京都大学 法学部 2009年現役合格

T.N.さん

T.N.さん

出身高校
大阪教育大学附属平野高校
進学大学
京都大学 法学部

Q1. 大学の講義について教えてください。

大学の時間割
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1限 ――― ――― ―――
2限 民法 憲法 ―――
3限 刑法 英語 刑法
4限 アラビア語文法 ――― ―――
5限 ――― ――― ―――
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1限 法学政治学英語 ――― ―――
2限 憲法 民法 ―――
3限 アラビア語実習 ――― ―――
4限 日本の企業システム 意思決定論 ―――
5限 ――― ――― ―――

月曜日の過ごし方:授業後、友達と遊んだり図書館で勉強したりしています。

火曜日の過ごし方:授業後、アルバイトに行きます。

水曜日の過ごし方:授業後、インターンシップに参加している企業のオフィスに行きます。

木曜日の過ごし方:授業後、友達と遊んだり図書館で勉強したりしています。

金曜日の過ごし方:授業後、アルバイトに行きます。

講座PickUp!

アラビア語文法・実習     担当: 岡 真理先生

研伸館の国語の寺岡先生のすすめで履修を決めたアラビア語ですが、本当に面白いです。アラビア語と言うと、みなさんなかなか馴染みがない言語ではあると思いますが、それだけに語学の学習の中で触れる異文化、特にムスリムの考え方は、刺激的です。先生も実際にエジプトへ留学した経験がある方なので、現地がどんな場所であったかをリアルに伝えてくれます。おすすめです。

日本の企業システム     担当: 木谷 哲夫先生

ざっくり言うと、企業がどのようにして機能しているのか、日本企業が外国の企業と違うところ、そしてその長所、短所は何か、ということの講義です。この先生は経営コンサルタントや企業再建ファームで働いていた人なので、リアルな具体例をたくさんお話してくれるところもいいです。僕は法律を専門に勉強しているので、企業や経営について学ぶのは新鮮で楽しいです。総合大学の長所の一つは、自分の専門分野以外についても、興味があれば専門家の授業を受けることができることだと思います。

刑法     担当: 塩見 淳先生

いわゆる法律系の科目です。法学部として専門的に学ぶ科目ですので、週に2回あり当然量も増え、難しいです。刑法は国家権力を発動して人に刑罰を与えるという性質上、むやみやたらと行使されないよう、非常に厳密な論理に基づくことが必要とされます。人を罰するに足る条件と、その条件を設定する理由の妥当性を考えます。簡単に言うと、こんなことしたんやったら罰されてもしゃあないやろ!っていうことをどれだけ説得的に、論理的に示すかを考えます。

Q2. 思い出の単位について

1年生の時の政治学入門という科目が思い出に残っています。その内容は昔の政治思想を古典をもとに学ぶというものでした。高校の教科書でしか見たことないような思想家(ロック、ルソー、モンテスキュー、アダムスミスなど)が書いた難解な本を、友達と一緒に読みながら議論しあい解釈していくという作業が、刺激的で楽しかったのが今でも印象的です。教えられたものを理解し定着させるという勉強ではなく、自分たち自身で手探りで理解していくという勉強は、大学らしいのではないかと思います。

Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。

ウズベキスタンから国のお金で留学してきている友人がいるのですが、その人はウズベキスタン語、英語、トルコ語、ロシア語、アラビア語、日本語ができます。ウズベキスタンは地理的な要因から義務教育でロシア語とトルコ語と英語を学ぶらしいです。また、ムスリムであればある程度アラビア語を学ぶようです。こんな人を見るとせめて英語だけはしっかり勉強しよう、という気になります。

Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ

1位:『カレー』~とにかく安くて多いです!学生に優しい!

2位:『冷奴』~個人的に好きなだけです!

3位:『ささみチーズフライ』~人気メニューです!

Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?

第一に、優秀な人が多いということだと思います。周りが優秀であることは自分にとって必ずプラスになります。生活が刺激に満ちています。

第二に、総合大学であることです。様々な分野の専門家がいて、興味があればその人の授業を受けることができる環境というのは本当に恵まれていると思います。

Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?

周りに関して言えば、法曹を目指す人、官僚を目指す人、民間企業を目指す人、大学院に進学する人でほぼすべてだと思います。私はまだ決まっていません。ただ、何かしらの形で、人が幸せに暮らしていけるような世の中にしていく仕事に携わりたいと思っています。

Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。

大学の法律相談部というところに所属し、無料で一般の人々の法律に関する問題の相談に乗り、解決の手助けをするという活動をしています。自らの学習を人のために活かし、また活かすことで自らもまた成長できるというところが良いと思います。また、某飲料メーカーのマーケティング業務のお手伝いをさせていただいています。色んな大学の人たちと企業の業務に携わるのは新鮮で面白いです。

市議会議員さんの活動のお手伝いもさせていただいています。あまり知ることのない政治の現場というものを体験でき、貴重な経験となっています。

Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。

受験勉強は苦しいと思っている人が多いと思いますが、どんなことも楽しんだもん勝ちです!特に研伸館は、効率的に学習するだけでなく、学習そのものを楽しめるような授業がなされていると思います。せっかく研伸館で勉強するなら、その研伸館の良いところを活かして、楽しんで勉強してほしいです。高校生のみなさんが、研伸館での学習を通じて、いろんなことにわくわくしたり、感動したりしながら、知的好奇心を満たし、志望大学に合格されることを心からお祈りしております。