京都大学 農学部資源生物科学科 2008年現役合格
R.Y.さん
- 出身高校
- 私立甲陽学院高校
- 進学大学
- 京都大学 農学部資源生物科学科
Q1. 大学の講義について教えてください。
大学の時間割 | |||
---|---|---|---|
――― | 月 | 火 | 水 |
1限 | 応用気象学 | 科学英語B | 資源生物科学概論IV |
2限 | 資源生物科学概論III | 微生物学 | 生物統計学 |
3限 | 魚類学 | ――― | 生物統計学 |
4限 | 海洋動物学 | ――― | ――― |
5限 | ――― | ――― | ――― |
――― | 木 | 金 | 土 |
1限 | 遺伝学II | 生物圏情報学II | ――― |
2限 | 植物生理学I | 動物昨日開発学 | ――― |
3限 | ――― | ――― | ――― |
4限 | ――― | ――― | ――― |
5限 | ――― | ――― | ――― |
月曜日の過ごし方:授業に出席し、その後部活
火曜日の過ごし方:授業に出席し、その後部活
水曜日の過ごし方:授業に出席し、その後部活
木曜日の過ごし方:授業に出席し、その後部活
金曜日の過ごし方:毎日がルーティンワークです
講座PickUp!
魚類学 担当: 中坊先生
最初は魚類に於ける分類学、系統学についての話でしたが、途中からはヌタウナギ綱・頭甲綱(ヤツメウナギ類)・軟骨魚綱・硬骨魚綱に分けて各綱の外部形態、内部形態の特徴や、視覚、聴覚、嗅覚、生殖方法などをひたすら語る誰が得するのか分からない「これぞ京大」と言わんばかりのマニアックな講義です。海洋生物(特に魚類)に興味があるのですごく楽しめました。同時に、「俺はこんなことをするのか?」と、将来に一抹の不安を覚えました。試験は出席による温情もなく、魚の持つ器官の英単語まで問われ、鬼畜の一言でした。
海洋動物学 担当: 豊原先生
こちらは教員が海洋無脊椎動物(海綿動物門から脊索動物門まで)の特徴をひたすら語る授業です。これも誰が得するのかわかりません。試験は過去問とほぼ同じでそれほど難しくは無かったですが、「お前誰やねん」としか思えない海洋無脊椎動物(例えばセノテヅルモヅル、ハナヤギ、オカメブンブク、ヒトエカンザシなど)の和名を見て、動物門を当てる問題がありました。
Q2. 思い出の単位について
出席0、ノートレジュメ皆無の危機的状態で、1週間で教科書300頁ほどを全文暗記して試験を受けたら単位を取れた専門の授業がありました。全部出席していたのに落とした人がかなり居たようなので、嬉しかったです。出席とは非常に困難なものです。甘く見てはいけません。
Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。
学科に土が好きすぎて本当に土を食べる山岳部員がいるそうです。山に登っては土を食べているそうです。
Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ
1位:『皿うどん』~とりあえず出るのが速いです。5秒で出てきます。苛ちには最適なメニューです。
2位:『穴子はみだし丼』~穴子が巨大、コスパいいです。
自炊ばっかりしているので食堂は殆ど利用しておらず、上記の二つ位しか食べたことがありません・・・。
Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?
とにかく自由であるということです。あと、特定の分野に対して異常にマニアックな人が多くて話を聞いているだけでも楽しいです。何より、京都と言う街が素敵です。京大周辺は飲食店も本屋もコンビニもスーパーも多いですし、自転車で京都の中心である三条~四条に簡単に出られます。
Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?
4回生から公務員試験を受けますが、おそらく大学院に進学すると思います。いずれにしろ、公務員(技官)になりたいと考えています。殆どの理系の人は「とりあえず院に行く、話はそれからだ」という感じです。9割方は院に進みます。
Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。
部活(体育会陸上競技部)ばっかりしています。ひたすら走っています。体育会の正式な部ですので規模も大きく、対校戦やインカレがあり、とてもやり甲斐があります。推薦もなく全員二次試験を受けて入ってくる京大生ですが、レベルはかなり高いと思います。しかし、練習に毎日来なければいけないと言ったような強制力はそれほどありません。旧帝国大学が一堂に会して年に一度対校戦を行ったり、東大との対校戦を行ったりするので他大学の陸上競技部との親密な交流も多々あります。試合の後には宴会もあり、大騒ぎ出来ます。
Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。
京大はとにかく面白く、そして「阿呆」です。こんなに不思議な学生が集まっている大学は他にないと思います。全員どこかしらズレています。更に京都は「学生の街」の名に恥じない素敵な環境です。森見登美彦の『夜は短し、歩けよ乙女』や『四畳半神話大系』に描かれている京大のイメージを想像していただければ良いのではないかと思います。来て後悔は絶対にしません。是非京大へ!!