京都大学 教育学部 2009年現役合格

M.H.さん

M.H.さん

出身高校
奈良県立奈良高校
進学大学
京都大学 教育学部

Q1. 大学の講義について教えてください。

大学の時間割
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1限 ――― 病院心理臨床概論 臨床教育学概論
2限 教育行政学概論 人格心理学概論 認知心理学概論
3限 英語(教育科学) フランス語 民族と教育
4限 教育社会学概論 教育心理学実習 教育方法論
5限 ――― 教育心理学実習 ―――
6限 ――― ――― ―――
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1限 ――― 特別活動の理論と
実践
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2限 比較教育学概論 教育心理学
統計実習
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3限 フランス語 教育心理学
統計実習
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4限 ――― 教育心理学
基礎演習
―――
5限 ――― ――― ―――
6限 ――― ――― ―――

月曜日の過ごし方:バイト

火曜日の過ごし方:週による(鍋パーティー等をすることも)

水曜日の過ごし方:サークル

木曜日の過ごし方:バイト

金曜日の過ごし方:週による(ダンスのレッスンに行くことも)

講座PickUp!

グラフィックデザイン     担当: 奥村昭夫先生

教授が非常に有名なグラフィックデザイナーの方で、近鉄百貨店の紙袋やグリコのロゴなどをデザインされています。授業ではデザインとはどのようなものかを学ぶと同時に、自らもパソコンを使ってデザインをしていきます。デザインの内容としては、自分のシンボルマークと名刺の作成を行ったり、年度によって異なるのですが、団体や機関のシンボルマークを考えたりします。私たちの年は、環境保護活動のマークを班に分かれてデザインし、プレゼンを行いました。優秀であった班は、おそらく実際に採用されたと思います。

教育心理学実習   担当: 齋藤智先生 他

教育学部の教育心理学専攻を希望する者の必修科目です。院生がインストラクターとなって、認知心理学や臨床心理学の実験を行います。授業自体は、記憶に関する様々な実験や、精神分析などが体験できて、心理学に興味がある人にとっては非常に面白いかと思います。ただ、授業に関するレポートが本当に過酷です。毎度実験があるので毎週レポート提出で、その分量も多く、気づけば8000字を超えていた、なんてことも普通にあります。しかし、院生が毎回丁寧に添削してくれるので卒論の練習にもなりますし、グラフ等を作成するのでexcelの力もつきます。そしてなによりもパソコンで文字を打つのが非常に速くなりました。

Q2. 思い出の単位について

1回生のときに受けた、一般教養科目の視覚科学の単位を取るのは大変でした、というより取れませんでした。授業自体は映像を見たりしてわりと楽しいものだったのですが、テストは非常に難しかったです。難しそうな予感がしていたので語句リストを作り、友人3人と集まって徹夜で勉強しました。もちろん一夜漬けで、しゃべりまくりで間に合わなかったのですが、最後の抵抗もむなしく、テストは20問くらいあるなか1問しかかけませんでした。後から聞いた話によると、2割くらいの人しか単位を取れない授業だったそうです。授業にほとんど出ていないのに単位が取れる授業が多々あるのに対し、ほとんど出席して勉強しても落とす単位があると思うと、悲しくなりました。

Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。

たくさんいます。模擬国連の代表をしている人、TOEIC満点の人、2回生でインターンに行って賞をとった人、海外を一人で放浪している人など。面白いのは、ナンパがコミュニケーション手段の人。異様に顔が広いです。肩書きのようなものがなくても、なんとなくすごい人が多いです。

Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ

1位:『揚げ出し豆腐』

2位:『鯖の味噌煮』

3位:『切り干し大根』

学食のメニューは全てカロリーが表記してあるので、カロリーの低いメニューばかり選んで食べています。家庭的で渋い料理が好きみたいです。

Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?

魅力的な人にたくさん出会えたこと!本当にこれに尽きます。見た目やキャラに関わりなく、しっかりした意見を持っている人や、気遣いがよくできる優しい人が多く、皆で集まって話しているだけでもとても楽しいです。知識が豊富だったり、コミュニケーション能力が高かったり、行動力があったりと、それぞれに素敵なところがあって尊敬できる人がたくさんいるので、とても刺激になります。

Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?

正直はっきりとは決まっていませんが、おそらく3回生の夏頃から就職活動を始めると思います。ただ、大学院にも少し興味がありますし、まだ就職などしないでもっと色々ことを経験したい、という気持ちもあります。大学での様々な活動を通して、自分は人をちょこっとでも幸せにできるような、そんなことが好きだと気づいたので、そういったことに関わる仕事をしたいと思っています。周りの友達は様々ですが、一般企業に就職する人や、省庁に進む人、教育学部に限っては、教師になる人や臨床心理士になる人、市役所等で働く公務員になる人もいると思います。

Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。

ダンスサークルに所属していて、ショーをつくってイベントや学祭などで踊っています。練習は結構大変で、オール練(0時~5時など)なんかもよくあります。しかし、一生懸命練習したからこそ、踊っているときに感じる楽しさや踊り終わった後の達成感は最高です。みんな本当に頑張っているので、悔し涙を流すことも嬉し涙を流すこともあります。また、人が舞台で踊っているのを見ても、思いや頑張りが伝わってきてすごく感動します。さらに一緒に頑張ってきたチームのメンバーとは本当に仲良くなれます。

さらに別の団体にも所属していて、そこでは誰かの提案にみんなが協力する、という形でやりたいことを色々やっています。文化祭では古着屋を開いて、本当にたくさんの方に来て頂きました。宣伝活動も本格的に行い、フライヤーをつくって町や他大学に配りに行ったり、ブログを開設したりと、とても面白かったです。人脈も広がりました。他にもすごく大規模なサプライズパーティーを開いたり、いろいろ面白いことをしています。

Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。

京都大学は本当に面白いところです。様々な教授がいて、さまざまな学生がいて、様々なことができます。私は人と人の繋がりが非常に大きな力を持つと思っているのですが、京都大学ではこれから先も付き合っていきたい、尊敬できる人にたくさんで会えると思います。また、京都というまちは古いものと新しいものが共存していて、魅力的な建物や景色もたくさんある、非常に素敵なところです。

勉強は大変かと思いますが、そのなかでも学ぶ楽しみを見いだせたら最高かな、と思います。知るということは楽しいです。受験生の皆さんはなによりも京大に行きたいという気持ちを強く持って、頑張り抜いて下さい。ただ、プレッシャーは感じすぎないよう、気楽に。きっと京大は来てよかったと思える大学です。お待ちしています!