大阪市立大学 医学部医学科 2010年現役合格
S.K.さん
- 出身高校
- 私立四天王寺高校
- 進学大学
- 大阪市立大学 医学部医学科
Q1. 大学の講義について教えてください。
<2年次の時間割>
大学の時間割 | |||
---|---|---|---|
――― | 月 | 火 | 水 |
1限 | 消化器7 | 内分泌・代謝5 | 呼吸13 |
2限 | 消化器8 | 内分泌・代謝6 | 呼吸14 |
3限 | マクロ実習18 (解剖実習) |
マクロ実習19 | マクロ実習20 |
4限 | マクロ実習18 | マクロ実習19 | マクロ実習20 |
5限 | ――― | ――― | ――― |
――― | 木 | 金 | 土 |
1限 | 免疫15 | 消化器実習9 | ――― |
2限 | 免疫16 | 消化器実習10 | ――― |
3限 | 感覚皮膚1 | マクロ実習21 | ――― |
4限 | ――― | マクロ実習21 | ――― |
5限 | ――― | ――― | ――― |
毎週決まった曜日に同じ授業があるわけではなく、時間割が毎日ちがうので、10月第2週の1週間の時間割書きました。
月曜日の過ごし方:午前の授業→食堂で昼ごはん→解剖実習→終わり次第バイト
火曜日の過ごし方:午前の授業→昼ごはん→解剖実習→帰宅
水曜日の過ごし方:授業→昼ごはん→解剖実習→部活
木曜日の過ごし方:授業→昼ごはん→授業→バイト
金曜日の過ごし方:授業→昼ごはん→解剖実習→部活
講座PickUp!
マクロ実習(解剖実習) 担当: 中嶋・阿部・池田先生
今までの医学部の授業の中で最も印象に残るものでした。献体していただいた方を、4人班で約3カ月かけて解剖をさせていただきます。怖いと感じる人、興味深そうと感じる人、様々だと思います。私は最初少し不安がありましたが、実際実習が始まると、授業についていくことに必死で怖いという気持ちはなくなり、新しいことをたくさん知ることができ、とても毎日が充実していました。人体の細部までを自分の手で触れて、見て、知ることができて、その複雑さに驚き、命の尊さを感じました。医学部ならではの、誰にとっても大変貴重な体験になると思います! 実習をサポートしてくださる先生方もとても優しくて、行き詰った時にはいつも助けてくださいました!
循環 担当: 北川先生
2回生の授業で、北川先生の授業はダントツで分かりやすかったです。生理学の教授で、他に血液、腎泌尿、呼吸器なども担当しておられます。2回生の授業では大きく分けて解剖学と生理学があります。前者は人体の各部の名前・構造や動きについて、後者は人体の機能(血液循環や呼吸、ホルモンなどなど)について学んでいきます。生理学はイメージがしにくく私は苦手だったのですが、北川先生の授業で説明された部分だけはすんなり理解することができました。少し厳しい先生と聞いていましたが、話し方も独特で時々コミカルなこともされるのでとても楽しい授業でした。
運動器実習 担当: 阿部先生
運動器には筋・骨がありますが、この実習では骨のスケッチをしました。人間の骨は真っ白なだけだと思っていましたが、スケッチしてみると様々なでっぱり、つるつるな所、荒い所、とがったところなど、それぞれの骨により特徴があります。これによって筋肉や隣の骨と関係して、人間の様々な動きが可能になっています。このことを阿部先生に教えていただきました。阿部先生は骨を愛しています(笑)。とても優しくてよく笑う女の先生です。
コミュニケーション 担当: 首藤先生
医師に必要なコミュニケーション能力について考え、実践する授業です。グループごとでの討論・発表をした後、患者さんの診察・家族への説明・がんの告知など、シナリオを設定して自分たちでロールプレイングを行いました。実際自分たちでロールプレイングをしてみると、医師役の人はその伝え方、仕草、態度まで気を使う難しさ、また患者や家族役の人は患者さんがどのように感じるのかを少し知ることができ、これから身につけていかなくてはいけないコミュニケーションについて考え始めることができました。
Q2. 思い出の単位について
市大は他の医学部とは少し変わっていて、試験範囲の分け方が違うようです。そのおかげで年間約20科目の試験があります。軽いものから重いものまで、落としやすいものから慈悲深い先生のおかげで取りやすいものまで様々です。しかし、夏休み明けと正月明けのテストラッシュはすさまじいです。正月は4日から試験なので今年の三が日は勉強漬けでした(泣)。医学部は覚えることが山のようにあります。本当に山のように。新しい知識の暗記方法は高校生のうちに確立しておくといいですね~。
Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。
髪色がピンクになったり銀になったりする人や、ドレッドヘアのウィッグをかぶってきちゃう人など、冒険心豊かな人がたくさんいます~(笑)。
Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ
1位:『巣籠り卵(ほうれんそうと温泉卵)』温泉卵大好きなので^^
2位:『ササミチーズ』外はカリっと中からはチーズがとろーん 脂っこくなくておいしいです。
3位:『豚汁』定番。
Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?
通いやすくて便利な所です。医学部キャンパスは天王寺の街中なので、空き時間や学校帰りにすぐ遊びにいけるので♪笑 あとは、教室もきれいですね。
また、1回生のときには市大病院の看護師さんと開業された医師に1日ついて、2回生では市大病院の医師について勉強させていただくなど、早い段階から現場に行かせていただけるのでモチベーションがあがってとてもよかったです。
Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?
まだ私はどの科の医師になりたいかは決めることはできていません。周りも決めている人は少ないです。ほとんどの人が臨床医を目指していますが、まだ医師になるのかどうかを迷っている人も何人かいるようです。これからまだまだたくさんのことを勉強して、5・6回生のポリクリでいろいろなことを知って決めていこうと思います。
Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。
1回生から軟式テニス部に所属しています。春・夏・秋に大会があり、夏の西医大が一番大きな大会です。私はまだまだへっぽこなのですが、先輩のように試合ができるようになりたいなと思っています。軟式テニスはダブルスのみなので、ペアと支えあいながら試合できることが大好きな所です!
また、大学生になってから旅行する機会がとても増えました。お金があまりないので(笑)。国内が多く、海外でも韓国・台湾・サイパンなど近場ばかりですが、これからも知らない場所にどんどん行って、いろんな経験をしていきたいなと思っています♪
Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。
市大は杉本町キャンパス、天王寺キャンパスともに通いやすくてなかなかきれいです!部活もたくさんあって楽しいですよ。
天王寺は最近栄えてきているので、ショッピングも、カラオケも、ご飯も、カフェもなんでもしほうだいです♪
勉強の面では、大学の横にメディックスという医学部生用の図書館があり、自習もできるのでとっても便利です。
大学入試ではセンター試験・二次試験とたくさんのことを勉強しないといけませんが、焦ることなくまずは今、研伸館や学校で勉強していることを一つ一つ身につけて、基礎を大事にして、頑張ってください!