造から類推していました。そのあと辞書を用いて単語を調べて、その類推の正誤を確かめました。一度見た単語は基本的に覚えたつもりです。第一志望校であった大阪市立大は傾向がないのが傾向で、比較的問題は簡単な方です。高3の夏からは今村先生から英語の予習禁止令もあり、特に英語に関しては夏からはあまり難しいことには手をつけないようにしていました。センター試験のリスニング対策としては、半ば娯楽としてアメリカの『Pirates of the Caribbean』やTV版『Star Wars』などの動画を英語音声のみで聴き、ネイティブスピードの会話にもついていけるように耳を肥やしたり、「東大京大英語」のテキスト付属のCDをスクリプトと照らし合わせて息継ぎの位置に注意して聞いたりする方法をとりました。もちろん、知らない単語は聞こえないので、『ぼん単』での単語の確認は怠りませんでした。

役に立った英語の参考書・問題集

◆『ぼん単』(研伸館)

受験態勢に入ってからは研伸館の「東大京大英語」「高2英語特別選抜S」のテキストと付属のイディオム集、今村先生の授業のノート以外は殆ど使っていませんでした。入試直前に一回だけ『頻出英文法・語法問題1000』(桐原書店)で文法を忘れていないか確認しました。

文法書も家にはありましたが、ほとんど読んだことがなく、弟にあげました(笑)。

数学の学習法

高1のときは研伸館の中学生課程でもお世話になった天満先生の「高1数学エクセレント」を受講していました。天満先生の授業は独特かつ刺激的で授業中も無茶苦茶に言われ続けながらも、楽しく授業を受けていました。天満先生は授業中に話していることに集中させるため、ノートをとらせませんでしたが、数学への理解を深めるのにとても役立ったと思います。当時はまだ受験への意識が低かったため、あまり勉強しておらず、天満先生が毎週行っていた復習テストでも点数がとれないことが多かったです。もちろん授業中に名指しでこてんぱんに言われました(笑)。ただ、やはり早くに高校数学を履修し終えられたことはとても良かったと思っています。

高2のときは研伸館の草郷先生・笹谷先生の「高2数学エクセレント理系」を受講していました。高2では草郷先生に推薦してもらった『入試問題集』(数研出版)や友達に勧められた『新数学スタンダード演習』(東京出版)を解き始めましたが、私の応用力のなさから一向に進みませんでした。また、マーク模試の数学の点数が悲惨であったことと、志望校が大阪市立大という数学が難度の低い大学であったので難しい問題に取り組むよりも基礎固めに勉強の方針を変えました。センター数学の定石を覚えたり、センター形式の問題集をやったりして二次試験対策は後回しにしていましたが、結局、大した進歩はなくセンター数学は最後まで僕の足を引っ張り続けました。その後、高3でセンター対策が不十分なまま『理系数学の良問プラチカIIIC』『理系数学の良問プラチカIAIIB』、『新こだわって!国公立二次対策問題集数学』の微積発展編、行列・一次変換編を始めましたが、結局終わりませんでした。おかげで「京大阪大理系数学」の演習の結果はとても悪かったです(笑)。僕は数学が嫌いではありませんでしたが、とても苦手でした。結局、香川大の二次試験では数学は要りませんでしたが、面白い世界を知ることができたと思います。

役に立った数学の参考書・問題集

◆『新こだわって!国公立二次対策問題集数学 微分・積分 標準発展編』(河合出版)

◆『新こだわって!国公立二次対策問題集数学 行列・一次変換』(河合出版)

◆『理系数学の良問プラチカIIIC』(河合出版)

◆『理系数学の良問プラチカIAIIB』(河合出版)

国語の学習法

特にこれといった勉強をしていた覚えがありませんでした。おかげでセンターは大コケしました。良い子は真似しないようにしましょう(笑)。

高3からは諸事情により、中村公昭・中村祐介両先生の現代文を受講し、主に中村公昭先生には現代文の基礎知識を、中村祐介先生には現代文の構造からの読み方や設問の見方、引っかけ選択肢の見分け方の他、様々なテクニックを教わり、自分がなぜ間違えた選択肢を選んでしまったのかということにも分析を1対1でしていただき、とてもお世話になりました。

城福先生、木村先生には古文・漢文の文法におけるファーストチョイスは何であるかを教わり、とても役に立ちました。古文単語は詰め込みで12月から覚えまくりましたが間に合いませんでした(笑)。

授業で得た知識を元に、センターの過去問を70分程度で15年分程解きましたが、古典が足を引っ張り160点が関の山でした。

役に立った国語の参考書・問題集

◆『必修古文単語400』(桐原書店)

◆駿台文庫の実践問題集

理科の学習法

高1のときは研伸館の宮地先生の「高1物理化学エクセレント・アドバンス」を受講していました。当時の僕の頭には授業のレベルが高すぎてついていけないぐらいでしたが、比較的早い時期に物理と化学を幅広く学習しておけたことは高3の時になってとても役に立ったと思います。毎月の復習テストで何とか最下位にならないように頑張りました。

高2から高3では研伸館の森先生の「高2化学エクセレント」、「京大阪大化学」、網干先生の「高2物理エクセレント」、「京大阪大物理」を受講していました。森先生の授業は基礎力をつけるのに加え、応用力をつけるような授業で、後々難しい問題を解く思考力をつけることができました。網干先生の授業は僕の苦手な数学がベースであったものの、物理があまり得意でなかった僕にも分かりやすいものでした。授業の随所で微積を用いた解説があり、今までバラバラであった物理の公式などをまとめて理解することができました。高2の当時は、物理化学ともに授業の内容を授業中にすべて理解するようにつとめていたので、復習はあまりしていませんでしたがこれは成績があまり伸びなかった原因かもしれません。高3に入ってからはさすがに復習をするようになり、物理化学ともに『重要問題集』(数研出版)をやり始めましたが、化学は『重要問題集』の問題はあまり面白くなかった上、細かい知識に抜けがあったので『化学I・IIの新研究』(三省堂)をひたすら読み、反応機構や関連知識まで理解しようとしました。物理は「京大阪大物理」の授業ノートを参考書代わりに用いていました。恥ずかしいことなのですが、僕は化学も物理も『重要問題集』をすべて仕上げられず、実力不足と注意力不足を克服することができませんでした。みなさんには絶対にそのような綱渡りをしないでほしいと思います。僕は第一志望校の受験科目の関係で研伸館の村山先生の「センター生物」も受講していましたが、センター物理がコケたので結果的にいい判断であったと思います。

役に立った理科の参考書・問題集

◆研伸館の物理・化学・生物の授業テキストと授業ノート

◆『化学I・IIの新研究』(三省堂)

◆『物理I・II重要問題集』(数研出版)

◆『生物I合格39講』(学習研究社)

社会の学習法

センター現社

僕は元々高2から日本史選択でしたが、やはりしんどくて高3の6月に現社にかえました。12月までは不安のあった部分について教科書を読んだり、マーク模試を受けるぐらいしかしていませんでしたが、日頃から新聞を読むようにはしていました。

高3の12月からセンター現社の新課程の過去問と予想問題パック、河合出版の実践問題集をすべて1回15分で解きまくりました。間違ったところは見直しをしていましたが、それ以外には何もしていません。一応日本史Aも受験したのでネットで河合塾のサイトなどから過去問を15年分ほど集めてきて解いていました。しかし、結局日本史Aを受験したことは意味を成しませんでした。

役に立った社会の参考書・問題集

結局殆ど社会の参考書を読むことはありませんでした。受験した模試や河合出版の実践問題集、河合・代ゼミ・駿台・ベネッセのセンターパック(駿台は5回分) が参考書代わりでした。

科目別学力自己評価

科目別学力自己評価

センター試験から二次試験までの各科目の勉強の比重

センター試験から二次試験までの各科目の勉強の比重

センター対策の方法

英語

190点を目標に過去問の追試を4年分それぞれ50分で、河合・代ゼミ・ベネッセの予想問題も50分で各1回ずつ解きました。研伸館のセンター英語資料集では発音アクセントのみを確認しました。『頻出英文法・語法問題1000』(桐原書店)を用いて9月から12月まで文法問題の確認をしました。

数学

センター数学が一番の不安であったので新課程の追試本試をすべて2回ずつほどと、河合・駿台(5回分)・ベネッセの予想問題・河合のマーク式問題集を解きました。

国語

現代文・古文・漢文フルセットで追試本試を97年度ぐらいまでさかのぼって解きまくりました。

理科

大阪市立大を志望しており、理科は3科目勉強していたので、1科目30分で新課程の追試本試3科目をすべて、代ゼミ・駿台(5回分)・河合・ベネッセの予想問題、河合出版の実践問題集を解きました。

社会

新課程の追試本試をすべてと、代ゼミ・駿台(5回分)・河合・ベネッセの予想問題・河合出版の実践問題集をすべて解きました。


センター対策は練習量が命だと思います。本来は制限時間ぴったりでやるべきですが、とにかく練習量を稼ぐためには理科を半分の30分で解いたり、英語を50分で解くなどしてました。出来るだけ多くの問題に触れることがセンターでミスらない一番の秘訣だと思います。

受験会場の雰囲気

浪人生がかなり多く感じられました。中には前期の大阪市大で見覚えのあるような人までいました。 あまり友達としゃべっている人も多くなく、普通の受験会場の雰囲気といった感じでした。

香川大学 医学部 医学科 現役合格への秘訣!

とにかく、周囲の人に「あんたは落ちそうだ」とか何を言われても動じずに自分の道を貫くことが合格への一番の近道だと思います(実際僕も友達や担任に絶対受からないと思われていました)。また、進学校(?)では学校の成績が良くないと大学受験は絶対落ちるなどと言われますがそんなことは絶対ありません。

今年の受験生までしか通用しませんが、理系でも理科3科目+社会2科目などやり過ぎでもいいので出来ることはすべてやってしまう努力もするべきだと思います。僕は理科3つやっていたので物理をミスっても助かりました。

センターはミスったらすべてが終わりですから甘く見ないでください。

香川大後期対策

香川大の小論文は大きく分けて2つあります。1つは英文で書かれた文章を読んで要約したり、内容について自分の考えを述べたりするものなので、親に『The New England Journal of Medicine』 といったサイトの医学系英文を貰って、医学英語に慣れるようにしました。ここの英文は医学系の試験でよく出題されるようです。実際数年前にも香川大でも出題されています。「禁煙」や「水銀の体内への蓄積」などのテーマを3つか4つぐらい読みました。過去問は5年分やりました(赤本には3年分しかなかったので、残りの2年分は友達にコピーをもらいました)。あと、英単語の確認もしました。『ぼん単』(研伸館)で2500番まで目を通しましたが、実際に書けるレベルまで頭に入ったのは1500番ぐらいまでだったと思います。

もう1つの理科に関する日本語の論文はかなりエグいです(笑)。生物・物理・化学など幅広い分野から出題され、数学的知識を必要としたりするなど毎年どの範囲が出題されるか分からないので、幅広い知識が必要になります。その上、自分の考えや論理的考察を200~400字程度で記述させられます。過去問は5年分ほどやりましたが、添削などはしてもらいませんでした。

化学に関しては、中和や平衡といったテーマが多く出題されていたので、『化学I・II重要問題集』(数研出版)のレベルBぐらいの中和・平衡問題を解いていました。物理に関しては、二次試験で物理選択ではない人への配慮だと思いますが、そんなに難しい問題は出題されていませんでしたので、基本的な公式の確認を行いました。それと、たまに原子物理が出題されていたのでそこの分野の確認もしました。生物に関しては、僕はセンター試験で理科を3科目受験していたので、そのときのセンター対策の勉強をもう一度軽くやっていました。

また他塾の小論文対策講座も受講しましたが、香川大の小論文はかなり変わったタイプの試験だったので、あまり意味を成しませんでした。そんな時間があるのなら、英文に触れておいたり、初めて見るようなタイプの問題の説明文部分の読解力をあげるトレーニングをしたほうがいいです。時間は赤本に記載されているものに誤りがあり、英文に関するものが75分、そして15分の休憩をはさんで理科に関するものが75分でした。一般的には難度が高い試験とされていると思いますが、かなりユニークな試験なので、論理的思考力や論述力に少しでも自信があれば受けてみる価値はあると思います。現役生のみの推薦入試も同様な構成となっているようです。推薦入試の時期は11月で、二次の勉強に差し支えないのでこちらもチャンスが増えると思ってチャレンジするといいと思います。

入試面接の状況(香川大学 医学部医学科)

◆面接の方法

個人面接 面接官3人VS受験者1人

◆面接時間

10~15分×2

◆面接会場の略図

面接会場の略図

主に個人の経歴/考えについて聞く面接室1、個人の論理的思考力と自分の考えを述べる力を問う面接室2があります。香川大の面接官の中には相当きつい質問を浴びせる人もいますが、いくらカチンときても合格出来ると思うので心配しなくても大丈夫です。ちなみに面接官は医学科の教員とは限らないようで、学務課の人や看護学科の教員もいるみたいです。面接官には基礎医学の先生も多数おられるので面接の質問に対する解答は臨床医学だけをターゲットとした解答をするのではなく、基礎医学の分野も視野に入れた解答が望ましいと思われます。


◆質問内容と回答

≪面接室1≫

1.本学の志望理由は何ですか?

――3つありまして、1つ目は部活の先輩からいい大学と聞いていたこと、2つ目はもともと人とのつながりを広くもつことができる総合大学であること、3つ目は英語教育が充実しているということです。

2.高校時代の部活について

――吹奏楽部に所属し、副長をしていました。なので、周りと音を合わせる際に必要となる協調性や、人をまとめるリーダーシップには自信があります。

3.なぜ医師を志望しましたか?

――父が医師であったのでもともと医師という職業に憧れがあったのですが、中3の時にインドに研修に志願して参加し、医師への思いが更に強まりました。帰国した後、原因不明の高熱で隔離病棟に入院させられ、心身ともに医療スタッフの方々に助けられたこともあり、人の役に立つ医師になるという決意が固まったからです。

4.ほかにどこを受験しましたか?

――私立は東京慈恵会医科大、前期は大阪市立大学、AO入試で神戸大学を受験しました。

5.香川のイメージはどうですか?やはり田舎ですか?

――僕の住んでいるところの方が一面田んぼなどといった感じでさらに田舎なのでそんな感じはしません。

6.香川大学医学部はどんなイメージですか?

――廊下はちょっと寒いなと思いましたが、教室の中に入ってみたら学内無線LANや映像機器などの設備が充実しており、施設はすばらしいと思いました。

(後で聞いた話ですが、PET/CTやPET用のサイクロトロンなどもあり、都心の大学病院に負けないような施設があるそうです)


≪面接室2≫

1.日本人のモラル低下について具体例を挙げてください。

――大阪駅周辺で路面にガムがこびりついていることが思いつきます。

2.もっといい例があるはずです。またそれはなぜだと思いますか?

――日本古来からの周りのものすべてを大切にするという八百万の神の神話に象徴されるアミニズムの考 え方が薄れてきてしまっているからだと思います。(現社の内容ですが一歩間違うと神道の話になるので危険です)

3.医師のモラル低下について具体例を挙げてください。

――山本病院で保険の不正請求、手術ミスなどが思いつきます(直前に事件に関し大きな動きがあったの で敢えて出しました)。

4.医師のモラル低下はどのように対処すればよいですか?

――同僚同士で何かあれば指摘し合うなどするべきだと思います。(←僕の誤答らしい)

(正答例)

医学部入試や医師国家試験においてそういったモラルの低い人間を合格させない、病院の採用試験で合格させない、そういった人間を医者にならせないことが必要だと思います。

5.高速道路の無料化についてどう思いますか?

――場所を選べば賛成です。しかし、本四道路など、フェリーなどへの「外部不経済」を起こしかねない路線に対しては無料化するべきではないと思います。実際、劇的な効果は出ていませんが、ある程度の経済効果が出ているからです。また、赤字路線の損失補填のためにもいくつかの路線は有料のままである必要があると思います。

プロフィール

◆血液型

A型

◆好きな色

萌黄色

◆好きな歌・アーティスト

コブクロ

◆好きな番組

「世界の果てまで行ってQ」

◆お気に入りスポット

森林

◆好きな作家・本

星新一

◆好きな(オススメ)飲食物

カルピス

◆高校時代はまってしまったこと

フルート

◆本気で勉強し始めたきっかけは?

反面教師的なこと

◆受験前のリラックス方法

寝る

◆小学校時代しでかしてしまった大変な事

冬の池に落ちる

◆あなたにとって受験とは

転機

◆受験勉強で一番辛かった時期

できない数学の問題をずっとやらなければいけなかったこと。

◆親や親戚に医師はいますか?

はい

◆医療系のドラマなどは見ましたか?

「コードブルー1・2」「医龍1・2」「白い巨塔」「Dr.コトー」などを見ました。

◆最近、気になった医療系のニュースは?

山本病院

◆最近、気になった医療系以外のニュースは?

高速道路無料化

◆部活動はしていましたか?

吹奏楽部でした。高3の4月に引退しました。

◆医師を志したきっかけは?

中3の時のインド訪問の後の入院

◆医師として20年後の将来像は?

優しく話を聞ける医師

◆興味のある診療科は?

総合診療科

◆医学部入試において面接は必要か?

絶対必要!!

◆医師として大切なことを三つ

コミュニケーション能力/確かな技術/確かな信頼

◆面接対策はどのようにしましたか?

進学アドバイザーの森さんや大原さん、プライベートスクールの福田さん、地理の南先生、物理の網干先生などとの研伸館での練習、父親との自宅での練習をしました。医者として聞ききたくなるような質問を父親と列挙していき、Q&Aシートを作成して、NGな解答なども教えてもらいました。研伸館では主に前を見て大きな声で話すといった面接の基本的なことを練習しました。香川大の面接では現役生は加点があるみたいで、現役生の面接の点数は軒並み高かったようです。しかし、同時に香川大の面接の評価は浪人生と女の子に対しても甘いという話もありますから、格別に現役生が有利というわけではないようです。

研伸館中学生課程を振り返って

研伸館中学生課程の授業を受けたきっかけは何ですか?

小学校の時に習っていた先生が中学生課程で室長をしていて、たまたま久しぶりに電車で出会ったこと。

初めて授業を受けたときの印象は?

「中2数学SA」…天満先生の授業は僕の今までの数学の授業に対する認識を根本からひっくりかえすようなものでした。

毎週どんな勉強をしていましたか?

とりあえず、漏れがないようにはしていましたが、あまり勉強していた覚えがありません。

クラブ活動との両立はどのようにしていましたか?

学校の規定で週3までしかなかったので特に努力することなく両立することができました。たまにサボっていました。

英語・数学で最初につまずいた時期はいつですか?

中2の時期に英語数学ともに躓きました。英語は構造読解という観念が僕の頭に全くなかったためか、学校のテストで30点?をとり、数学も最初から最後まで躓きっぱなしでSAから落ちそうになることもしばしばでした。

中学生のときに英検を何級まで取得しましたか?対策は?

全く取得せず、高2でいきなり2級に挑戦して取得しました。

テストで悪い点を取ったときの思い出はありますか?

とても楽観的な人間なのであまりショックを受けたという記憶がなく、特にありません。

スーパー模試の思い出は?

数学が全くできず、勝手に自信を持っていた英語もこてんぱんにやられました。

中学生にメッセージを!

高3になるまでに実力がのびなくてもあきらめなければ、必ず合格は勝ち取れます!!マイペースでがんばってください。