東京大学 理科I類 2013年現役合格
D.M.さん
- 出身高校
- 私立甲陽学院高校
- 進学大学
- 東京大学 理科I類
Q1. 大学の講義について教えてください。
<2年次の時間割>
大学の時間割 | |||
---|---|---|---|
――― | 月 | 火 | 水 |
1限 | 建築構造解析第一 | ――― | 都市計画概論 |
2限 | 建築構法概論 | ――― | 建築計画第一 |
3限 | 基礎経済学 | ――― | 建築材料学概論 |
4限 | ――― | ――― | 都市建築史概論 |
5限 | ――― | ――― | 建築構造計画概論 |
6限 | ――― | ――― | ――― |
――― | 木 | 金 | 土 |
1限 | 環境工学概論 | 環境設備デザイン序論 | ――― |
2限 | ――― | 建築設計製図第一 | ――― |
3限 | 建築総合演習 | 建築設計製図第一 | ――― |
4限 | 建築総合演習 | 建築設計製図第一 | ――― |
5限 | ――― | 建築設計製図第一 | ――― |
6限 | ――― | ――― | ――― |
月曜日の過ごし方:バイト
火曜日の過ごし方:テニス、バイト
水曜日の過ごし方:サークル
木曜日の過ごし方:サークル
金曜日の過ごし方:バイト
講座PickUp!
建築設計製図第一 (担当:千葉 学先生 他)
担当してくださっていた先生はとても有名な先生ばかりで、住宅設計や空間の設計を初めて行うこの授業で毎週先生方とエスキスといわれる自身の案に対してアドバイスをもらったり、話し合ったりして課題提出期限までに模型やプレゼンボードを完成させるという授業でした。設計というのは考えなければならないことがたくさんあり、先生とのエスキスは毎週とても充実なものでした。ただ、これぞ建築学科といわんばかりの徹夜を乗り越えて課題提出日に間に合わせなければいけないため、タフな授業でもありました。初めて設計した家の模型は壊せずとってあります(笑)。
建築総合演習 (担当:清家 剛先生 他)
この授業はすべて課外授業で、いわば校外学習のように会社の研究センターや建設現場などに訪れるという授業でした。大手ゼネコンが主導のマンション計画や解体工事現場など普通は立ち入ることの出来ないところに沢山行かせていただいて本当に貴重な体験ができた授業でした。これは東京大学という大学だからこその教授や先輩方の協力で見学させていただいたものらしくて、さすが東大って感じですね。どの会社にいっても東大建築学科の先輩がその会社でリーダーシップをとっていて、頑張らなければとも思いました。
Q2. 思い出の単位について
やはり設計製図の授業でしょう。毎回の課題で何回徹夜をしなくて済むかという話で学科の友達と盛り上がっていました。毎週毎週、自分の案を考え直し、先生からのアドバイスをもらうという具合に進むため、結局最後の1週間で模型、図面、プレゼンボードを作成しなければならないので、とてつもなく大変でしたね。特に最後の住宅課題は12/25のクリスマスが提出日でその最後の1週間では徹夜を3回して、24日のイブは製図室に泊まり徹夜し、最高のイブでした。単位は取れたと思うので(まだ発表されていない)、、、取れていなかったら、あの徹夜はなんだったんだって恨みますね(笑)。
Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。
ベネズエラ協会の理事をやっている人、テニスをしすぎて留年した人、世界数学オリンピックで銀賞を取った人、などなどですね。
Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ
1位:かつ丼
2位:コンボ定食
3位:オムライス
Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?
やはり一番は東大ならではの施設や授業の充実していることですね。教授にしろ、キャンパスの設備にしろ一流であり、本当に恵まれていると思います。まだ進振りが終わったところで専門の授業などは少ないですが、3年生からはこれまで以上に学校の設備、環境の恩恵を受けられるようになるのでこれからも東大で良かったと思う点だと思います。
Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?
今のところは大学院に進む予定です。まだまだ大学で学ばなければならないことがあると思うし、存分に東大に入学できたことの恩恵を受けて卒業しようかなと思っています。どういう仕事をしたいかなどもまだ固まっていないので、様々な方面に興味をそそいで、頑張りたいと思います。
周りの友達も理系の人たちはほぼ全員大学院に進む予定だと思います。文系の人たちは経済・法学部は3年生の冬から就活を始めるようです。
Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。
テニスサークルに所属していて、今はキャプテンのような役職についています。サークルの代表ということではなく、テニス面のキャプテンという感じです。春休みは毎日、団体戦に向けて練習をしています。個人戦もあるためほぼ1年中テニスをしている2年間でした。サークルというとそこまでテニス漬けではないように思われるかもしれませんが、明らかに高校の時よりもテニスに打ち込んでいますね。個人的には、去年、関東の国公立大学のテニスサークルの学生が参加する個人戦でbest8になり東大オールという称号をえられたことが一番うれしかったことです。これからも続けられるかぎり、学生の間にテニスをやっていきたいと思います。やはり練習して結果が出せるというのはスポーツだけではなく、何事においても大事なことだと思うのでやり通して、充実した生活が送れるように好きなことも続けられると良いですね。
Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。
さっきから何度も言っていますが、東京大学はやはり日本一の大学です。設備、教員、学生そのすべてが一流であり、最高の環境と言えるでしょう。自分が積極的にさえなれば、どんなことにも挑戦できる機会は整っていると思います。東大を受験しようと思っている方は大学生活に夢を抱いて良いと思います。そして、絶対合格して素晴らしい大学生活を東大で送るんだっていう思いをもって受験生活を乗り切れば、そのまま良い大学生活のスタートにつながると思います。あくまで、受験はプロセスです。ゴールは合格じゃないし、ゴールが何なのか誰にも分からないとは思いますが、全力で後悔の無いように過ごすことが一番だと思います!