東京大学 文科II類 2010年現役合格

H.A.さん

H.A.さん

出身高校
灘高校
進学大学
東京大学 文科II類

Q1. 大学の講義について教えてください。

  <2年次の時間割>

大学の時間割
―――
1限 統計 ――― 経済史
2限 統計 ――― 経済史
3限 ――― ――― ―――
4限 経営 ――― ―――
5限 経営 ――― ―――
6限 ――― ――― ―――
―――
1限 マクロ経済 マーケットと
ファイナンス
―――
2限 マクロ経済 マーケットと
ファイナンス
―――
3限 経済原論 ――― ―――
4限 経済原論 会計 ―――
5限 ミクロ経済 会計 ―――
6限 ミクロ経済 ――― ―――

月曜日の過ごし方:授業→帰宅

火曜日の過ごし方:お出かけ(買い物や友達と遊ぶ等)、勉強

水曜日の過ごし方:サークル→授業→帰宅(or外出。勉強する時も。)

木曜日の過ごし方:授業→帰宅

金曜日の過ごし方:サークル→授業→帰宅

講座PickUp!

ミクロ経済    担当: 神取先生

経済学部(内定)生の選択必修科目です。

先生が毎回授業計画をしっかりと立てて、とても丁寧に講義してくれるので、わかりやすくて、勉強してる!って感じになりますね。授業内容は、消費者の行動と企業の行動を、数式を使いながらモデル化する、と言ったらとても難しいように思えるかもしれないですが、おおざっぱに言えば、たとえば300円でジュースとお菓子を買うときに、どちらをどれだけ買えば一番満足できるかを考える、というような学問です。木曜日の5,6限という時間帯だったのですが、空席がほとんどないくらい人気の講座でした。

経営     担当: 高橋 伸夫先生

上記と同じく経済学部(内定)生の選択必修科目で、企業(会社)を経営するとはどういうことか、を学ぶ講座です。内容自体はなかなか抽象的なことも多くて難しい部分もありますが、先生が実際に様々な企業の人と交流している(らしい)人なので、企業のウラ話的なことも多くて、面白かったです。

Q2. 思い出の単位について

2月の中旬に期末試験があったのですが、一科目週2コマ(つまり180分)の科目ばかりだったので、分量が多くて(ちなみにどれくらいかといえば、ページ数で考えると、一科目につき、世界史Bの教科書一冊分くらい。科目数は8科目)、泣きそうでした。2月頭から試験勉強を始めたのに間に合いませんでした。泣きました。この文章を書いている今はその試験結果待ちの状況ですが、どれだけ単位が取れているか不安です。

Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。

どの分野ですごいのかによりますけど・・・笑

<勉強面>

・TOEIC満点の人

・平均睡眠時間3時間でずっと勉強している人

<それ以外>

・ラーメン二郎(という有名なラーメン(?)店があるみたいです)の全店舗制覇を達成するべく、日々奔走(この前は仙台に行ってました)する人

・学部への抗議として(?)校舎の二階から飛び降りて骨折→入院→試験受けられなくて留年(との噂)した人

・成人式前にやらかした人

・芸能人(笑)

とにかく、高校までと比べて本当にいろんな人が集まっているのが大学ですね。

あっ、ちなみに知り合いではないですが、最近ではバレンタインデーの日に「チョコください」という看板を持って食堂の前にずっと立っている人がいましたね(笑)。

Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ

1位:『オークス』(490円)~自分で野菜を選んで器にのせて渡し(器からこぼれない範囲でのせ放題)、その場で野菜炒め定食を作ってくれるというメニュー。ちょっと割高ですが、野菜が不足しがちな一人暮らし組には貴重な健康食ですね。

2位:『カレー』(Mサイズ230円)~230円で732kcal摂れる。

3位:『ソースカツ丼』(Mサイズ390円)

Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?

なんだかんだで真面目な学生が多いところです。社会人になったらあまり遊べなくなる分、大学生のうちに思いっきり遊ぶ、というのもいいんですが、勉強ができるのもまた大学生までだと僕は思っているので、その勉強がしやすい環境が東京大学にあるということは、とてもよかったと感じています。

Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?

大学院への進学は今のところ考えていないので、3年生の夏ごろから就活が始まって、すんなりいけばそのまま内定→卒業→就職という形になりそうです。まだ就職に関してはあまり考えていないので、どういった業種に行きたいとかはわからないです。

僕の周りには経済学部はもちろんとして、法学部の友達も多いのですが、経済学部の友達は大体が就職を考えていて、法学部は大きく法科大学院を目指す人、国家公務員を目指す人、就活をする人に分かれているといった感じですね。

Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。

サークルでサッカーをしています。年一回のリーグ戦に加えて、大学主催の大会や一般参加の大会に出ています。朝練サークルなので、早起きの習慣もつくし、なにより午後の時間が空くのがいいですね(っていっても授業があるんですが笑)。しっかりサッカーをするサークルなので、部活ほど生活が縛られるのはイヤだけど、サッカーはちゃんとやりたい・・・という人が集まっています。とくにリーグ戦の時は各チームの応援も白熱して、かなり盛り上がります。

Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。

大学では高校までよりも自分の時間が増えます。だから、各々が自分の好きなことをするようになります。東京大学には、そんな自分の好きなことに打ち込むのを助ける良い環境があると思います。東京の都心にあるので、TVで見るような繁華街も近くて、いろいろな情報も集まりやすいし、学業面では進学振り分け制度のおかげで専門を入学後に選択できるし(これが逆に競争を生む原因となって生徒にとって厳しい、という意見もありますが)、なんといっても大学自体の規模が大きいので、本当にいろいろな団体に出会うチャンスが多いですね。受験はそう簡単なものではないですし、受験生は大変な思いで勉強することになる(なっている)でしょうが、是非ともがんばって、チャンスをモノにしてほしいと思います。