三重大学 医学部医学科 現役合格

志望校・志望学部を決めた理由、時期

センター試験で国語を失敗したため、センター試験後に傾斜やボーダーを見て決めました。

出願した大学と学部学科

前期:三重大学 医学部 医学科(合格)

後期:信州大学 医学部 医学科(受験せず)

センター試験の得点

英語 リスニング 数IA 数IIB 国語
170 /200 40 /50 91 /100 90 /100 133 /200
物理I 化学I 政経 総合点数 換算得点率
96 /100 88 /100 82 /100 790 /950 83.2%

三重大学 二次試験の得点

英語 数学 物理 化学 面接 二次合計 二次+センター
180 /200 110 /200 82 /100 89 /100 100 /100 561 /700 1068 /100

※二次+センター合計 医学部医学科 【合格最高点】未公表 【合格者平均点】未公表
【合格最低点】未公表

 センター試験の換算点600点と二次試験の合計点700点の合算点。

英語の学習法

高1の時、『ぼん単』を風呂や電車の中で覚えました。学校の進度に合わせて『Forest』を一通り読みました。そして、その後、たまに読み返していました。あとは学校のテキストをテスト前に読みました。高1の終わりから『英語頻出問題総演習(即戦ゼミ)』などで基礎を固めました。『英語頻出問題総演習(即戦ゼミ)』は高3の最後まで空いた時間を利用して繰り返していました。高2になってから、学校の授業でCDの速さに合わせてSVをふったり、スラッシュを入れたりして、構文を取る力や、速読の力をつけていきました。高2の時には、『基礎英語長文問題精講』もやっていました。高3になってからは、『英語長文問題精講』(旺文社)を買ってきて、理系の教科の勉強に飽きたらやっていました。英作文は、『基礎英作文問題精講』で基本表現を固めました。この問題集は入試直前に何回もやりました。

英語は、やるだけ力が付き、安定しやすい教科であり、英語ができる人は強いので、かなりやる価値のある教科だと思います。できるだけ暗記することは移動などの隙間時間に固め、どんどん長文を読み、文中で使われる生きた英語・熟語、様々なテーマに触れ、ストックを増やすことが大事です。また、単語帳で見たことのある単語でも、辞書を引き、その他の意味や用例を見るのも大事です。英作文に関しては、日本語で言い換えられる部分は言い換えて、またできるだけ知っている定型表現で書くように心がけました。

ちなみに、三重大学の英語は基本的。英作文もかなり易しいです。過去問は15年分ぐらい解きました。

役に立った英語の参考書・問題集

◆『ぼん単』(研伸館)、『英語頻出問題総演習』(桐原書店)、『Forest』(桐原書店)

英語の基礎固め

◆『基礎英作文問題精講』(旺文社)

短文で覚えやすいし考えやすい。英作文の基本表現はこれで。

◆『基礎英語長文問題精講』(旺文社)

数学の学習法

高1の時は、研伸館の西田先生の「高1数学エクセレントW」を受講していました。この授業に合わせて勉強のペースを作ることができたので良かったです。高1の時は、研伸館で習った内容を到達度判定試験直前に詰め込んだり、学校のテスト直前に勉強したりするぐらいでした。高1の終わりから高2の夏にかけて、『赤チャート』のIAIIBをひたすら何周もしていました。高2の時は、研伸館の笹谷先生の「高2数学エクセレント理系」を受講していました。笹谷先生の「高2数学エクセレント理系」は非常に良かったです。高2になり、数IIIも習い始めたので、『青チャート』の数IIICを進度に合わせてやっていました。高2の終わりに『1対1対応の演習』のIAIIBIIICを買い、最後までこれを使っていました。『1対1対応の演習』は何度も繰り返しました。高3の10、11月に『理系数学の良問プラチカIIIC』も試しにやってみました。過去問は15年分解きました。

問題集のやりかたは、物理・化学も同じなのですが、1周目は普通に解き(詰まったら5分以上考えない)、×をつけていました。2周目以降、完璧にできた問題は読むだけか飛ばす。解けなかった問題は読んだり解いたりする。解けなくても気にせず次へ。これを繰り返すうち、解法のポイントが見えてくるのでマーカーなどでチェック。そのうち問題も解法も覚える。最終的には大学への数学は読み物になっていました。復習の速度も上がるので、1冊を何周も反復するのがポイントです。

役に立った数学の参考書・問題集

◆『赤チャート』、『青チャート』IAIIBIIIC(数研出版)

学校で購入したものです。ある程度解けるから、やってて気が楽です。

◆『1対1対応の演習』IAIIBIIIC(東京出版)

やりこんだ。

◆『理系数学の良問プラチカIIIC』(河合出版)

国語の学習法

高3の11月の終わりから対策をはじめました。過去問は平均160点前後だったのですが、本番で130点台だったので、詳しい勉強法は省略します。『赤本』に掲載されている過去問を追試も含めて全て解き、『現代文解法 565(ゴロゴ)パターン集』を高3になって、『決める!センター国語 現代文』、『決める!センター国語 古文漢文』は高3のときに3~4回程度やったぐらいです。

センター試験本番、古文が全く読めずにパニックになりましたが、傍線部解釈問題は実は一単語の訳や文法だけで決まることもあるということを知っていたので、問題文のみで答え、何とかこらえました。国語が終わった後、絶望感に襲われ、次の英語に引きずってはいけないと思い、休憩時間に大学内を走り回り、気持ちを切り替えてから英語を受けました。

役に立った国語の参考書・問題集

◆『ゴロ565』(アルス工房)

古文単語を語呂で覚えるので覚えやすい。CDで聞いて覚えた。

◆『決める!センター国語 現代文』、『決める!センター国語 古文漢文』(学習研究社)

さわりに。

◆『現代文解法 565(ゴロゴ)パターン集』(アルス工房)

メルマガも情報が色々入って心強い。

理科の学習法

物理・化学は範囲があまり広くないので、やはり数学と同じように、同じ問題集を何度もやり、典型問題、標準問題を完璧にするべきです。どちらも高2から習い始め学校で配られた『センサー物理Ⅰ・Ⅱ』などで基礎を固め、高3から『重要問題集』などで力をつけました。

物理

高2の時に研伸館の網干先生の「高2物理エクセレント」、高3の時に網干先生の「京大阪大物理」を受講していました。「高2物理エクセレント」と「京大阪大物理」の復習の時にテキストの問題を何回も解き直しました。物理は公式の意味を理解し、イメージすることが大事です。各分野毎の勉強法は以下の通りです。

力学:多くのモデルに触れること。

波動:ドップラー効果などをしっかりやることです。公式を作る段階から理解すること。

電磁気:公式、定義を理解すること。交流はあまりひねった問題は出にくい。

物理は一文字忘れて連鎖的に後の問題を落とすのが怖いので、見直しをしっかりすること。研伸館の網干先生の「京大阪大物理」はためになりました。研伸館の授業以外に、高2の終わりから『名問の森』もやっていました。

化学

高2の時に研伸館の宮地先生の「高2化学エクセレント」、高3の時に研伸館の岡内先生の「京大阪大化学」を受講していました。「高2化学エクセレント」と「京大阪大化学」の復習はノートを1~2回見直した程度です。各分野毎の勉強法は以下の通りです。

理論:気体の状態方程式、気液平衡の問題などの分野は計算が面倒なので、問題集のその章だけを何周も解いたり(立式のみして解答見つつ)読んだりして、解き方のパターンを理解してから計算も含めて解くようにしました。電離平衡などもパターンは大体決まっています。

無機:模試の直前に暗記することを繰り返しました。

有機:高分子も無機同様に模試直前に詰め込みました。夏期講習の岡内先生の「京大阪大有機化学特講」は力がつきます。

役に立った理科の参考書・問題集

物理

◆『センサー物理I・II』(啓林館)、『物理I・II重要問題集』(数研出版)

◆『名問の森』(河合出版)

力学、波動、熱学、電磁気。1題1題が大きいので、頭に残りやすいです。やりこみました。

化学

◆『セミナー化学I+II』(第一学習社)、『化学I・II重要問題集』(数研出版)

やりこみました。

◆『化学I・IIの新研究』(三省堂)

辞書のように使いました。

社会の学習法

センター政経

政経を選択していました。高3の11月上旬に始め、お風呂に入りながら教科書を読んでいました。下旬に、模試も終わり、本格的に始めました。何周かして、ある程度覚えてきたら、過去問を始めて、『赤本』(教学社)に掲載されている問題を追試も含めて全部やりました。過去問は似たような問題が何度も出るし、解答の解説もかなり得るものが多いので、熟読しました。『畠山のスパッとわかる政治・経済爽快講義』(栄光)をやりました。

役に立った社会の参考書・問題集

◆教科書

◆過去問に載っている時事問題

◆過去問

科目別学力自己評価

科目別学力自己評価

センター試験から二次試験までの各科目の勉強の比重

センター試験から二次試験までの各科目の勉強の比重

センター対策の方法

英語

11月下旬に過去問01~10年。リスニングは寝る前に聞いた。

数学

IAの図形問題は慣れていないので重点的に。IIBは素早く丁寧に。07~09年と図形問題をやった。

国語

過去問全部。11月の終わり頃から。

理科

波動の覚える部分。過去問07~09年。

社会

11月上旬から。教科書。過去問全部。

受験会場の雰囲気

年上の人が多い。机は学校と同じ大きさ。暖房はつけないと書いてあるが、普通につけていた。昼食で引き換えられる弁当は量が多い。面接は雑談が大半。面接官は優しい。医療知識はあまり聞かれないが、対策はすべき。

三重大学医学部 現役合格への秘訣!

基礎をしっかり固め、1冊の問題集を何度も解いたり読んだりして、標準問題を素早く完全に解けるようになることを目指したこと。1冊をやりこんだことにより、復習にかかる時間がとても短くなったこと。部活を通して体力、集中力がついたこと。隙間時間に暗記物をしたこと。

入試面接の状況(三重大学 医学部医学科 前期日程)

◆面接の方法

個人面接 面接官2人VS受験者1人

◆面接時間

約10分

◆面接会場の略図

面接会場の略図

◆質問内容と回答

1.どうして三重大学を志望したのですか?

――三重大学は、国際交流に力を入れていて、研修などで海外に行けることが魅力的で、また、心臓疾患やがんの研究に力を入れていることも理由の一つです。

2.将来、何科に行きたいですか?

――科に行きたいと思っています。

3.三重大学の印象は?

――広くてきれいです。海が見えて感動しました。

4.大学生活でどんなことをしたいですか?

――医学書を読んで意識を高めたいです。また、色々な人たちと交流したいと思っています。一人暮らしが・・・(このへんで打ち切られました)。

5.どのような高校生活を送ってきましたか?

――部活に打ち込んで、体力、集中力、精神力がつきました。また、感謝の気持ちの大切さや試行錯誤することを学びました。中学の時は部長をしていました。

6.今までに感動したことはどんなことですか?

――部活の引退試合直前にねんざしたが、部員の親が医者で、痛み止めをもらい、何とかプレーできて本当に嬉しく、感動しました。

プロフィール

◆血液型

A型

◆好きな色

青色

◆好きな歌・アーティスト

BUMP OF CHICKEN

◆好きな番組

「イロモネア」

◆お気に入りスポット

布団の中

◆好きな作家・本

伊坂幸太郎

◆好きな(オススメ)飲食物

カレー

◆高校時代はまってしまったこと

ギター

◆本気で勉強し始めたきっかけは?

周りの雰囲気

◆受験前のリラックス方法

深呼吸、指をグルグル回す

◆小学校時代しでかしてしまった大変な事

友達を掃除箱に閉じ込めたまま忘れた。

◆あなたにとって受験とは

努力し続ける大切さを知ること。

◆受験勉強で一番辛かった時期

センター試験後から二次試験まで。緊張が途切れ、急激にやる気がなくなった。

◆親や親戚に医師はいますか?

います。

◆医療系のドラマなどは見ましたか?

いいえ。

◆最近、気になった医療系のニュースは?

山本病院の事件。そんな悪い医師が本当にいるのかと思った。

◆部活動はしていましたか?(引退時期は?)

バスケットボール。4月

◆ボランティア活動はしましたか?

数回。

◆医師を志したきっかけは?

人のためになる仕事がしたかったから。

◆医師として20年後の将来像は?

働き盛り。

◆興味のある診療科は?

外科

◆医師として大切なことを三つ

患者と信頼関係を築けるコミュニケーション能力、技術、体力

◆面接対策はどのようにしましたか?

研伸館の網干先生に模擬面接をしてもらいましたが、ボロボロでした。