京都大学 経済学部 2010年現役合格
C.K.さん
- 出身高校
- 兵庫県立北摂三田高校
- 進学大学
- 京都大学 経済学部
Q1. 大学の講義について教えてください。
<2年次の時間割>
大学の時間割 | |||
---|---|---|---|
――― | 月 | 火 | 水 |
1限 | ――― | ――― | 中国語 |
2限 | ――― | 社会思想史 | 社会経済学 |
3限 | ――― | 農業経済学 | 経済英語B |
4限 | マクロ経済学 | ゼミ | 会計学 |
5限 | 経済統計学 | ゼミ | ――― |
6限 | ――― | ――― | ――― |
――― | 木 | 金 | 土 |
1限 | ――― | ――― | ――― |
2限 | 中国語 | ――― | ――― |
3限 | 簿記 | ――― | ――― |
4限 | 簿記 | 経済思想史 | ――― |
5限 | ――― | ――― | ――― |
6限 | ――― | ――― | ――― |
月曜日の過ごし方:バイト(塾講)
火曜日の過ごし方:ゼミのミーティング
水曜日の過ごし方:バイト(飲食店)
木曜日の過ごし方:サークル
金曜日の過ごし方:週による
講座PickUp!
実践簿記 担当: 山田先生
経済学部の専門科目です。大原簿記専門学校の講師の方が来てくださって、簿記の資格を取得することを目的とした講義をしてくださいます。普段専門学校で行っている講義を半分の時間で行なうのでスピードは早いのですが、お金を払わずに簿記の資格取得のための勉強ができ、しかも単位までもらえるということで非常に有益です。6月に3級、11月に2級の試験を受けるのですが、両方とも試験前には答練という実戦形式の問題演習の時間を設けてあるので、万全の態勢で本番に臨むことができます。教え方も丁寧で分かりやすいので、他学部の方も受験しています。
こころの科学入門I 担当: 吉川・平石・内田先生
前期に開講される一般教養科目で、3人の教授が交替で授業を行うリレー講義です。こころの科学ということで、簡単にいえば心理学のような内容の講義なのですが、簡単な心理テストがたくさん盛り込まれていて聞いていてとてもおもしろいです。出席を取るわけでもないのに毎週出席していました。たとえば、花の絵が4種類書いてあって、これを2つに分類しなさい、と言われます。これは分類の仕方によって、自分が日本的思考の持ち主なのか、アメリカ的思考の持ち主なのかが見分けられるという心理テストです。他にもさまざまな心理テストがあるので、ぜひ実際に受講していただきたいと思います。
Q2. 思い出の単位について
1回生のときに受講していた中国語の文法に関する授業なのですが、私は運悪く、厳しい先生にあたってしまい、テストのときは本当に苦労しました。中国語には発音記号としてピンインというものがあるのですが、ただひたすらそのピンインの暗記が課されるのです。語学の単位は落としたくなかったので必死で覚えましたが、あの教授の顔は忘れないと思います。
Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。
大学2回生で海外に行って自分の論文を英語で発表する先輩(しかもとっても美人!)や、テニスウェアにテニスシューズという気軽な格好で富士山に登ってしまった人、バレンタインデーに全身をチョコで塗り固めた人など、いろんなタイプのすごい人がいます。頭がいいだけでなく発想力も豊かな人が本当に多いです。
Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ
1位:『北海道いももち』
2位:『ささみチーズフライ』
3位:『ケバブ』
Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?
何よりも人との出会いだと思います。発想力が豊かな人が本当にたくさんいるので、いろいろな人と関われば関わるほど、さまざまなエピソードを聞くことができるし、自分自身もいろいろな体験ができます。京都大学では、新しく友人を作ることが楽しくて仕方がありません。
Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?
3回生の夏ごろからはインターンシップに行き始めたいと思っています。どういった企業を目指すのかに関してはまだはっきりとしたビジョンはないので、これから視野を広く、いろいろな業種のことを知っていけたらな、と思っています。経済学部に限って言うならば、ほとんどの人が大学を4年で卒業し、就職するという進路をとっています。就職先としては商社や証券会社、銀行などが多いです。私は人と関わることがとても好きなので、たくさんの人と関わることのできる職業に就きたいと考えています。
Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。
私が打ちこんでいるのはサークルとゼミです。
京大にはテニスサークルがとてもたくさんあるのですが、京大生だけで構成されるテニスサークルは3つしかありません。私が入っているのはそのうちの1つです。とても大規模なサークルで、大学1回生から院生の方まで全部で200人ほどいます。合宿や飲み会、お花見、団体戦などなどたくさんのイベントがあってとても楽しいです。京大で一番強いサークルなので対抗戦の応援もとても盛り上がるし、大学からテニスを始めてもうまい先輩が丁寧に教えてくれます。大学からテニスを始めた人だけが出る団体戦が夏にあるのですが、その団体戦は一大イベントで、試合に応援に、とても盛り上がります。ちなみに今年で私のサークルが6連覇を果たしました!
ゼミは2回生から始まったのですが、活動量の多いゼミで、週2コマの正規活動の他にチームで週に何度もミーティングをし、研究を進めていきます。私のゼミは回生ごとにチームを組むので研究をしたことのない者どうしが集まって、ああでもない、こうでもないと話しながらなんとか研究を形にしていくという作業がとても大変なのですが、長時間一緒に過ごすためチームのメンバーの絆はとても深いものになります。サークルもとても濃い付き合いのできるコミュニティーなのですが、同じように深いつながりのあるコミュニティーがもうひとつできるなんて、ゼミに入るまでは思ってもいなかったので、ゼミでこんな仲間に出会えて、また、研究を通して成長できて、非常によかったと思っています。
Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。
京都大学は、本当におもしろい大学です。頭がいいから真面目な人が多いのかな、とか、変わった人ばっかりなのかな、とか、入る前はいろんなイメージがあったのですが、入ってみたらおもしろい人がたくさんいて、友達と話しているだけでたくさんの刺激を受けられます。京都大学の魅力は、実際に自分が通ってみて初めて分かる部分がたくさんあると思うので、ぜひみなさんにも京都大学に来てほしいです。勉強はつらいときも多いと思いますが、それを乗り越えれば楽しいキャンパスライフが待っていると思って、ぜひ頑張ってください。