東京大学 理科I類 2011年現役合格
K.K.さん
- 出身高校
- 私立灘高校
- 進学大学
- 東京大学 理科I類
Q1. 大学の講義について教えてください。
<2年次の時間割>
大学の時間割 | |||
---|---|---|---|
――― | 月 | 火 | 水 |
1限 | ――― | ――― | ――― |
2限 | システム創成学概論 | ――― | ――― |
3限 | ミクロ経済学 | ――― | 動機付けプロジェクト |
4限 | 数理的手法I | ――― | 動機付けプロジェクト |
5限 | 数学 | 地球環境論 | 動機付けプロジェクト |
――― | 木 | 金 | 土 |
1限 | ――― | ――― | ――― |
2限 | 量子エネルギー化学 | 環境エネルギー学概論 | ――― |
3限 | 環境エネルギー材料学概論 | 地球科学 | ――― |
4限 | 流体力学 | プログラミング基礎 | ――― |
5限 | 流体力学 | プログラミング基礎 | ――― |
月曜日の過ごし方:バイト
火曜日の過ごし方:バイト
水曜日の過ごし方:サークル朝練→授業
木曜日の過ごし方:読書・テレビなど
金曜日の過ごし方:サークル朝練→授業
講座PickUp!
地球科学 担当: 加藤、宮本先生
現在の学科で受講している授業です。「地球科学」という名前がついていますが概論的なものではなく、先生方の研究されている内容を教えてもらえます。宮本先生は宇宙工学についてNASAの探査機の映像なども織り交ぜて授業してくださりました。加藤先生の授業は専門の「レアアース」についてでした。加藤先生は本を執筆されたりテレビに出演されたりしている有名な教授で、そんな第一線で活躍されている教授の授業を受けられるのは東大ならではだと思います。
文化複合論 担当: ベイデン オフォード先生
一年の前期に取っていた授業です。オーストラリア人の先生ということで授業はすべて英語で進められ、受講者の半数以上は留学生・帰国子女でした。文化論を勉強したかったというより英語で授業を受けてディスカッションなどができる機会が欲しかったので受講したのですが、結果的には内容もとても興味深くて教養がついたと思います。
Q2. 思い出の単位について
高校ではありえないことですが、東大では各クラスに試験対策委員(シケタイ)というものがあります。非公式ですが、しっかりしていて試験勉強に必要な対策プリントを作成してネットで共有します。一年の英語のテストのために僕が対策プリントを作ったのですが、その英語で「優」が取れなかったのがショックでした。
Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。
登山部員で富士山の樹海を横断した友達が同じ学科にいます。高校生の時に横断したらしいです。とてもワイルドですね!
Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ
1位:赤門ラーメン
2位:おろしチキンカツ
3位:オークス(野菜炒め)
Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?
進振り制度があり、大学生になってから進路選択のために、本や授業で知識を深め視野を広げる期間があることだと思います。高校2年生のときは進路選びに1年半使うのがもったいないと考えて、入学時点で進路が決まる他の大学を志望していましたが、「やっぱりもっと知ってから進路を決めたい」と思い3年生になる頃に東大を志望することにしました。
Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?
化石エネルギーにかわる新エネルギーの普及に関わっていきたいです。現在その手段として、研究ではなく企業に就職することを考えています。周りの友達の進路は様々ですが、理系だと研究職に就く人も多いです。
Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。
サッカーサークルに入っていて、一年生の夏から一年間代表をしていました。指導者のいない中でチームやその練習環境を作ることにやりがいを感じていました。また、フットサルの大会を開いて参加費をタイ・カンボジアの国境付近にある地雷撤去のために寄付するという活動を学生団体で行っています。
Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。
遠くを見ることと近くを見ることのバランスを取りましょう。先の計画を持ちながら、それに基づき現在しなければならないことをこなしてください。アルバイトの関係でかなりの数の東大受験生を見てきましたが、このバランスが取れている生徒は学力が思うように伸びています。バランスが取れていない生徒とは例えば、どの問題集をいつ使うか相談に来るばかりで勉強量が少ない生徒や、苦手科目をほったらかしにして英単語ばかり覚えているような生徒です(前者の方が多いです)。
ゴールを視界に入れつつ一歩ずつ歩む努力を怠らずに頑張って下さい。