東京大学 理科 I 類 2010年現役合格
T.S.さん
- 出身高校
- 甲陽学院高校
- 進学大学
- 東京大学 理科 I 類
Q1. 大学の講義について教えてください。
<2年次の時間割>
大学の時間割 | |||
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――― | 月 | 火 | 水 |
1限 | ――― | ――― | ――― |
2限 | システム創成概論 | ――― | 量子系の科学 |
3限 | ――― | ――― | 動機づけプロジェクト |
4限 | 数理手法IA | ――― | 動機づけプロジェクト |
5限 | 数学IA | ――― | 動機づけプロジェクト |
6限 | ――― | ――― | ――― |
――― | 木 | 金 | 土 |
1限 | ――― | ――― | ――― |
2限 | 反応系の科学 | 環境・エネルギー概論 | ――― |
3限 | システムモデリングI | 複雑系の科学 | ――― |
4限 | システムモデリングI | プログラミング基礎 | ――― |
5限 | ――― | プログラミング基礎 | ――― |
6限 | ――― | ――― | ――― |
月曜日の過ごし方:サークル→授業
火曜日の過ごし方:自由時間→バイト
水曜日の過ごし方:授業→自由時間
木曜日の過ごし方:授業→サークル
金曜日の過ごし方:授業→バイト
講座PickUp!
システムモデリングI 担当: 李先生
授業の名前はカッコいいですが、内容は流体力学と伝熱工学の授業・演習です。僕の専門はシミュレーションで、そのときに流体力学などを使用するので学科で指定された授業になっています。中学や高校で物理は学びますが、それとは異なる専門的な分野の勉強をしていると、大学生になったんだなぁと実感できます。
プログラミング基礎 担当: 稗方先生
これも上の授業と同じく、学科の必修授業です。大半の工学部ではプログラミングの授業があると思います。
これは2限連続の授業で、ずっとパソコンとにらめっこしてコードを打ち続けるのでとても疲れます。
今は自分で電卓のプログラミングを作ったり、成績処理をしてくれるプログラミングを書いたりしていて、プログラムの組み立てにも学生それぞれの特色が出て、すぐに自分の腕の上達も感じられるのでとても楽しみながら授業を受けられます。
Q2. 思い出の単位について
文系の授業の単位を取る方法は、主にレポート提出(+出席点)ですが、理系の授業の単位は期末テストのみ(出席点なし)が多いです。自分は理1で必然的に理系の授業を多く選択しなければならないので、期末テストの日程がきつくなります。しかも普段の授業に出ても出席点がなく、「テスト前に友達にノートをコピーさせてもらえばいいや」となり、授業には出ない。そうなると当然テスト前日のテスト勉強は徹夜でやることになります(泣)。そんな僕でも単位は一つも落とさずにやってこれているので、大学の教授は優しい人が多いです!
Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。
1つ学年が上のサークルの先輩の話ですが、進級に必要な最後の1単位をうっかりレポートの出し忘れで取れずに留年。
次の学期でその必要な単位を一つ取ればいいだけなので、当然暇になり、彼はせっかくならとバックパッカーとして世界1周の旅に出かけて行きました(笑)。
Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ
1位:『カレーライス』~230円、安い!
2位:『サバの味噌煮』~安い!
3位:『サラダバー』~普段食べない野菜が手軽に摂れる!
Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?
周りに意識の高い学生が多く、刺激を受けることができる。
友達が頑張って自分も頑張るという相互作用が生まれて、勉強なりサークルなりに本気で打ち込める。
Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?
自分の未来はまだどんなものになるかは想像できませんが、とりあえずは大学院に進もうと思っています。周りの理系の友達の大半(8,9割)も同じく院に進む予定です。3,4年生のうちに研究したいことを決めてしまって、大学院でその研究ができるように、院試にむけて頑張るつもりです。サークルなどの文系の友人は、公務員試験を受けたり、大学教授になるために院へ進んだり、ロースクールを受けたりと人によって進路は全く違います。
Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。
いま一番打ち込んでいることは、サークルです。大学生は自由に使える時間がとても多く、自分の好きなことを極めることができます。その好きなことを一緒に楽しんでくれる友人を見つけられるのがサークルの一番のメリットだと思います。僕自身はテニスサークルに所属していますが、高校時代に勉強ばかりした反動かスポーツ系のサークルに入る人が多いです。サークル対抗の試合が開催されたり、一年中楽しめるので、仲間と夢中になって過ごすことができます。
Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。
大学に入ると本当にやりたいことが何でもできます。勉強したければ周りに賢い学生・教授がおり、静かで巨大な図書館もあります。運動がしたければ、一緒に上をめざしてくれる友人や指導してくれる先輩がサークルにいます。もちろん怠けようと思えばいくらでも、のんびりと過ごすこともできます。大学生活は楽しくて本当にあっという間で、高校の時に勉強を頑張ってこの大学に入ってよかったと思えます。勉強して後悔することもないし、焦ることなくコツコツ努力すれば、楽しい大学生活が待っています。