京都大学 工学部 2012年現役合格

K.U.さん

K.U.さん

出身高校
国立大阪教育大学附属天王寺高校
進学大学
京都大学 工学部

Q1. 大学の講義について教えてください。

  <2年次の時間割>

大学の時間割
―――
1限 ――― 情報理論 統計物理学
2限 スポーツ実習IB 半導体工学 英語IIB
3限 微分積分学続論II
-微分方程式-
――― 教育学V
4限 計算機工学 21世紀の企業の挑戦 ―――
5限 ――― ――― ―――
6限 ――― ――― ―――
―――
1限 電気電子工学実験B 電気電子数学1 ―――
2限 電気電子工学実験B 電磁気学1 ―――
3限 電気電子工学実験B 電気電子計測 ―――
4限 電気電子工学実験B 基礎有機化学B ―――
5限 ――― ――― ―――
6限 ――― ――― ―――

月曜日の過ごし方:バイト

火曜日の過ごし方:サークル

水曜日の過ごし方:週による(家に帰る、バイト、自主練など)

木曜日の過ごし方:サークル

金曜日の過ごし方:家に帰ってのんびりと過ごす

講座PickUp!

電気電子工学概論 (担当:新熊亮先生 他)

1年次の科目です。班に分かれて実際に研究室を訪れ、先輩方がどのようなことを研究しているかをまとめ、その研究内容を各班が全員に向けて発表します。プレゼンテーションの仕方が身につきますし、1年生の段階で興味がある分野を見つけておくことでその後の勉強に対するモチベーションが上がります。

電気電子工学実験B (担当:山田啓文先生 他)

電気電子工学科の必修科目です。電子工作の技術など、実験操作全般とレポートの書き方が身に付きます。実験テーマの中には難しいものもありましたが、翌週の初めに教授が実験について考察も含めて解説してくれたので、内容の難しさは苦ではありませんでした。しかし1ヶ月に1回ある実験レポートが辛く、レポート用紙二十枚以上の量を毎回書いていました。しかし、苦労した分その物理現象についての理解は深まりましたし、何より実験を通して論理的な主張を展開することが卒業論文の練習になっており、非常に有意義だったと思います。

Q2. 思い出の単位について

一般教養科目「人文地理学」の単位の落とし方は忘れられません。試験前日に同じ授業を取っている友達と「明日は頑張ろう」と約束し、次の日二人で試験教室に向かうと、別の友達から「試験?先週終わったよ」と告げられ、二人揃って目の前が真っ白になりました。授業中に試験時間の変更が通知されていたらしく、授業に出席していたにも関わらずそれを聞き逃したために起こった悲劇でした。当たり前ですが、授業に出席するだけでなくきちんと聞かないといけませんね。

Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。

大学からジャグリングを始め、入学から2年半後の全国大会で銀賞を取った上に、大学での成績もトップクラスで院試を免除された先輩がいます。

Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ

1位:白身魚和風卵あんかけ

2位:若鶏の醤油揚げ

3位:大分名物鶏天

基本的にコストパフォーマンスがいいものを選んでいます。特に白身魚和風卵あんかけは、252円でありながら量もおいしさも栄養面も素晴らしく、家からご飯を持っていけばこのメニューを頼むだけで幸せになることができます。

Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?

能力の高い人がたくさんいることですね。特に勉強面では、今までと違い自分よりも賢い人たちがすぐ身の回りにいるので、こちらも負けていられないと思えます。勉強面以外でも企画力のある人、どんなハードスケジュールもきちんとこなす人などを見ていると刺激されます。逆に、勉強をさぼり続ける人、勉強はできてもマナーや態度が悪い人などを見ているとその人を反面教師として成長することができます。京都大学に入学したからといって模範生ばかりがいるわけではないということを改めて思い知りました。

Q6. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。

ジャグリングサークルに所属しており、技と大道芸の練習をやっています。決まった練習時間はありませんが、所属している人の中には毎日数時間練習している人もいます。そうしてできる技を増やしていき、大道芸を作り上げ、子ども会やイベント会場、ホテルなど様々なところからくる出演依頼に応えて大道芸を披露しに行っています。観ているお客さんが感動してくれる瞬間が一番嬉しく、また楽しい瞬間です。回数を重ねることで緊張に慣れ、人前で喋ることにも抵抗がなくなるなど、思わぬところで人生に役立っています。

Q7. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。

京都大学に来たことを後悔する人は本当に稀だと思います。しかし入った学部を後悔している人はたまに見かけるので、決して消極的な理由で学部を決めずに、純粋に自分のやりたいことが何なのかを考えて学部を決めてください。入ってからだと後悔しても遅いですが、高校生の皆さんはまだ間に合います。受験は大変ですが、自分の学力が上がっていくことに楽しみを見出せれば地道な努力もそれほど苦に感じないはずです。頑張って受験を乗り切ってください!