京都大学 文学部 2008年現役合格

M.Y.さん

M.Y.さん

出身高校
奈良県立奈良高校
進学大学
京都大学 文学部

Q1. 大学の講義について教えてください。

大学の時間割
―――
1限 アメリカ文学講義 ――― ―――
2限 ――― ドイツ語II 英語II
3限 ――― 英文学講義 ―――
4限 英語論文作成法 西洋前近代史 英語学講義
5限 文学部英語 日本史学講義 英語学英文学
(外国人実習)
―――
1限 ――― ――― ―――
2限 アラブ語初級 英語学英文学購読 ―――
3限 国語学国文学購読 ラテン語 ―――
4限 行動・環境文化学系
ゼミナール講義
ドイツ語II ―――
5限 ――― ――― ―――

月曜日の過ごし方:授業の予習・サークルの練習

火曜日の過ごし方:―――

水曜日の過ごし方:授業の予習・サークルの練習

木曜日の過ごし方:サークルの練習

金曜日の過ごし方:サークルの練習

講座PickUp!

英語学英文学講読   担当: 廣田篤彦先生

英文学を専攻する人は、3つある購読の授業(今年はイギリス詩・イギリス劇・アメリカ文学でした)の中から好きなものを選んで受講します。廣田先生は劇が専門の方で、今年はアマデウス(映画の原作)の脚本を購読しました。内容としては高校の英語のリーディングと同じように、担当部分を訳してきて発表するのですが、文法だけでなく、内容の深い理解が重視されます。先生の質問はかなり難しかったのですが、その質問について考えることで、普通に読んでいただけでは気付かない著者の意図を汲み取ることができたのが特に面白かったです。また、劇なので演出についても教えて頂きました(時には身振りを要求されることも…)。生徒は2~4回生が10人ほどでした。上回生が多く、先輩の鋭い質問や発言に刺激されました。私がこの授業を選んだ理由は、クラシックが好きで映画を見たことがあったからでしたが、深い解釈が面白かったので、毎週楽しみにしていました。

イギリス近現代史   担当: 川島昭夫先生

一般教養の課目です。世界史が好きだったので受講しました。高校までの歴史では習わない歴史の裏側を知ることができて面白かったです。近現代史を学ぶために中世の終わりも詳しく教えてくださいました。ヘンリ8世の離婚の事情や、宗教改革、近代ではアヘンの三角貿易のあたりが印象に残っています。世界史が好きな人にはおすすめです。

自然と文化‐農の営みを軸に   担当: 田中耕司先生 他

一般教養のリレー講義です。日本だけでなく、世界の農業が抱えている問題と、対策についての講義でした。実際に現地で活動している先生方の話は、大変興味深く、とても考えさせられました。世界の食糧問題について、熱く語ってくれたゲストの先生が特に印象に残っています。

Q2. 思い出の単位について

1回生の時です。レポート提出締切日の、時間ぎりぎりにメディアセンターで仕上げて印刷したのですが、プリンターのエラーで失敗し、上書き保存していなかったため大慌てで書き足したけれど、印刷待ち。やっと印刷ができたら期限の17時で、急いで提出場所まで自転車を飛ばしたら、まさに教務係のおばさんが回収する瞬間でした。「次からは時間に余裕を持ってね」と言って入れて下さりました。優しい人で良かったです…。結果は優だったと思います。大学のプリンターは酷使されているためか、詰まりなどの故障がよくあります。期日前だと込みすぎて席がとれないこともありますし、ぎりぎりにレポートを書くのはやめた方がいいです…。

Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。

・高槻のホールまで自転車で4時間かけて行った先輩。お金が無かったらしいです。

・実験で入手したカエルの肉を友人宅でから揚げにして食べた先輩。

・サークルにのめりこみすぎたのか、留年しまくった7回生の先輩。てっきり大学院生だと思っていました。

・三食ともミスドのドーナツ(一箱ずつ)でも平気な超甘党の友人。生クリームを買ってきてそのまま食べる人もいます。どちらも男性です。

・人物ではありませんが、サークルのとあるセクションでは、演奏会前に王将の餃子を、これまでの演奏会の回数分頼んで食べるそうです。ちなみに次の演奏会は187回目なので、187皿になります…。

Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ

1位:『パフェ』~種類が本当にたくさんあります!期間限定はほとんど制覇しました。一番おいしかったのは黒ゴマパフェです。

2位:『麦とろご飯』~安くておいしく、おかずとも合わせやすい夏のメニューです。

3位:『芋もち』~きなこバージョンとのりバージョンがあります。もちもちしてておいしいです。

Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?

有名な先生の授業を受けられることです。その分野の第一人者の授業を受けられるのは京大だからこそです。一般教養ではゲストとして有名な人が来て下さったりもします。

また、図書館・図書室がたくさんあって蔵書も本当に多いので、探検してみると楽しいです。スイッチで動く棚には感動しました。

Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?

就職するつもりです。文学部はやはり就職派が多いようです。また、教職免許のために必要な単位が文学部と教育学部でとれるので、とろうと頑張っている人も結構います。他の学部では院に進む人がかなり多いです。

Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。

京都大学交響楽団に所属しています。伝統あるオケで、今年で創立94年になります。団員は200人ほどいます。年2回の定期演奏会、夏の演奏旅行など年中かなり忙しいですが、大変充実しています。個性豊かな仲間たちと、学生時代にしかできない活動ができる場だと思います。4か月かけて皆で作り上げてきた定期演奏会の舞台に立つ瞬間、そしてお客様から拍手を頂く瞬間は、何物にも代えがたいです。

Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。

京大は、勉強をしたい人はとことん学べる環境が整っていますし、サークルやボランティアなどそれ以外でも活動できる場がたくさんあります。自分はこの大学で何をしたいかが明確な人は、充実した大学生活を過ごせると思います。ぜひ、京大に入る前に、入ったらやりたいことをたくさん考えておいてください。そしてメモして残しておくていいと思います。きっと、その多くを叶える場が京大にはあります。

大学生活はそれなりに忙しいですがとても楽しいです。勉強は大変でしょうが、頑張ってください。