京都大学 法学部 2011年現役合格
M.S.さん
- 出身高校
- 国立大教大附属池田高校
- 進学大学
- 京都大学 法学部
Q1. 大学の講義について教えてください。
<2年次の時間割>
大学の時間割 | |||
---|---|---|---|
――― | 月 | 火 | 水 |
1限 | 一般教養(環境学) | ――― | 英語 |
2限 | 民法第二部 | 憲法第二部 | 比較政治学 |
3限 | 刑法第二部 | ――― | 刑法第二部 |
4限 | ――― | 朝鮮語II | ――― |
5限 | ――― | 朝鮮語II | ――― |
6限 | ――― | ――― | ――― |
――― | 木 | 金 | 土 |
1限 | ――― | 民法第二部 | ――― |
2限 | 憲法第二部 | 比較政治学 | ――― |
3限 | 一般教養(労使関係論) | ――― | ――― |
4限 | ――― | 法政英語 | ――― |
5限 | ――― | ――― | ――― |
6限 | ――― | ――― | ――― |
月曜日の過ごし方:授業のあとバイトへ
火曜日の過ごし方:授業
水曜日の過ごし方:授業
木曜日の過ごし方:授業のあとバイトへ
金曜日の過ごし方:授業
講座PickUp!
刑法第二部 担当: 高山佳奈子先生
刑法第二部では、刑法上のそれぞれの罪について、どのような場合にその罪が成立するのかを学びます。例えば、「放火罪」では、まず「何に」放火するかによって罪名はわかれますし、どうなれば「放火し」たと言えるのかについても、いくつかの学説にわかれています。さらに、なかなか燃えない素材でできた難燃性の建物なら?など、現実社会で考えられる様々な場合について、その犯罪の成立を考えます。
そして今回この講義を担当された高山先生は、女性です。実は法学部の教授で女性の方は決して多くなく、京大でも私が知る限り高山先生だけです。世界の刑法学会に日本代表として参加され、地方条例の作成にも携わっていらっしゃるそうです。私は同じ女性として、日本有数の法学者として活躍されている高山先生の授業を受け、刺激を受けました。やっぱり法律を極められる方は、好きなんですね、法律が!私も法律を好きになりたいです。^^;
憲法第二部 担当: 大石眞先生
憲法は、基本的に、国と国民の関係を規律する法規です。その中でも憲法第二部は、「人権」に関して学びます。日本国憲法は国民にどんな権利を保障し、その権利の内容はどうで、その権利を制限されるのはどんな場合か。例えば「表現の自由」という権利がありますが、だったら国民はどんな時間に、どこで、どんな表現活動をしてもよいかというと、もちろんそういうわけにはいきません。このようなことを、権利ごとに考えていきます。
今回この講義を担当された大石先生は、とてもダンディーで、優しい方なんですが、聞いた話では、外ではいつも(夜でも?)サングラスをかけて、学生と頻繁に飲み会をされるそうです。そんな姿を見て、祇園で人混みが先生を避けたとか避けてないとか。素敵な先生です。
Q2. 思い出の単位について
高校に比べて、単純に、勉強しなければいけない量が格段に多いです。4科目試験があったら、教科書5~6冊分あります。1冊は少なくとも300ページくらいあります。テスト前には、Red Bullに翼を授けてもらう人が続出します。教科書の隣にチューブの生わさびが置いてあるのを見ました。早くから準備をすればきっと大丈夫です。法律や政治に全く興味がなく、将来にも関わらないという人にとっては、京大法学部は少し大変かもしれません。しかし法曹界に進むのは全体から見れば少数派なので、みんな頑張って卒業しているんだなぁと思います。
Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。
自分のすべきことをしっかりして、結果を出す人は、みんなすごいなぁと思います。
Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ
1位:銀鮭の西京焼き(この前初めて食べました。魚料理は一人暮らしの学生に人気があります。私は自宅生です)
2位:お味噌汁(いつも運んでいる間にこぼします。豚汁はこぼさないのに。)
3位:かけそば(168円で、すごいなぁと思います。)
Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?
京都に住めることです。京都は全国各地から修学旅行で、さらには海外からの旅行でも人気のスポットであり、見る場所が尽きません。そんな京都で大学生活を送れるのは幸せだと感じています。
Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?
弁護士を目指そうと思っています。就活をして民間企業に行く人が割合としては多いです。あとはロースクールに進学する人、国家公務員・地方公務員を目指す人など様々です。
Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。
サークルは国際法学研究会というところに入っています。主に国際法模擬裁判をするサークルです。国vs国の架空の事件があり、いずれかの国の代理人として、裁判官を説得するゲームです。国際法なので教科書や判例はほとんど英語で、準備はとても大変です。全国大会があり、先輩方は優秀な成績を残されています。大変ですが、大変なことをやらないと成長はしないだろうし、チャレンジする価値があるゲームだと思いました。
Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。
「もし、成功したいと思うなら、とても簡単なことだ。自分がすることについて知り、愛し、そして信じることである。」ウィル・ロジャーズ