東京大学 文科I類 2011年現役合格
T.K.さん
- 出身高校
- 灘高校
- 進学大学
- 東京大学 文科I類
Q1. 大学の講義について教えてください。
<2年次の時間割>
大学の時間割 | |||
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――― | 月 | 火 | 水 |
1限 | 身体運動科学 | 社会I | 経済I |
2限 | 日本史学特殊講義 | ――― | スポーツ・身体運動実習 |
3限 | ――― | トルコ語初級 | ――― |
4限 | ドイツ語一列 | ――― | ――― |
5限 | 認知脳科学 | ――― | ――― |
6限 | 教師論 | ――― | ――― |
――― | 木 | 金 | 土 |
1限 | ――― | ――― | ――― |
2限 | 英語二列C | ドイツ語演習 | ――― |
3限 | ドイツ語二列 | ドイツ語二列 | ――― |
4限 | ――― | ――― | ――― |
5限 | ――― | 野外生物学 | ――― |
6限 | ――― | ――― | ――― |
月曜日の過ごし方:1日中講義
火曜日の過ごし方:サークル
水曜日の過ごし方:サークル
木曜日の過ごし方:サークル
金曜日の過ごし方:週による 飲んだり麻雀したり
講座PickUp!
日本史学特殊講義 担当: 大津透先生
文学部の歴史方面に進もうかと考える人なら取っておくべき科目です。日本史方向では名の知られた教授の考え方などを聞くことができる貴重な講義です。私の場合、高校の先生と教授が別の説を主張していたため両面から考察する機会になりました。また、たいていの人がこの講義で、文学部特有の縦書きレポートに初めて触れることになるでしょう。
野外生物学 担当: 伊藤元己先生
この講義ではタンポポの観察をします。班ごとにキャンパス内のタンポポに袋をかけて何種類かのタンポポの生殖方法の違いを見ます。そして最後にデータをまとめるのですが、それまで使ってこなかった統計を身につけることができました。また、少人数クラスなので生徒間で親しくなれました。
Q2. 思い出の単位について
私は1年の夏学期に諸事情でドイツ語の試験2つを受けられず、残り1つの試験も落としたため冬学期に頑張らねば進級できない状態になりました。冬学期の試験では答案用紙に教授への嘆願文をドイツ語で書くなどして必死に点をもらいましたが、それでも2年時に再度ドイツ語を受講せねばならず、2年のドイツ語の講義と1年のドイツ語の講義の両方に苦しめられる毎日でした。
Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。
自分の地元をPRする活動の代表を務め、知事などとも話したり新聞にも取り上げられたりしている人がいました。悪い意味ですごい人としては、東大に私より先に入学して今は学年が下になっている人がいました。
Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ
1位:カレー 安いから
2位:鮭親子丼 北海道フェアのメニュー。サーモンといくらがとても美味しい。
3位:パワー丼 豚肉や玉ねぎやニラを炒めてさらに温泉玉子を乗せていてまさにパワーが出る。
おまけ:駒場キャンパスから徒歩10分あたりにある『リトルショップ』というカレー屋はおいしくコスパもいい店ですので是非。
Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?
教養学部の様々な講義を受けることで将来についてじっくり考えることができました。そして進振り制度のおかげでやりたいことのできる学部に進むことができました。また、人間関係としては東大生には面白い人もいればすごい人もいて、普通の人もいっぱいいるということがわかったことが良かったと感じます。
Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?
自分の好き放題に研究生活に進みたいと思っています。就職活動も少しはするかもしれませんが基本的には院試に向けて勉強していく日々になるでしょう。また、教職も取っているので教師になる可能性もあります。同じ文科一類・二類のクラスの友達などは無難に入学そのまま法学部や経済学部に進む人が多いですが、一部研究の道に進もうとする人もいます。
Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。
大学に入ってからは野球サークルに入って力を入れています。中高時代勉強のため野球を離れて生まれたブランクにも関わらず歓迎してくれる気軽なサークルですので楽しく活動をしています。アルバイトは今のところ臨時バイトしかしていませんが、学会の手伝いをするバイトは研究発表などを聞けて興味深いものでした。
Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。
東大は有名な教授がたくさんいるため、その話を聞くためだけでも入学して損はありません。東大は入ってからでも行く進路を変えることができるので早いうちからあまり将来について思いつめることもありません。入ってからやりたいことをじっくり見つけていけばいいのです。そして、東大生といっても普通の学生が大半なので無理に気負う必要はありません。是非東大を目指して頑張ってください。