京都大学 工学部 2011年現役合格
Y.M.さん
- 出身高校
- 私立高槻高校
- 進学大学
- 京都大学 工学部
Q1. 大学の講義について教えてください。
<2年次の時間割>
大学の時間割 | |||
---|---|---|---|
――― | 月 | 火 | 水 |
1限 | 計画システム分析及び演習 | ――― | ――― |
2限 | 計画システム分析及び演習 | ――― | ――― |
3限 | ――― | 土質力学I及び演習 | 水理学及び演習 |
4限 | ――― | 土質力学I及び演習 | 水理学及び演習 |
5限 | ――― | ――― | ――― |
6限 | ――― | ――― | ――― |
――― | 木 | 金 | 土 |
1限 | ――― | 構造力学I及び演習 | ――― |
2限 | 工業数学B1 | 構造力学I及び演習 | ――― |
3限 | ――― | 物理探査学 | ――― |
4限 | 科学英語(地球) | 基礎環境工学I | ――― |
5限 | ――― | 地球科学序論 | ――― |
6限 | ――― | ――― | ――― |
月曜日の過ごし方:サークル
火曜日の過ごし方:バイト
水曜日の過ごし方:サークル
木曜日の過ごし方:バイト
金曜日の過ごし方:授業
講座PickUp!
暮らし・環境・平和 ― ベトナムに学ぶ ― I・II 担当: 田中樹・水野啓先生
「I」では学期中に授業が行われ、外部から人を招いたりしてベトナムについて様々なことを学びます。ベトナム人の方が来て英語で講義をしてくれる回もあり、少人数クラスなので最後の方の授業ではプレゼンをします。そして「II」では、「I」の講義を受講したうちの中から10名ほどが夏休み中に実際にベトナムに行って、2週間ほどフィールドワークをします。フィールドワークといってもそれほど厳格なものではなく、現地の文化など様々なことを実際に感じるというのが目的で、ただの観光ではなかなか行けないような山間部の村にも行くなど、とにかく色々な場所を回ります。現地の学生と交流しながら行うのでとても楽しく、思い出にも残るくらいとても中身の濃い授業です。
地球工学総論 担当: 地球工学科関連の教授など
地球工学科必修の専門科目で、大講堂での授業と少人数に分かれてのゼミが隔週で行われます。このゼミは、各研究室が授業を担当していて、構造物や資源についてなどそれぞれの研究室の研究内容に沿って授業が実施されます。生徒の人数は各10人くらいと少なく、これから自分が専攻するかもしれない分野についてとても密に学べます。ゼミなので当然プレゼンもあり、その分野を専攻している教授や院生の前で発表するのはとても緊張しますが、1回生のうちから授業で研究室と関われるため、とても刺激になります。
起業と事業創造I 担当: 木谷哲夫先生
この講義ではよく外部から人を招き、起業・マーケティングについてなどを勉強します。ライブドアのCMO(最高マーケティング責任者)がきてお話をしてくださったこともあります。専門科目ではないので誰でも受講でき、また誰が聞いても面白いような内容で、実際のマーケティングについて(例えばCMについてなど)のエピソードなどを聞くことが出来ます。課題として、ビジネスアイデアについての2000字程度のレポートが学期中4回あるのがしんどかったですが、自分でビジネスアイデアを色々考えるのは中々面白かったです。
Q2. 思い出の単位について
1回生の前期に履修した、「物理学基礎論A」が一番印象に残っています。担当の教授はこの科目を担当して2年目だったのですが、1年目に3割の学生が単位を落としていたので、「今年は少し易しくします」と言っていました。ところが、いざ期末試験を受けてみると、明らかに過去問よりも難しくほとんど解けませんでした。もちろんその単位は落としました。調べてみると、結局6割以上の人が単位を落としていて、それ以来その教授が信用できなくなりました。(笑)。
Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。
直接の知り合いというわけではないですが、1回生のときにある会社のインターンに参加して、1回生ながら賞をとった人。
Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ
1位:ローストチキン
2位:大学芋
3位:ケバブプレート
Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?
とにかく色んな人がいることです。全然しっかりしていないように見えて実は相当頭が切れる人、行動力がものすごい人、そして留学生がたくさんいて国際色が強い人が多いなど、みんなキャラが濃くて面白いです。特に、1つのことに没頭していてものすごく深い知識を持っている人が多いです。みんな色々なことを知っていて、将来についてもしっかり考えている人もたくさんいるので自分の知らない世界を知ることができ、話しているだけでも楽しいです。
Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?
3回生になったらとりあえず就職活動はするつもりです。ただ大学院に行くという選択肢もあるので、実際就職するかはわかりませんが、経験を積んでおくために就活はしたいと思います。就きたい仕事についてはあまりはっきりとは決まっていませんが、ある程度グローバルな会社で働きたいと思っています。
周りの友達については様々ですが、コース配属がまだなので、これから考える人が多いと思います。ただ、僕の所属している学科ではほとんどの人が土木コースに進みます。なので、インフラ系の職に就いたり公務員になったりする人が多いのではないかと思います。
Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。
大学ではスキーサークルに入っていて、主にその活動に打ち込んでいます。シーズンオフの間は、それほど活動していませんが、体力を落とさないような運動をしたり、スキーにつながるトレーニングをしたり、他にも色々なイベントを企画してやっています。冬になると山に籠ってひたすら毎日スキーに明け暮れています。2月の終わりから3月の半ばに大会があるのでそれに向けて練習をし、個人戦だけでなく団体戦もあるのでチーム一丸となって良い成績を残せるように頑張っています。シーズン中はずっと山に籠っているので、必然的にサークルのメンバーとは仲良くなれ、他のサークル以上に濃い人間関係が築けます。他のサークルに比べたらかなり特殊な形ですが、その分思い出もたくさん作れ、またシーズン中は宿に住み込みで働きながらスキーをするので色々と勉強できて楽しいです。
Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。
京都大学には面白い人がたくさんいます。個性の強い学生が多く、アクティブな人が多いので本当に楽しいです。学校側が提供する授業も魅力的なものがあります。また京都という立地もよく、鴨川のほとりでくつろいだり、お寺巡りをしたり、大文字に登ったり、少し足を延ばせばラーメン激戦区があったりと非常に住み心地がいいです。
受験勉強は大変だとは思いますが、京大に入学したら知識の面や行動面、将来のことなど自分が想像している以上に世界が広がります。僕はこれが京大の一番の魅力だと思っています。入学して絶対後悔しません。ぜひ頑張って合格を勝ち取ってください。お待ちしています。