東京大学 文科 I 類 2009年現役合格

K.O.さん

K.O.さん

出身高校
灘高校
進学大学
東京大学 文科I類

Q1. 大学の講義について教えてください。

  <2年次の時間割>

大学の時間割
―――
1限 経済学基礎 ――― ―――
2限 経済学基礎 ――― 民法第一部
3限 ――― ――― ―――
4限 ――― ――― ―――
5限 ――― ――― ―――
6限 ――― ――― ―――
―――
1限 ――― ――― ―――
2限 憲法第一部 ――― ―――
3限 ミクロ経済
(経済学部科目
他学部聴講)
刑法第一部 ―――
4限 ミクロ経済
(経済学部科目
他学部聴講)
経営
(経済学部科目
他学部聴講)
―――
5限 ――― 経営
(経済学部科目
他学部聴講)
―――
6限 ――― ――― ―――

月曜日の過ごし方:水曜日と同じ

火曜日の過ごし方:木曜日と同じ

水曜日の過ごし方:金曜日と同じ

木曜日の過ごし方:日曜日と同じ

金曜日の過ごし方:火曜日と同じ

曜日などという観念とは無関係の生活を送っています。

講座PickUp!

法と社会と人権ゼミ     担当: 川人博先生

人権問題や労働問題を中心としている弁護士の川人先生のゼミです。毎週のようにフィールドワークがある一方、単位認定は甘く、期末レポートを提出するだけです。なので、やる気に満ち満ちた人もいれば、単位がもらえたらいいや、というだけの人もいます。僕はその中間みたいな立ち位置でしたが、最高裁の傍聴に行ったり、さまざまな立場にいる人の話を聞くことができたりと、貴重な経験ができました。

身体運動・健康科学実習   担当: 村越隆之先生

東大にも体育の授業はありますが、高校の体育とは違って、「体育」という一つの授業が行われるのではなく、いくつかの分野の中から一つを選び、一学期間その分野だけに取り組む、という仕組みになっています。サッカーや卓球などの球技もありますが、特徴的なのは「サイエンス」分野です。「コーヒーを飲むと作業効率は上がるのか?」「走る速度と心拍数の関係は?」など、人間の身体に関する実験を行いました。球技が苦手な僕みたいな人でも安心して楽しめる授業です。

経済学基礎     担当: 佐々木弾先生

法学部で開講されているミクロ経済(消費者・企業やそれらの取引など、個別的なものに着目して経済を分析する科目)の授業です。僕は法学部生ですが、経済にも興味があるので、経済学部のミクロ経済も取っていましたが、この授業は経済学部のミクロ経済より難しかった気がします(笑)。内容もなかなか難しいうえに、授業は全部英語で、数IIICレベルの数学も出てきます。

Q2. 思い出の単位について

一年一学期の期末考査の最終日、2週間近く続いた試験から来る疲労感からか、寝坊してしまい、必修の単位をまとめて落としてしまいました。いくつかの救済方法を使って、無事進学振り分けまでに単位の埋め合わせをすることができましたが、いろいろと余計な手間がかかってしまいました。大学生になると、生活リズムが崩れるので、いざという日に起きられなくなってしまうことがあります。特に自宅外生は要注意です。自衛しましょう。

Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。

学生の間で、大学の授業についての情報やノウハウを共有することができるwebサービスを作った人がいます。

Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ

1位:『サバの味噌煮』

2位:『サラダバー』

3位:『肉じゃが』

あんまり行きません…大学生になると一日1.5食になります。

Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?

同じ進路を目指している人が多いことが刺激になるのは確かです。もちろんこれは欠点でもあるのですが…。

Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?

僕は法曹志望で、周りもやはり法曹志望が多いです。官僚志望は少ないです。国際機関で働きたいという人が意外とたくさんいる気がします。国会議員志望者もちらほらいます。

Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。

認定NPO法人「金融知力普及協会」で小学生〜高校生向けに開催される金融経済関連のイベントのスタッフ・お手伝いをしています。高校生向けのイベントは、これからの時代を生きていくのに欠かせない金融経済知力を、クイズを通して楽しく学べるイベント「エコノミクス甲子園」。 http://econ-koshien.com/ 毎年秋に地方大会、冬に全国大会があるので、高1、高2の人たちはぜひご参加ください。

Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。

自由な大学生活も楽しいですが、高校生の間にしかできない経験もあるので、高校生活も満喫しつつ、こつこつと勉強していってください。