東京大学 文科II類 2008年現役合格

K.S.さん

K.S.さん

出身高校
私立甲陽学院高校
進学大学
東京大学 文科 II 類

Q1. 大学の講義について教えてください。

大学の時間割
―――
1限 ――― ――― ―――
2限 中国語初級 ――― 法学I
3限 国際政治 ――― 国際政治
4限 英語 ――― 経済学理論I
5限 国際政治ゼミ ――― ―――
―――
1限 神話学 ――― ―――
2限 スペイン語初級 ――― ―――
3限 国際取引 環境文明論演習 ―――
4限 文化人類学 経済発展 ―――
5限 ――― ――― ―――

月曜日の過ごし方:朝7時から部活、授業、19時から塾でバイト

火曜日の過ごし方:ゆっくり寝て、夜は家庭教師

水曜日の過ごし方:朝7時から部活、授業、夜は遊ぶor勉強

木曜日の過ごし方:1限から授業、夜は家庭教師

金曜日の過ごし方:朝7時から部活、授業、夜は17時から塾でバイト

講座PickUp!

国際政治   担当: 石田先生

僕が所属する学科の必修科目です。国際政治を見る目を養うために、様々な角度から世界を眺めます。内容は、政治学の形成から、選挙制度にいたるまで広範囲なものでしたが、週3コマ(内1コマはゼミ)の授業で大変課題も多く実りのあるものでした。ゼミでは毎週50ページ程の英語の論文を読み、内容について発表、議論をすることで大変理解が深まりました。

経済発展   担当: 中西先生

先生は発展途上国の開発経済学の専門の方で、実際にフィリピンでの政策に関与されている方です。実体験に基づく講義はとても魅力があり、また難解な経済の数式もしっかり教えてくれる、熱意のある方です。そしてなんといっても、希望者は春休みにフィリピン研修にいけるという特典付きです(笑)。

Q2. 思い出の単位について

正直努力すれば単位はほぼ来ます。その中で特に1・2年の間は進振りに向けていかに「優」を取るかが勝負の分かれ目になります(東大成績は優・良・可・不可、優は全体の3割という規定あり)。

徹夜して可だった科目もあれば、全く手を付けずに優の科目もありました。実際教授の裁量によって単位認定には振れ幅があるので、そこをよく考えて科目選択をしてください。

Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。

同じ学部にサッカーの東京都選抜の人がいます。クソ上手いです。あと、帰国子女がわんさかいて大変です(笑)。1人で東南アジアに2カ月放浪にいく奴もいます。なんせ自由です。

Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ

1位:『パワー丼』

2位:『生姜焼き丼』

3位:『鶏辛ラーメン』

Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?

周囲のレベルが高いことです。学力的な意味はもちろん、皆が大きな夢に向かって日々努力しています。そういう姿をみると、東大に入ったからには社会を引っ張っていく仕事をすることは義務的なことであり、それなりの自覚が必要だな、と思います。

Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?

官僚とマスコミでまだ迷っています。周囲はロースクール、官僚、民間、留学、大学院など色々です。

Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。

体育会の軟式野球部で野球をしています。練習は週4ほどですが、みなが本当に真剣に勝利を目指して練習しています。軟式にした点は、試合に勝てる可能性が一番高そうだったからです。2つ上のキャプテンは高校時代軟式野球の全国大会に出た経歴を持っていました。実際、昨年の夏には我が東京大学軟式野球部は、創部至上初の全国大会出場を果たし、東京六大学代表として京都まで行ってきました。

最初は硬式野球部に入って神宮でプレーするのも考えたのですが、今は「勝てる野球」をできるこの軟式野球部が大好きです。
野球の試合中  

 

Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。

東大に入るには特別な才能はいらないと思います。物事を効率よく処理する頭を問題演習を重ねることで作り、知識を生かせるようにしましょう。将来の日本を変えたい、社長になって会社を運営したいなど、デカイ志を持った後輩の入学を待っています。