京都大学 工学部建築学科 2007年現役合格

M.N.さん

M.N.さん

出身高校
私立甲陽学院高校
進学大学
京都大学 工学部建築学科

Q1. 大学の講義について教えてください。

大学の時間割
―――
1限 建築音・光環境学 ――― ―――
2限 ――― 建築構造力学III 建築構造力学III
3限 都市設計学 建築情報システム学 建築論
4限 設計演習III 行動・建築デザイン論 ―――
5限 設計演習III ――― ―――
―――
1限 建築設備システム ――― ―――
2限 鉄筋コンクリート構造I 鉄骨構造I ―――
3限 ――― 建築応用数学 ―――
4限 ――― 設計演習III ―――
5限 ――― 設計演習III ―――

月曜日の過ごし方:学校に泊まり授業に出て、主に製図室で過ごしその日は家で寝ます。

火曜日の過ごし方:学校に来て授業に出て、サークルに行き遊びます。

水曜日の過ごし方:学校に来て授業に出て、バイトに行きそのあと製図室で課題をして学校で寝ます。

木曜日の過ごし方:学校に泊まり授業に出て、バイトに行きそのあと製図室で課題をして学校で寝ます。

金曜日の過ごし方:学校に泊まり授業に出て、サークルに行き遊びます。

講座PickUp!

設計演習III   担当: 高松先生他

この授業は建築学科の専門教科にあたる授業です。建築学科は大きく分けて、設計、環境、構造の三つの分野に分かれていきますが、この授業はその設計の分野にあたります。まず、半期に2つの課題があたえられます。たとえば今年の前期では、「写真美術館」と「劇場」という課題があたえられて、あとそれをつくる敷地なり条件がいくつかあたえられて美術館、劇場などをつくっていきます。自分でどのようなコンセプトのもと建築をつくっていくのか、いろいろ考えていくうちに出てくる問題をどのように解決していくのか、とてもいろいろ考えさせられる課題です。毎週1、2回教授に自分の案を批評してもらう機会があるのですが、それもとてもためになります。製図室ではおもにそのような課題を考え、何日間も泊り込みになったりもします。そのようにして出した課題が最終的に有名な建築家である教授の先生方に評価されたりするととてもうれしいです。

行動・建築デザイン論   担当: 門内先生

この授業では、人間の行動の根本を考える授業です。ひとびとが無意識のうちにおこなっている行動はどのようなことがもととなって動いているのかわかりました。なぜいきなり近づかれすぎると警戒心がはたらくのか、なぜ授業は後ろのほうの席からうまっていくのか、などなどの身近な行動のこともあつかっていて興味深かったです。

Q2. 思い出の単位について

建築学科は他の学部に比べて助け合いがとてもあると思います。基本的に課題をやっているのでテスト勉強などは早くても2日前とかからしかやりません。基本的に前日徹夜で勉強して、そのままテストといった流れです。そんな勉強法はあまりよくないと思いますが、単位はわりかしとれます。しかし結局、院試のときにまた勉強しなくてはいけないのではじめからちゃんとやっておいたほうがいいと思います。

はじめにも言ったように建築学科の場合、製図室というのがあり、テスト勉強のときも、徹夜でそこで勉強します。40人くらいで徹夜でテスト勉強するのもある意味たのしいです。

Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。

高松伸という京大出身の有名な建築家が教授をしています。高松教授は世界的にも有名です。たくさんの有名な建築をたてています。そんな高松教授に草案批評をしてもらったりすることはとても新鮮で貴重な経験です。

Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ

1位:『鯖の味噌煮』

2位:『ささみチーズフライ』

3位:『味噌汁』

Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?

いろんな人の考えが素直にきけたり、さまざまな人々にあえたり、自分のしたいことができることです。

Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?

まだはっきりは決まっていません。というか今まさに悩んでいるところです。周りのひとびとは文系就職活動をしたり、もうすでに設計のほうに進むことを決めている人など様々います。

Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。

学校があるときは一番時間を費やしていたのはやはり設計演習の課題です。上でも述べたようにとても自分自身のためにもなると思います。夏休みはほとんどの時間、遊びに費やしているような気がします。友達と旅行に行ったり、徹夜で遊んだり、飲みに行ったり、楽しんでいます。

Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。

大学はさまざまな人がいて、自分のやりたいことが出来る可能性が高く、とても自由です。しかしそのかわりに責任もかかわってきます。自分のことは自分で決めなくてはいけなくもなります。大学を考えるときに、なぜその大学に入りたいのか、何がしたいのか、もう一度よく考えてみるのもいいことだと思います。