東京大学 文科 I 類 2010年現役合格
Y.M.さん
- 出身高校
- 東大寺学園高校
- 進学大学
- 東京大学 文科 I 類
Q1. 大学の講義について教えてください。
<2年次の時間割>
大学の時間割 | |||
---|---|---|---|
――― | 月 | 火 | 水 |
1限 | 統計学 | ――― | ――― |
2限 | 統計学 | ――― | 刑法第一部 |
3限 | ――― | ――― | ――― |
4限 | ――― | ――― | 国際法第一部 |
5限 | ――― | 外食産業理論 (ゼミ) |
――― |
6限 | ――― | ――― | ――― |
――― | 木 | 金 | 土 |
1限 | ――― | 国際法第一部 | ――― |
2限 | 民法第一部 | ――― | ――― |
3限 | ――― | ――― | ――― |
4限 | ――― | 憲法第一部 | ――― |
5限 | ――― | 中級英語 | ――― |
6限 | ――― | ――― | ――― |
月曜日の過ごし方:バイト or サークル
火曜日の過ごし方:基本オフ。勉強にあてたり、あそんだり
水曜日の過ごし方:夜はバイト。
木曜日の過ごし方:授業の後、友人とご飯行ったりします。
金曜日の過ごし方:週による。
講座PickUp!
刑法 担当: 橋爪先生
いわずもがな法学部の専門科目、刑法です。単純に僕が法学の中で今一番得意だから選びました(笑)。先生が東大の先生の中では珍しく丁寧な授業をなさるので、法学部の学生の中でも人気が高いです。そんなことを言うとほかの先生に怒られそうですが…
外食産業ゼミ 担当: 齋藤智先生他
最初は名前で選びました(真顔)。でも、調理実習をしたり、外食産業の経営理論(実際にお店を運営する上での)を学べたりと得られるものは大きかったです。2年生になった今、先生のアシスタントという形(TA)で授業に参加しています。学期末にはチーム単位で考えた仮想店舗の企画をプレゼンしていって表彰を行います。
Q2. 思い出の単位について
2年生の冬学期が辛かったです。というか書いている今、試験が終わった当日なのですが、1か月ほど、もはやファミレスに住んでいるんではないか、というほどこもって勉強していました。法学部ではある程度いい成績を残さないと大学院に進めないので、みんな必死でやってきます。長いときは一日15時間くらいいました。1か月で1科目教科書が平均2冊、講義ノートが200ページという暗記ゲームを5~6科目もやり続けるというもはや苦行です。これを見て、法学部をやめようと思ったあなた、甘いです。ほかの学部も同じです(笑)。でもやはり先輩だと、特に法学部が勉強しているイメージがありますね。
Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。
以前バンドを組んでいた友人は、今ではベンチャー企業の執行役員として在学中ながらバリバリ働いています(学校来ていません)。
Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ
1位:『揚げ出し豆腐』
2位:『鯖の味噌煮』
3位:『切り干し大根』
まさにこんな感じです。学校の近くにあるラーメン屋が人気ですね。
Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?
東京で暮らしていることですね。一人暮らしをして、自分で勉強計画を立て、スケジュールを管理することは予想以上に難しいです。と同時に、大学生になって親元で暮らしていたら、社会人になって戸惑っていただろうなーとも思っているので、貴重な経験ができているなーと思います。あと、門限がありません!(←ここ重要)
Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?
法学部に限って言えば、司法試験を目指す人たち、国家公務員を目指す人たち、就活に明け暮れる人たちに分かれるようですね。試験に強い人が多いので、やはり国家試験方向に流れてしまうようです。しかし、東大法学部から企業に就職する人たちも優秀な人(どちらかというとアクティブな人)が多いように感じますね。
僕は、今のところ法科大学院進学を目指しています。しかし、弁護士を一生やりたいというわけでもないので、他の業界も検討しながら、長い学生生活の間でいろんな知見を持って活動できるといいなーと思いながら日々暮らしているわけです。
Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。
僕は軽音サークルに入っていて、ベースを弾いています。練習して、先輩とか同期とか後輩とかに褒めてもらえたらすごくうれしいです。たまに録音を流していて、本物みたいに聞こえたらいいのになーと思いながら日々練習しています。。。バイト代はほとんど服かサークルに消えてしまっていますが…!
Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。
東京大学、入ってから思っていた以上につらかったです!しかし、それ以上に楽しいです。大学受験時代、自分の頭をいかに使いきれていなかったのかを痛感させられます。学問的な楽しさを感じるようになれたら、本当の東大生なのかもしれませんね。自分はまだまだです。
大学に入って、「こういうことをやりたい」と思っている人は多いと思います。その気持ちをしっかりと持ち続けてください。そして高校時代でも、わからない範囲は深く掘り下げてやっていくクセをつけましょう。大学受験に必要かどうか、で分けてしまうのはもったいないです。同じように問題が解けても、他の人よりしっかりわかっているかは、応用問題を出した途端にわかります。典型例だけを勉強するのが勉強ではありません。でも、そういう勉強は大学に入ってからのお楽しみにしてもいいかもしれませんね!