京都大学 総合人間学部 2010年現役合格

S.A.さん

S.A.さん

出身高校
甲陽学院高校
進学大学
京都大学 総合人間学部

Q1. 大学の講義について教えてください。

  <2年次の時間割>

大学の時間割
―――
1限 教育相談 教育心理学II スポーツ実習
(フィットネス)
2限 哲学・文化史B 認識人間学B 教育課程論II
3限 運動医科学 日本古典講読論B ―――
4限 倫理学基礎論II 人間実践論B 教育方法論
5限 ――― ――― 教職教育論
6限 ――― ――― ―――
―――
1限 中国書誌論 特別活動の理論と実践 ―――
2限 中国古典講読論B 人間存在論基礎ゼミナーVB ―――
3限 日本語学文献講読論B 英語 ―――
4限 総人ゼミ
(デジタルメディア教育論)
――― ―――
5限 日本国憲法 ――― ―――
6限 ――― ――― ―――

基本大学では哲学系の勉強と興味ある様々な勉強をしています。一時期、教職を考えていたので上の時間割では教育系が多くなっていますが。

月曜日の過ごし方:勉強、ランニング

火曜日の過ごし方:勉強、筋トレ

水曜日の過ごし方:勉強、ランニング

木曜日の過ごし方:勉強、ランニング

金曜日の過ごし方:勉強、筋トレ

講座PickUp!

総人ゼミ    担当: 金丸敏幸先生

単位にならない総人のゼミです。先生の研究室にて少人数(今回は3人)でアットホームな雰囲気で行われました。毎回ゼミの始めに先生がジュース代をくれて、ジュースやお菓子をつまみながら楽しくやっていました。「デジタルメディア」と「教育」に関することで自分の興味のあるテーマを自由に設定し、研究を進めていくという内容でした。各自で研究を進め、毎週それについての発表と意見交換を交わし、軌道修正しながら形にしていくというものでした。とっても良い先生ですし、普段先生と直にじっくり議論し合うことはないのでとても刺激になりました。先生が一から研究とはどんなものか、どういう風に調べていくのか、どうまとめていくのか等を丁寧に教えて下さるので、とても勉強になり面白かったです。ちなみに私は「ロンドンハーツ」というバラエティー番組について研究しました。遊びみたいな内容に見えますが、中身はかなり濃くなかなか思うようには進まないなど研究の難しさと奥深さを知ることが出来きて、とても楽しかったです。

スポーツ実習 フィットネス   担当: 松原公恵先生

文字通りのフィットネス。美と健康を求める人におススメです。とても元気で若々しい綺麗な先生で、60近いと聞いて驚きでした。最初の方に身体の悩みなどのアンケートがあって、それぞれの改善したいこと(姿勢を良くしたいとか小顔になりたいとか肩こりを直したい等)に応える形で授業がありました。個人的にも親身に指導して下さるのでとても良かったです。

顔や頭皮のマッサージから呼吸法から美しい姿勢からモデルウォークから身体の骨・筋肉の使い方からエクササイズからストレッチから筋トレまで。美と健康に関することなら何から何まで教えてもらった気がします。実際、姿勢が良くなって身長が1㎝伸びました!

体育実技 体操/キャンプ/陸上   担当: 金尚憲/北尾岳夫/中村和雄先生

3つそれぞれ別の授業ですが、全部体育の教職の授業です。教職の授業なので普通の単位には入りませんが誰でも受講することはできます。私も教職は取りませんが受けていました。

体操はとにかく楽しかったです。先生がとても面白くて為になる雑談を交えての授業で飽きることがありませんでした。逆立ちやハンドスプリングや転回跳びなど全くできなかった人も全員できるようになりました。先生のオリジナルの道具を使って、教えてもらったことがないような指導法であっという間に上達できました。科学と経験に基づいた身のこなし方を教えてもらえます。蹴上がりができるようになったのが一番嬉しかったです。

キャンプは滋賀短期大学と合同で、3泊4日で行われました。キャンプを楽しむ側ではなく運営するスタッフとしての立場で参加でした。キャンプの知識があまりないにも関わらず、その場で薪割りや火の熾し方や料理の手順などの必要スキルを覚え指導していかなければならないのでかなり大変でした。しかしイニシアティブゲームや暗闇ウォークラリーやクラフト制作やキャンプファイヤーのネタ作りや深夜トークなど思い出深いものになりました。良い意味でも悪い意味でも体験できない世界を垣間見れました。

陸上は面白かったのですが、なかなかハードでした。でも色んな競技をさせてもらって本当に楽しかったです。歩き方・走り方のフォームからスタートダッシュからハードルから走り幅跳びから砲丸投げから走り高跳びから槍投げまで本当に色々させてもらいました。

キャンプの様子

Q2. 思い出の単位について

何人かの先生が交代で授業するリレー講義でやらかしました。10人くらいの先生の中から2人を選び、それぞれ4000字以上でレポートを書くという単位認定の課題がありました。しかし先生の名前をうろ覚えしており、違う先生の名前を書いて提出してしまい、8000字分の努力が水の泡になってしまったことがあります。先生にも失礼ですし自分も無駄骨ですので気をつけて下さいね。

Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。

京大生というより、やっぱり甲陽生がすごいと思います。みんな多才だな~と思います。総人生はみんな同じ学部とは思えないくらいそれぞれ違うことをしていてすごく面白いです。

Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ

1位:『温茶』~無料です!笑

Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?

全般に言えることは、京大の恵まれた学問環境もそうですし、他の大学や学部とは違って単位を気にせず自由に色んな授業を取れることです。総人は先生が一学年の人数より多いという贅沢な学部であり、先生も親身で距離が近くて総人で良かったなあといつも感じます。

個人的なことであれば、学部の深部に関われていることです。2012年度総人合宿代表をさせて頂いたり、オープンキャンパスで学生実行副委員長としてビデオ企画を一任してもらい、総人広報に文章が2p掲載されたりしました。かなり大変ですが、達成感もありとても充実しています。これがきっかけで先生や先輩や友達や後輩と繋がることができたりしてとても楽しいです。

Q6. 今のあなた、そして、これからのあなたを語って下さい。

もともとフランス系の現代思想・哲学に興味があり、春休みにフランス旅行に行くので、これをきっかけに本格的に研究していこうかと考えています。J・デリダを中心に興味のある事柄をカテゴリーに囚われずに幅広く考察していくつもりでいます。同時に既成の研究方法に潜むイデオロギー構造も検討していければと考えています。

またTACというダブルスクールに通って公認会計士の勉強もしています。今のところ公認会計士になる気は少ないのですが、スキルを身につける手段としてやっています。

大学生でしたいことの中に自転車で日本一周という目標があるので、まず4月から5月にかけて西日本一周してきます。自分の世界を広げ、サバイバル力とコミュニケーション力を鍛えて来ようと思っています。その旅を終えてから時間をたっぷり取って東北のボランティアも兼ねて自転車で東日本一周をしたいと思っています。また趣味としてアロマ検定一級を取ったり、ランニングや筋トレも細々としています。

上記のように、学問やキャリアアップや趣味や運動をしつつ、自分を成長させる経験を積極的にしていき、総人らしく色々と多彩に自由にやる大学生活にしていきたいと思っています。そんな大学生活を歩み、思索していく中で自分の方向性を決めていきます。就職や院に行くか何を成すか?はまだいろんなことを経験してからだと思っています。スペシャリストより総人らしくジェネラリストを目指して行きたいと思っています。心構えとしては、できる人よりできた人になりたいですね。評価されるまでになるのは当然として、周りの人を評価し能力を見いだせる人物になりたいと考えています。

Q7. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。

京大総人が間違いなく日本で一番最高です!面白そうじん・楽しそうじん!どこの学部行くか迷ったら迷わず総人へおいでやす~。受験勉強は辛いと思いますが、大学は楽しもうとすればとても楽しい所なので是非がんばって下さい!