滋賀医科大学 医学部医学科 現役合格
E.H.さん
- 出身高校
- 四天王寺高校
- 進学大学
- 滋賀医科大学 医学部医学科
志望校・志望学部を決めた理由、時期
学部は高校に入学した頃。人の役に立つことのできる医師という職業に憧れを感じて。大学はセンター試験後。地域医療に力を入れていて家から通えることと、センター試験の傾斜配点を見て決めました。
出願した大学と学部学科
前期:滋賀医科大学 医学部医学科(合格)
後期:福井大学 医学部医学科(受験せず)
AO入試:神戸大学 医学部医学科(一次合格、二次不合格)
センター試験の得点
英語 | リスニング | 数IA | 数IIB | 国語 |
---|---|---|---|---|
186 /200 | 42 /50 | 100 /100 | 72 /100 | 188 /200 |
物理I | 化学I | 地理B | 総合点数 | 得点率 |
95 /100 | 96 /100 | 82 /100 | 861 /950 | 90.6% |
傾斜配点:542.7/600点(90.45%)
大学別模試の判定
■神大オープン(秋):D判定
■神大実戦(秋):C判定
英語の学習法
高1、高2では、研伸館の神崎先生の「高1英語特別選抜S」、「高2英語特別選抜S」を受講していました。予習をしようとしましたが、「高1英語特別選抜S」、「高2英語特別選抜S」のテキストは難しく、なかなか進みませんでした。その代わり復習でテキストの文法問題を解きました。この2年間、神崎先生に学んだおかげで、英文法がかなり身に付き、英文の文構造もずいぶん取れるようになりました。ただ単語を覚えるのがとても苦手でさぼり続けたのが後々に響くことになりました…。
高3では研伸館の小山先生の「京大阪大・医学部英語」を受講していました。授業で扱う教材はいつもとても難しく、予習もままならないこともしょっちゅうでしたが、授業前に、1時間程かけて、英文に目を通し、下線部訳はするようにしていました。ほとんどいつも見当外れな訳をしていました…。英作文はほぼ毎週添削に出していました。前期は毎週授業内で実施される“鬼テスト”という小山先生独自のテストのためもあり、復習に力を入れていました。何度も、多い時には30回くらい英文を音読していました。夏休みには前期の英文を白文で読み直し、忘れていた単語や構文にチェックを付けました。後期は授業直後に英文を読み返す程度の復習しかできていませんでした。
問題集は、高3の夏休みに『英文読解の透視図』(研究社出版)をやりましたが、全てやった訳ではありません。
センター試験対策には、夏期講習で小山先生の「センター突破の英語[発音アクセント・会話・文法構文]」を受講し、その中で小山先生の仰っていた、英文を読んで出てきた苦手なコロケーションを集めること、を地道に続けていました。また、よく似た単語(お金系、お客系、など)をノートに書き出していました。センター英語で80分集中し続けるのが苦手で最後まで点数が安定せず不安だったので、直前には2日に一度程演習し、問題で出てきた発音アクセントで覚えていないものは書き出し、毎日眺めるようにしていました。あとは、『2015マーク式総合問題集 英語』(河合出版)、『2015大学入試センター試験実戦問題集 英語』(駿台文庫)と2010年以降の過去問、2010年より前の過去問は発音、アクセント、文法の問題だけ解きました。
センター試験後には滋賀医科大学の過去問を6年分くらい解きました。英作文は今まで書いたことのない長さでとても書けそうもないと感じ、入試3日前まで完全に捨てるか途中まで書くかにしようと思っていましたが、小山先生に英作文の答案を見て頂き相談して、他の小問よりも英作文を優先してきちんと書くことにしました。本番ではしっかり書くことができ良かったです!また、直前期に安心するために『EXPLORATION III』を復習していました。
滋賀医科大英語を解く順番と時間配分
初めに全体に目を通して大問数を確認し、大問1の小問が英語で書かれていたので、大問2から解き始めました。それから英作文を見ると大問1と絡められていたので大問1をざっと解き、その後英作文を書き切りました。残った時間で空いていた小問で解けそうなものから埋めていきました。
役に立った英語の参考書・問題集
◆『EXPLORATION III』(研伸館)
板書を全て書き込んでいました。最後にはとても良い参考書になっていました。入試当日の朝も見直していました。
◆『ぼん単』(研伸館)
結局、単語はほとんどこれしかしませんでした。高2から英文を読んでいて分からない単語が出てきたら線を引き、チェックを付けるようにしていました。何度もチェックを付けるうち苦手な単語も頭に入っていきました。入試直前まで1から1800を繰り返しやり直しました。
数学の学習法
高1では研伸館の山林先生の「高1数学S」を受講していました。とても分かりやすく緊張感のある授業でした。数学の基礎を作って頂いたと思います。「高1数学S」の復習としてノートの見直しをしていました。また、山林先生から指示があった問題は次回までに解いていました。
高2では研伸館の笹谷先生の「高2数学S[数III]」を受講していました。授業はとても分かりやすかったのですが、復習は学力診断テスト前に大慌てでテキストの問題を解き直すといった調子で、正直さぼり気味でした。そのため数IIIが定着するまでにずいぶん時間がかかることになってしまいました。11月の秋スタ以降の演習では、ノートにあらかじめ問題を書いておき、その下に板書をするようにして、復習しやすいノートを作っていきました。また、山林先生からアドバイスを頂き、自治医大の問題を解きました。
高3では引き続き笹谷先生の「京大阪大・医学部理系数学」を受講しました。扱われる問題は全てとても難しく、予習で解き切れた問題はほとんどありませんでしたが、難しい問題にも見た目だけで諦めず立ち向かっていけるようになったと思います。前期は高2の11月~2月の授業ノートの問題を解けるようになることを目標にしました。『京大阪大・医学部理系数学 第2章』を完璧にするようにと言われていましたが、『京大阪大・医学部理系数学 第2章』と秋スタ以降の授業で扱われた問題がほとんど重なっていて、板書がカラフルで見やすかったのでノートを復習していくことにしました。初めはどの問題も自力では記述できませんでしたが、解けなかった問題の答案は毎日何度も書くことで覚え込んでいきました。1問1問にとても時間のかかる方法で、夏休みまでに1周、夏休み~秋に1周することしかできませんでした。『難関大学への数学 50の定石[IAIIB]』(研伸館)も夏までに1周しました。秋以降は毎週の「京大阪大・医学部理系数学」の演習の復習を心掛けていました。11月には大学別模試のために神戸大の過去問を3年分解きました。
センター試験対策には『チャート式 30日完成!センター試験対策』というシリーズのIA、IIBを1周して全単元を網羅してから、『2015マーク式総合問題集 数学IA』、『2015マーク式総合問題集 数学IIB』(河合出版)、『2015大学入試センター試験実戦問題集 数学IA』、『2015大学入試センター試験実戦問題集 数学IIB』(駿台文庫)で演習しました。センター試験の過去問は直前期に少しだけ解きました。
センター試験後にはまず高2の11月~2月の授業ノートを解き直し、次に高3前期の「京大阪大・医学部理系数学」の授業ノートをさらっとやり直しました。それから滋賀医科大学の過去問を6年分程やりました。「京大阪大・医学部理系数学」の後期の演習も解き直し、『難関大学への数学 50の定石[IAIIB]』も見返しました。
滋賀医科大数学を解く順番と時間配分
1→2→4→3の順番で解き、残った時間で空けているところを埋めたり計算ミスがないかチェックしたりしました。いつも前から解いていきますが、大問3が苦手な感じだったので一度飛ばしました。滋賀医科大では高得点を取るというよりは取るべきところを確実に取ることが大切だと思ったので、自信のない問題に手を付けるよりも計算ミスのチェックを優先しました。ケアレスミスだけはしないように…と思っていたのですが、解答速報を見て大きなケアレスミスに気がついて絶望していました(笑)。
役に立った数学の参考書・問題集
◆高2の11月~2月の「高2数学S」の授業ノート
みんながやっていた『京大阪大・医学部理系数学 第2章』の代わりにやっていました。何度も解きました。受験当日の朝にも見返していました。
国語の学習法
国語はもともと得意な方でした。高1、高2は、学校の授業をきちんと聞き、定期テストでちゃんとした点数を取るように心掛けていました。ですが、センター形式の問題は苦手で、どう解いていけばいいのかよく分からず、センター試験チャレンジなどの点数もあまり良くありませんでした。
高3前期は研伸館の中村祐介先生と山根先生の「センター試験国語」を受講していました。特に評論は、祐介先生のおかげで、ルールに従えば「戦い方はいつも一緒」で解けるのだということが分かりました。授業を重ねるごとに解き方がしみついていき、だんだん正答率が上がっていきました。山根先生は授業で扱う作品のあらすじや時代背景を面白おかしく話してくださって、イメージがしやすく、頭に入りやすかったです。「センター試験国語」の予習ではテキストの問題を解き、復習ではテキストやノートを読みながら授業内容を思い出して解き方のチェックをしていました。
夏期講習は研伸館の城福先生の「センター突破の古文漢文・夏・」と、中村祐介先生の「センター突破の現代文・夏・」を受講しました。城福先生の授業で漢文はSVOの構造をとっていけば読めるのだと教わり、漢文がずいぶん読みやすくなりました。祐介先生の現代文では毎日評論と小説の両方が扱われ、評論はだいぶましになっていたのですが、小説が、先生のキシコセルールを使って解こうとすると逆に間違う毎日でした。そこでキシコセを完全に適用するのは諦め、小説は自分の感性だけで解いていく以前の方法に祐介先生の解き方を混ぜた自分流の方法を編み出していきました。また夏休みの間に『古文単語 FORMULA 600』(東進ブックス)と『よろづのことのは』(研伸館)の古文漢文編をそれぞれ1周しました。
秋以降は研伸館の授業は受講せず、学校のセンター演習をまじめに解き、また中村祐介先生に頂いたプリントのペースに合わせてセンター現代文の過去問を解いていきました。11月くらいからは古文漢文も合わせて本番どおり80分で解きました。12月末からは『2015マーク式総合問題集 国語』(河合出版)、『2015大学入試センター試験実戦問題集 国語』(駿台文庫)を毎日1回ずつ解いていました。最後まで上手く解けなかったのは古文ですが、主語を意識する、などの根本的なことに意識を向けて、毎日解いていく中で少しずつ改善していきました。センター国語は数をこなせばある程度解けるようになっていくと思います!
前期が終わった後は中村祐介先生に後期の小論文を添削して頂きました。前期の発表の前日までお付き合いいただいて本当にありがたかったです。
理科の学習法
化学
高1の頃は学校の授業をしっかり聞き、定期テストに合わせて『セミナー化学』(第一学習社)を少なくとも3周して理解に努めていましたが、頭のなかがごちゃごちゃになっていて苦手な科目でした。高2になってからは研伸館の市道先生の「高2化学S」を受講するようになりました。この授業はいつも興味深く、暗記ではなく理解して化学を解くことを学びました。
高3でも引き続き研伸館の市道先生の「京大阪大・医学部化学」を受講しました。前期の授業では、授業後に板書と合わせて先生の口頭での説明も自分なりに付け加え、ノートをまとめ直すようにしていました。授業の範囲に合わせて『化学の新研究』も読んでいました。夏休みは前半は『化学入試精選問題集』(河合出版)の理論化学分野を苦手な単元から解いていき、後半は有機化学に費やしました。初めにスペシャルタームで研伸館の岡内先生の「夏に制覇!有機化学攻略法」を受けました。目の前でどのように構造決定をしていけばいいのかを順序立てて見せてくださり、とても分かりやすかったです。この時のテキストは3回くらい解き直しました。それから市道先生の夏期講習を2週間連続で受講し、その予習、復習と配られる補充問題をこなすことに追われました。どの問題もとても難しかったです。講習の後も『有機化学演習』(駿台文庫)や補充プリントで夏中構造決定を解き続けました。おかげで秋には構造決定が得意になっていました。秋以降は授業の復習に加えて苦手な単元を『化学重要問題集』(数研出版)や市道先生から頂いたプリントで補っていきました。11月には大学別模試のために神戸大の過去問を3年分解きました。大学別模試の後はセンター試験対策に入り、初めに『チェック&演習 化学』(数研出版)を1周したあと、物理と交互で2日に1回、『2015マーク式総合問題集 化学』(河合出版)、『2015大学入試センター試験実戦問題集 化学』(駿台文庫)で演習をしました。センター試験の過去問も解きました。曖昧な知識などはノートにまとめて書き出し、毎日眺めていました。
センター試験後は滋賀医の過去問を解いていきました。12年分解きましたが、化学は遡っても理論で出題されている単元があまり重ならず、過去問で当たらなかった単元が出る確率が高いなあと思い、最後にその単元を問題集で確認するつもりでしたが、なんと忘れていました。試験では過去問で解いていなかった酸化還元や気液平衡が出て、“しまった!”と思いました。過去問に出てきた論述問題はほぼすべて市道先生に見て頂きました。同じ問題は出ないけれど論述を書くときのポイントを掴むためにも添削して頂いた方が良いと思います。また、直前期は「京大阪大・医学部化学」のノートの見直しもしていました。
物理
高1、高2は学校の授業をしっかり聞き、定期テストでちゃんと点数を取ることを目標にしていました。高2の時しばらく研伸館の網干先生の「高2物理S」を受講しましたが、習い事との両立が難しかったこともあり辞めてしまいました。定期テスト前には『センサー物理I・II』(啓林館)を2、3回解いていました。やった問題で解けない問題がないようにしていました。
高3になってからは網干先生の「京大阪大・医学部物理」を受講しました。いつもとても難しかったです。ですが、テキストの問題は目新しく良い問題で、物理の問題が難しい滋賀医科大に出願できたのは「京大阪大・医学部物理」を受講していたからだと思います。「京大阪大・医学部物理」の復習では、ノートを見直して、公式を整理していました。夏休みの初めに猛烈なペース(2週間程)で『体系物理』(教学社)と『良問の風』(河合出版)の初め~波までの分野をそれぞれ1周しました。が猛烈すぎて効果があったのか正直よく分かりません…。それから『名問の森』(河合出版)の赤いチェックの付いている問題だけを波の単元まで1周しました。夏休みが終わってからは、10月のマーク模試で良い点を取りたかったこと、物理の基本がしっかりしていないと感じたことから、学校で配られた『チェック&演習 物理』(数研出版)を電気までしっかり1周しました。『名問の森』の電気や前の方の問題で赤いチェックがついていないところも解いていました。マーク模試の後は大学別模試に向けて神戸大の過去問を3年分解きました。大学別模試後、物理は特に二次試験対策のぼろぼろ感が甚だしかったので網干先生に相談に行ったのですが、センター試験対策に専念した方が良い、ということだったのでセンター試験対策に切り替えました。『チャート式 30日完成!センター試験対策』の物理を1周し、『2015マーク式総合問題集 物理』(河合出版)、『2015大学入試センター試験実戦問題集 物理』(駿台文庫)を2日に1回のペースで解きました。『27年用 センター試験実践模試 物理』(Z会出版)も解きました。1996年より前のセンター物理の過去問や、それ以降の年度の問題も苦手な分野のものは解いていきました。演習をしていて覚えていない知識などが出てきた時には研伸館の『基本公式ハンドブック』になんでも書き込んだりメモを貼り付けたりしていました。
センター試験後は「京大阪大・医学部物理」の1年間のノートを見返してから、滋賀医科大の過去問を解いていきました。初めは全く埋められませんでしたが毎日解いているとだんだん慣れていきました。12年分くらい解きました。苦手な分野は『名問の森』を解き直して思い出しました。
理科二科目を解く順番と時間配分
化学70分→物理60分→残り20分空いているところを埋める、という感じでした。いつもは化学をさっと終わらせて物理に時間をかけていたのですが、今年は物理は易しめで、化学の出題が苦手な分野で時間がかかりました。
役に立った理科の参考書・問題集
◆『基本公式ハンドブック』(研伸館)
分からない公式などがでてきたら調べてチェックを付けたり、色々書き込んだりして自分のものにしていきました。
◆研伸館の「京大阪大・医学部物理」のノート
微積の計算のところはいつも飛ばして読んでいました(ごめんなさい)。何度も眺めていく中で流れが頭に入りだんだん物理が定着していったように思います。
◆研伸館の「京大阪大・医学部化学」のノート
化学の勉強をする時はいつも手元に置いていました。自分なりに作り込んだ参考書のようになっていました。
◆『化学の新研究』(三省堂)
何でも載っていて偉大な参考書です。
社会の学習法
センター地理
高2で高校の地理がスタートし、学校の授業をきちんと聞いてノートも丁寧に作っていましたが、知識が混乱してぜんぜん頭に入っておらず、苦手な科目でした。
高3では1年間、研伸館の南先生の「センター試験地理」を受講しました。3月から地理に時間をかけることになりましたが、そのぶん直前の負担は小さかったと思います。南先生の地理は本当に分かりやすく、聞いているだけで知識が整理されて自然と頭に入りましたし、いつも楽しく面白い授業でした。毎週地理のある土曜日が楽しみな程でした。授業後1週間以内に習った分野の『鉄壁地理問題集』を解くことは欠かさずやっていました。夏、冬も南先生が配ってくださったスケジュール通りにこなし、12月に入ってからは毎日地理に触れていました。南先生の授業では7色の蛍光ペンが必須ですが、揃えるのが面倒な人には色鉛筆がおすすめです。私は1年間色鉛筆で塗っていました。地図を塗りつぶすこともできて色分けがよりはっきり目に焼きつく気がします。また、『2015マーク式総合問題集 地理B』(河合出版)も直前期に解きました。
役に立った社会の参考書・問題集
◆「センター試験地理」のテキスト
何度も見直しました。受験が終わったのに捨てられないほど愛着があります(笑)。
◆『鉄壁地理問題集』(研伸館)
習った1週間以内にその分野を解き直し、夏、冬にも解き直しました。
科目別学力自己評価
センター試験から二次試験までの各科目の勉強の比重
センター対策の方法
過去問は何年分解きましたか?
国語は16年分、英語は5年分の本試と追試、リスニングは9年分、理科は1996年以前の7年分
過去問以外を使った対策はしましたか?
国語、英語、数学、理科、全て河合、駿台の実践問題集を解きました。英語は学校で配られていた問題集も解きました。地理は河合の実践問題集を解きました。青パック、Kパックも解きました(どちらも82%くらいしか取れませんでした、自信喪失に繋がると嫌だから、と解かない友達もいました)。
いつごろからセンター対策に本腰を入れましたか?
11月末くらい
センター直前期の焦り
間に合わない!と思って焦りましたが、時間的に手を出せない部分には目をつぶり、これだけやったから大丈夫と自分に自信を与えるように心掛けていました。
センター対策について、後輩へのアドバイス!
演習では毎回の点数を気にするより、間違った問題を二度と間違わないようにしようという気持ちが大切だと思います。点数の悪い時は本番より前にたくさん苦手に気づけてラッキーです。と思うと悪くても気楽になるし逆に燃えられる!気がします。あと、演習の時は時計を本番の時間にセットして解くといいと思います! 例えば英語の演習をするときは何時だろうと時計を3時10分にセットして始めます。本番通りの針の位置で時間配分に慣れることができます。
滋賀医大医学部 現役合格への秘訣!
センター試験でも二次試験でも、本番は自分を信じて落ち着いて受けること。自分を信じられるように勉強を積み重ねること! 滋賀医科大は二次試験で逆転できると言われがちですがセンター試験と二次試験は1:1だし、センター試験が取れるに越したことはありません。二次試験は過去問を十分に解いて形式に慣れると良いと思います。
二次試験の受験会場の雰囲気や面接待機場の雰囲気
80人弱のあまり大きくない部屋で、私は一番後ろで隅の席だったので伸び伸びしていました。小山先生のアドバイス通り部屋の四隅を確認し、面白い浪人生をチェックしていました(笑)。答案回収の時は受験生全員が良くできたという表情をしているように見え少し不安になりました。昼食時は誰も話さずしんとしていました。面接の待機場は受験会場と同じ場所です。待機時間が長過ぎて退屈でした。寝ている人もいました。私も少し寝てしまい、そのあとは『医学部入試面接対策 虎の巻』(研伸館)の全然関係ない大学の面接の様子などを読んで気を紛らしていました。
入試面接の状況 [神戸大学 医学部医学科 AO入試]
◆面接の方法
個人面接 面接時間:約20分 面接官3人 受験者6人
◆質問内容と回答
12月の初めに、中村祐介先生から「AO入試を考えているならセンター試験前にある程度自己推薦書を考えておくと良い」というアドバイスを頂いていました。そこで南先生に過去の合格者の方の自己推薦文を読ませて頂いたりして、何を書くかはセンター試験前に何となく決めていました。
センター試験は一次試験を通過できるかできないか、くらいの結果でしたが、前期の勉強をしっかりやりつつも、AO入試に出願しようということになりました。センター試験2日後の午前中にとりあえず書き上げて、それ以降は毎日添削をして頂いては手直し、を繰り返していました。添削は学校の担任の先生、中村祐介先生、網干先生にお願いしました。もっと自分をアピールすること、もっと具体的に書くこと、面接官に問われて答えられることを書くこと、などのアドバイスを頂きました。願書は最終的に締め切りの2日前に出しました。
AO出願後は前期のための自習とAO対策を並行してやっていきました。『医学部入試面接対策 虎の巻』を読んだり、自己推薦書に関しての質問を想定しては答えを考える、ということです。面接の練習は学校の先生に1回、祐介先生に2回、網干先生に3回して頂きした。初めて祐介先生に練習して頂いた時は緊張し過ぎて用意していたことすらほとんど話せませんでした。それ以降できるだけたくさん面接練習をして頂くようにしました。
1月31日に西宮校で本番さながらの「神大医学部AO入試対策講座」がありました。この日に、講義内容の暗記が思っていたよりもずっと難しいことが分かりました。対策講座の後、網干先生と少しお話をしてアドバイスを頂きました。講義内容をしっかり覚えることや、受け答えをもっとにこやかに、といったことです。笑顔を混ぜて、というのは網干先生が一番気にされて指摘してくださったことで、意識して練習していくうちにだんだんできるようになっていきました。この講座の結果が郵送されることになっていたのですが、届くのが遅くて、中を見たのは二次試験の後でした…。身だしなみのことや、話し出すまでに時間のかかることなどを指摘されていました。
「神大医学部AO入試対策講座」以降は質問に対して自分の言葉で答えられるように医療知識などをルーズリーフにまとめ直しました。すらすら話せるように何度か口に出してみて、母に聞いてもらったりもしました。出来ることは全てやっておこうという気持ちでした。また、網干先生に過去の「神大医学部AO入試対策講座」の講義ビデオを見せて頂いて、その授業内容についての質問も含めた面接練習も一度していただきました。面接に関しては中村祐介先生にも網干先生にも、そのままいけば普通の質問は大丈夫、と言って頂ける程に成長しました。
当日は十分にリラックスして試験に臨むことができました。講義の内容は「ゲノム解析とインフォームドコンセント」。特にゲノム解析は物理選択だったこともありほぼ無知な分野で、その上スライドを進めるスピードが速く、講義中は意味を考える間もなくただメモをとるのがやっとな状態でした。その後すぐに記述試験でしたが、マス目状の紙で、5題の問いに200字以内で答える形式に変わっていて驚きました。同じようにマス目のある下書き用紙も頂きましたが、時間がないので、講義のメモを見ながら頭の中で答えを何となくまとめ、直接解答用紙に解答を書いていきました。5問のうち、自覚できるなかでも1問は不備のある解答、1問は曖昧な解答を書いてしまったと思います(内容をまるで覚えていないです…!合格者の方のものをぜひ参考に…)。
昼食後面接の待機会場に移動して、面接直前まではずっと講義内容を覚えていました。
面接の順番が巡ってきて、ノックをし、失礼しますと言ってドアを開け、一礼して部屋に入りました。とても小さな部屋で、横幅は3人の面接官がやっと並べるくらい、縦幅もせまく、面接官との距離は近かったです。お座りくださいと言って頂いてから、失礼しますと言って座りました。(古い記憶で質問が曖昧な部分もあります…。)
面接官:それでは最近超高齢社会ということが言われていますが、医療は超高齢社会にどのように対応していったらいいと思いますか。
私――(講義内容とまったく関係のない質問だったのでとても驚いて頭を切り替えるのに時間がかかってしまいました。しばらく沈黙してから)高齢者の方は複数の病気を慢性的に併発していらっしゃることが多いと思うので、そのような病状に対応できる総合医を育成していくことが必要だと思います。
面接官:ちなみに、今高齢者が複数の病気を併発すると言ってくれたけれど、具体的にどのような病気があるか分かりますか。
私――…分かりません、すみません。
面接官:いえいえ、いいですよ。それでは次の方に代わりますね。
面接官:最近生徒に教えてもらって知ったんだけど、EXILEとAKB48のダンスっていうのは違うものなんだね(面接官の方からこんな単語が飛び出すとは思わず、面喰いながら笑顔で聞いていました)、そしてあなたの自己推薦書を読んだんだけど、細川さんのやっていたクラシックバレエというのもまた違うものなんでしょう?これを読んでいると細川さんはダンスだけじゃなく色んなことを頑張ってきたようだけど、その中で、特に、これはとっても頑張ったからぜひ認めてほしい、というようなことはある?
私――高校2年生の時の文化祭で私のクラスは映画を撮ったのですが、ほぼセリフがなく、エキストラのようなクラスメートもたくさんいて、クラスみんなで作ったという感じでなくなってしまっていたので、何かひとつ、クラス全員で作ったと言えるものを作りたいと思って、先程の話にも出てきた、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」という曲のミュージックビデオを(面接官の方が3人とも笑ってくださり、ここから空気が和やかになりました)、クラス全員と先生方に協力していただいて、撮影しました。
面接官:それは頑張ったね!反対する人もいたんじゃないの?
私――はい、文化祭も迫った時期で、そんなことが本当に出来るのかと反対する子もいましたが、思い出に残るし、きっと出来るから、と説得して…。
面接官:そっかそっか。ちゃんと間に合った?
私――はい、思い出に残るものができたとみんなも喜んでくれました。
面接官:それは良かったね。それじゃあ次の人に代わりますね。
面接官:神戸大学のアドミッションポリシーには国際的に活躍する意欲を持った学生とあるのですが、あなたはどのように国際的に活躍したいと思っていますか?
私――はい、海外での学会や研修には積極的に参加していきたいと思っています。
面接官:確かに、私も海外の学会などで発表することはよくあるけれど、やっぱり英語は不可欠ですね。英語を身に付けるためにあなたはどのようなことをしていきたいと思いますか?
私――そうですね…、TOEICには是非挑戦していきたいと思っています。
面接官:それは自分で?
私――はい、自分でです。
面接官:分かりました。次の人に代わります。
面接官:それでは、先程、超高齢社会について質問をしたけれど、過疎地域だけでなく都市部でも高齢化は進んでいると思うんですね、都市部において高齢者を診る上では何が大切と思うか、その辺りのあなたの意見を聞かせてもらえますか。
私――…都市部の高齢者の方でも、やはり慢性的に複数の病気を併発していらっしゃることが多いのは同じだと思うので、都市部においても総合診療医を増やしていくことが必要だと思います。
面接官:分かりました。それでは今度は、また違うことについて質問しますけれど、最近医療において論文の不正とか、偽装とか、色々問題になっているけれど、どうしてそういうことが起こってしまうのかについて、意見を聞かせてもらえますか。
私――はい、医療において不正などが起こってしまう原因として、早く結果を出して周りからの期待に応えたいという思いがあるのではないかと思います。対策としては、今でも十分に行われていることではあると思いますが、研究者などに対して倫理教育を徹底したり、失敗の意義を認めるような体制を整えていくと良いのではないかと思います。
面接官:確かに周囲からの期待に応えたいという思いもあるかもしれないけれども、不正や偽装は、いつかはばれてしまうものだと思うんですね、それでも不正偽装をしてしまう人がいるということは、ほかにも何か要因があるのではないかなと思うんですけれども、それについて意見はありますか。
私――(しばらく考えて)すみません。分かりません。
面接官:いえいえ、いいですよ。難しい問題ですね。それでは次の人に代わりますね。
面接官:(笑いながら)いやね、今のを聞いていて、細川さんはきっと、今まで何も汚いものとか見ずに育ってきたんだろうなあとか思いましたけど…、細川さんは将来臨床と研究のどちらに進みたいと思っていますか。
私――どちらにも興味を持っているんですが…。
面接官:どちらかというと?
私――臨床医として働いている方がイメージしやすいです。
面接官:そうですね。何科に進みたいとかはある?
私――大学で学んでから決めたいとは思っているんですが、今一番興味を持っているのは総合診療科で、小児科や外科にも憧れがあります。
面接官:なるほど。今のは余談でね…。(何の質問が続いたか忘れてしまいました。)
面接官:それでは次の人に代わりますね。
面接官:あなたは大学に入ってから、勉強以外にどのようなことをしていきたいですか。
私――そうですね…、人との繋がりを広げていきたいです。
面接官:それはクラブ活動などで?
私――そうです!
面接官:今入りたいクラブはありますか?
私――写真部には是非入りたいと思っています(左の方が身を乗り出してくださいました。写真部関係の方だったのかも)。あとはバドミントン部に興味があります。
面接官:そうですか。大学での色んな経験を活かして、良い外科医になってください。
私――(外科の先生なのかなと思いながら)ありがとうございます。
面接官:それではもう終わりますけれど、最後に、神戸大学では医学科の生徒は拒否しない限り全員TOEICは受けることになっているから(ここでアラームが鳴りました)、もう面接は終わりだから聞くだけでいいんだけれど、自分で受けなくても学校で受けるから大丈夫だよ。
私――知らなかったです。
面接官:いえいえ、知らなくていいんですよ、入学したら分かることだからね、では終わります。
失礼しましたと言って一礼して部屋を出ました。
面接は悪くはなかったと感じましたが講義内容を訊かれなかった分差がつかないだろうな、と思いました。
AO入試は落ちてしまいましたが、十分に対策をしていたからこそそれほど落ち込むこともなく、うまく前期試験に気持ちを切り替えることができました。AO入試を受ける方はぜひ万全の体勢で臨んでください!たとえ残念な結果になってしまっても、面接の練習や蓄えた知識は、前期試験にも必ずつながってくると思います。
入試面接の状況 [滋賀医科大学 前期]
◆面接の方法
グループ面接 面接時間:約30分 面接官3人 受験者6人
◆質問内容と回答
部屋の外に荷物を置き、6人並んで、面接室へ入りました。受験番号前後の6人です。2人現役生、4人浪人生でした。この中から私と浪人生の方が1人、合格していました。
私達の部屋は広めの会議室のような部屋で、3人の面接官の方が並んで座っておられ、面接官と向かい合う形で6つの椅子がすこし丸く、並べてありました。1~6の番号が椅子の後ろに貼ってあり、受験番号が若い順に座りました。面接官から特にその番号について言及されることはありませんでしたが、他の受験生を「2番さん」「2番の方」のように呼ぶ方もいました。面接官はほとんど向かって右の方しか話しておられませんでした。以下、質問内容の趣旨と私の発言の覚えているもの、全体の流れだけ記します。
面接官:日本では少子化が進んでいますが、少子化の利点、欠点を教えてください。
私――前の方の言っておられたことと同じ意見です。加えて、少子化により労働人口が減り、日本の産業の減衰につながるという欠点があると思います。(6人中3人目くらいで、前の人の意見を補強しつつ、自分の意見を添える形で答えました。発言のなかった方は面接官に指名され、全員の意見が求められました。)
面接官:少子化による労働人口減少の解決策として、海外からの移民受け入れがあるが、移民受け入れに賛成か、反対か。
私――(みなさん一瞬押し黙りました。研伸館でして頂いた滋賀医大の面接対策で同じ質問があり、まさかここで!と嬉しくなって一番に答えてしまいました。)賛成です。2、3年の期間で、海外労働者を受け入れることで、日本にとっては少子化により減ってしまった労働人口を補うことができますし、海外労働者の方は日本で学んだ技術を自分の国へ持ち帰り、自分の国の発展に役立てることができると思います。(私の意見を補足してくださる意見、すこし反対の風潮の意見がしばらく続いたところで、面接官の方が、賛成か、反対か、手をあげるようにと仰いました。賛成が私含め5人、反対が1人、となり、 まだ発言のなかった方、反対に手をあげた方に、更に意見を求められました。最終的に、短い期間での海外労働者受け入れは、どちらにとってもメリットとなるという結論に落ち着きました。)
面接官:近年は都会に人口が集中し、いわゆる田舎から人が出て行ってしまっているが、田舎へ人が行くようにするには、どうすればいいか。
私――前の方の仰るように、田舎にも良いところはたくさんあります。都会にはないものです。それをもっとアピールしてゆけば良いと思います。(これは補強どころかほぼ同じ意見を繰り返しただけでした。3人目くらいに解答しました。6人ほとんど同じ意見でした。)
面接官:では、田舎の良いところとは何か。
私――前の方の仰っていたのとあまり変わらないかもしれませんが…、私の祖父母はとても田舎に住んでいるのですが、おばあちゃんの家では、ごはんが美味しく、空気がきれいです。緑がたくさんあります(面接官にすこし笑われてしまいました)。私はおばあちゃんの家がとても好きで、田舎が好きだなあ、将来住みたいなあと思っています。こんな魅力を伝えていければいいと思います。(6人中4人目くらいです。新しいことが思いつかないものの、発言をしておこうと、前の方とほぼ同じ意見を言いました。私の後にもう1人答えられて、やはりほぼ同意見でした。それで面接は終わりになりました。)
手を上げて当てられた人が意見を述べる形式でした。研伸館では受験生どうしが意見を交換することを意識した練習も少ししましたが、本番は、受験生たちがほぼ個人的に意見を述べていくだけになっていました。
面接官の皆さんは温和な雰囲気で、当たった人の顔を見ながらにこやかに話を聞いてくださいましたし、発言を求める手が上がらないと、「僕らも専門家じゃないから、正解を求めている訳ではないからね、気軽に発言してください」と何度も挟み込んで発言を促してくださったり、「滋賀県も、ひこにゃんとか、頑張ってるんだけどねえ」と和やかな言葉を挟んでくださったりしました。AO対策含めたくさん練習していただいていたおかげでとても落ち着いて面接を終えることが出来ましたが、握りしめていた受験票は汗でくたくたになっていました…。とても緊張した様子でうまく言葉が出てこなくなってしまっている方もいました。自分の言おうと思っていたことを他の受験生に先に言われてしまうこともたびたびあるかと思いますが、差をつけようと突飛な意見を述べるよりは、前の方も仰っていましたが…と乗っかってしまう方が良い気がします。気負わず、思ったことを素直にきちんと述べられたら大丈夫だと思います。
面接教室ごとに質問内容ががらりと違うようです。他の教室での質問としては、
・ある本屋さんで本の万引きがあって、1週間以内に自首しないなら犯人の顔写真をモザイク無しで公開する、と本屋さんが決めた→警察がプライバシー侵害だと止めた、という事件があったが、それについてどう思うか。
・世界の子供達のために持続可能な教育を提供するためにできることを挙げよ。
・論文の捏造は、どんな理由であれあってはならないと思うか。いけないとは思うけど仕方がない時もあるか。
・研究に於いて大切なことは何か。
・良心とはどういうものか。
などの質問あったそうです。だいたい、面接官の方は温和な雰囲気で、議論をリードしてくださる言葉を挟んでくださったそうです。また発言のない受験生は指名され意見を求められていたようです。
プロフィール
◆血液型
A型
◆好きな色
青色
◆好きなアーティスト・歌
BUMP OF CHICKEN、チャットモンチー、YUKI、Czecho No Republic、go!go!vanillas、など
◆お気に入りスポット
地元の駅のスタバ
◆好きな作家・本
『黄色い目の魚』、『チョコレートコスモス』、『舟を編む』など
◆好きな(オススメ)飲食物
研伸館の自販機のアセロラ入りのミニッツメイド、抹茶プリン
◆高校時代はまってしまったこと
BUMP OF CHICKEN
◆本気で勉強し始めたきっかけは?
研伸館で高3の授業が始まったこと
◆受験前のリラックス方法
食事室でごはんを食べながら友達としゃべる。
◆小学校時代しでかしてしまった大変な事
仲良しの女の子との絶交(卒業後仲直りできました!)
◆受験前日&当日の勉強法、過ごし方
体調管理はきちんとした方が良いです!万全の体調で受けられないと後悔が残ると思います。私は前期前日微熱を出し、前期直後にはインフルエンザにかかるという病弱ぶり…けれど当日は万全の体調で受けられました。
◆受験勉強で一番辛かったことやその時期
センターリサーチが返ってきてから出願校を決めるまで。浪人の覚悟が無く、先生方のくださる様々な提案に、どの選択がいちばん良いのか分からず悩みに悩みました。私を思ってくださってのことですが、滋賀医科大に出すのは初めほとんどの先生に反対された選択肢でした。
◆クラブや習い事はしていましたか?
クラブはクッキング部。習い事はクラシックバレエです。
◆高校3年生のときの一番の思い出
6月に行ったBUMPのライブ
◆あなたにとって受験とは
たくさんの方が私の面倒を見てくださる最後の機会。伸び伸びと自分のことだけ考えていられる最後の機会。
◆親や親戚に医師はいますか?
いません。
◆医療系のドラマなどは見ましたか?
「仁-JIN-」、「神様のカルテ」の映画、など
◆最近、気になった医療系のニュースは?
思い浮かばない…。
◆最近、気になった医療系以外のニュースは?
イスラム国
◆部活動はしていましたか?(引退時期は?)
クッキング部(高2の2月に引退)
◆ボランティア活動はしましたか?
していません。
◆医師を志したきっかけは?
小さい頃から人の役に立つ仕事がしたかったことと、祖父の病気
◆医師として20年後の将来像は?
患者さんに信頼してもらえる臨床医
◆興味のある診療科は?
総合診療科、内科、小児科…
◆医師として大切なことを三つ
学び続ける気持ち、患者さんを思う心、体力
◆今までで一番つらかったこと
中高でこれから先の人生が決まるような選択をしなければならなかったこと
◆面接対策はどのようにしましたか?
AO入試対策の面接は網干先生に3回、中村祐介先生に2回、学校の担任の先生に1回練習していただきました。『医学部入試面接対策 虎の巻』をよく読み、調べて知識を補足して自分なりにまとめたりもしました。研伸館の「神大医学部AO入試対策講座」にも行きました。滋賀医科大学のグループ面接は京都校で、滋賀医科大を受ける4人で京都校進学アドバイザーの湯川さんと南先生に練習して頂きました。
◆本番の面接直前の心境はどのようなものでしたか?
合否にほぼ関係しないと聞いていたこともあり、あまり緊張しませんでした。
研伸館中学生課程を振り返って
研伸館中学生課程の授業を受けたきっかけは何ですか?
中学準備講座で角辻先生の授業がとても面白かったこと。
初めて授業を受けたときの印象は?
「中1英語S+」。とても面白く楽しく分かりやすかった!
毎週どんな勉強をしていましたか?
研伸館の勉強はほぼしていなかったです…。学校の勉強はしっかりやっていました。
英語・数学で最初につまずいた時期はいつですか?
英語は中1の秋。比較の「富士山は日本一高い山です」の書き換えで混乱しました。数学は中3の春。三角比で度数法で表された角度を弧度法に直せませんでした。
テストで悪い点を取ったときの思い出はありますか?
特に英語では小テストもマスターテストもマスターテストの再テストもその再再テストも悪い点ばかり取っていました。しょっちゅう角辻先生に怒られていました。反省しています。
スーパー模試の思い出は何ですか?
勉強して受けたことがありませんでした。勉強しないで受けるものだと思っていました。ひどい成績ばかり取っていた気がします。
中学生課程の一番の思い出を書いてください
英語:中3の最終回の授業で、クラスみんなでクラッカーを鳴らし角辻先生にプレゼントを贈ったこと。
数学:中2、松本光平先生に1週間でルーズリーフ50枚分勉強してくるようにと言われみんなで必死に枚数稼ぎをしたこと(笑)。
あなたが思う、「研伸館中学生課程の良さ」とは何ですか?
先生方と距離が近いところ!中学生の頃はもちろん、高校生課程に進んでからも質問や相談に親身になって乗ってくださいました。受験直前に、外に見送りに出ている先生方が「頑張れ」と言ってくださって泣きそうになったりもしました(笑)。感謝で一杯です。
中学生にメッセージを!
先生の言うことはちゃんと聞きましょう!言われたことだけでもちゃんとやりましょう!