神戸大学 医学部医学科 2014年現役合格

さん

M. I.さん

出身高校
大阪教育大学附属高等学校池田校舎
進学大学
神戸大学 医学部医学科

Q1. 大学の講義について教えてください。

  <2年次の時間割>

大学の時間割
―――
1限 情報科学 病理学(総論) 免疫学・微生物学
2限 情報科学 病理学(総論) 免疫学・微生物学
3限 情報科学 病理学(総論 免疫学・微生物学
4限 情報科学 生理学 医学英語
5限 情報科学 生理学 ―――
―――
1限 生理学 免疫学・微生物学 ―――
2限 生理学 免疫学・微生物学 ―――
3限 生理学 免疫学・微生物学 ―――
4限 臨床遺伝学 生理学 ―――
5限 臨床遺伝学(6限まで) 生理学 ―――

月曜日の過ごし方:バイト

火曜日の過ごし方:友達と遊ぶ

水曜日の過ごし方:家でまったりするorバイト

木曜日の過ごし方:部活(バレーボール部)

金曜日の過ごし方:バイトor家でまったりする(木曜日以外は不規則で週によります。)

講座PickUp!

解剖学(担当:寺島 俊雄先生)

2年生前期に受けました。寺島先生は今年で退官されてしまった先生ですが、講義用に本っ当にすばらしい解剖の教科書を作成していて、この教科書のおかげで勉強が捗りました。また解剖学は講義と共に解剖実習があります。毎日ある解剖実習は本当にキツかったですが、やっぱり実際見て触れてみると全然理解度が違います。大学に入って初めてのザ・医学生らしい授業で、大変だった分学ぶことも多かったです。本当に人間の体っておもしろいですよ!!!

生理学(担当:片岡 徹先生)

2年生後期に受けました。医学部の授業は基本暗記ですが、生理学はもちろん暗記がベースにはありますが理解して考えて解くという教科です。

久しぶりに理系脳(←数字じゃなくて、論理的に考える思考的な面で)が生かされた気がします。たとえば、血液が対循環毛細血管を通過する際に、赤血球内HCO3-イオン濃度は上昇するかどうか。分かりますか?生理学を勉強すれば一瞬で分かるのですが高校生には難しいでしょうか。

答えは「上昇する」です。なぜかというと末梢組織でCO2が産生されるのは分かると思いますが、それが細胞膜と毛細血管壁を超えて赤血球中へ拡散されます(=取り込まれる)。CO2はCO2+H2O⇔H2CO3⇔H++HCO3-の反応により赤血球中のHCO3-イオン濃度は上昇するのです!ちょっと私の説明が下手なので今は意味が分からなくても、医学生になれば分かるはず!(笑)

フランス語(担当:明美先生)

1年生後期に受けました。フランス語は結構難しい言語で、1年生の1年間ずっと悪戦苦闘していました。でも私はフランスにとても憧れを持っていたので自分としては学んでいて楽しかったです。

前期からフラ語を学んでいて、後期は明美先生にあたったのですがこの先生がめちゃくちゃ単位取るのは難しいんですが…めっちゃおもしろいんです!

まず一番初めの授業で全員にフランス語名を与えるんですね。ちなみにわたしはAnne(アンヌ)でした(笑)。それから、フランス語って結構発音が難しいので、すべてにカタカナでルビをふるのが先生の方針で、若干カタカナと実際の発音は違うけど、ルビを振るようになってから、あいまいに発音していたところの発音も分かるようになって飛躍的にフラ語力が伸びました!

もう今の傾向として医学部といえばドイツ語必要!ではないので、第二外国語で何を取るか迷ったら、単位は取りにくいかもしれないけどフラ語はおもしろいし美しい言語なのでおすすめです!

Q2. 思い出の単位について

現段階で実はまだ単位落としたことないんです(自慢)!

試験前にめちゃくちゃ頑張った記憶のある教科は生理学です。試験1か月前以上から本格的に勉強を始めて、それでも間に合わないくらい難しい!ちなみに試験前は受験生並みに勉強しました。1日10時間くらい!試験も2週間続くので満身創痍で、体力的にも精神的にもつらかったです。

生理学は、勉強して理解すればするほど謎が湧き出てくる教科で、勉強していて面白いのですが、1問1問理解するのが大変でした。賢い友達を捕まえてひたすら質問しまくって、問題を解いてぶっとい教科書読んで、質問して、、を繰り返して何とか試験合格しました!

医学科は全員が同じ教科の試験を受けるので、いかに過去問をゲットし、いかに情報をゲットするかが合格のカギなので、試験前はいつも情報合戦です(笑)。情弱だと単位を落としかねない…。

Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。

・家が大金持ちすぎて、BMW(←その子専用)に初心者マークつけて運転している人

・2年次編入の人。ハイスペックな人ばかりで、アメリカやシンガポールでプレメディカルスクールを卒業している人がいたり、ずっと海外に住んでいて英語の方が日本語より達者な人がいたり、日本語で喋るより英語の方が楽らしく、教室内に英語が飛び交っていてびっくり。

Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ

1位:かきたま汁(30円)

2位:揚げ出し豆腐

3位:鉄分たっぷり和え

かきたま汁は安いしあったまるし最高!なんだかんだ毎日飲んでます! レシートに栄養バランスが点数書かれているので、基準を満たしているか毎昼みんなで対決してます(笑)。

Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?

大好きな神戸の町で、学びたかった医学を学べていることです。それから個性豊かな人に恵まれたことです!とてつもない行動力を持っている人、みんなを引っ張っていくリーダーシップを持っている人、本当にしっかりしていて抜け目なく、かつ心優しくてみんなに好かれている人など、すばらしい友達、先輩、後輩に囲まれて毎日楽しく学生生活を送っています。

Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?

何か起こらない限り、ほとんどみんな医者になるでしょう!何科の先生になるんでしょうかね~!

Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。

部活に打ち込んでいます!医学部バレー部に入っていて、活動は週2と少ないですがガチで練習しています。その頑張りがあって去年の夏の西医体という一番大きい大会で優勝しました!大快挙!

バレーはみんなで一つのボールをつないでいく団体競技で、誰かが失敗しても誰かがカバーしてつないでいく。試合ではいつもいろんなドラマがあって、負けた時は本当に悔しいし、みんなの力が最大に合わさって勝った時は本当にうれしいです。

私は中学からバレーをやっているのですが、大学でやるバレーはまた一味違って面白いです。大学では練習や試合をビデオに撮って、それをみんなで見てビデオ研究をして、次回につなげます。

がむしゃらにバレーをやるのではなく、目いっぱい頭も使いながら頭脳バレーを展開していく感じが楽しいです。自分で考えて打ったスパイクが決まった時の嬉しさはひとしおですね!!コンビバレーもおもしろいです。大会連覇を目指してこれからもみんなで頑張っていきたいです!

Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。

神戸大医学部は本当に魅力的なところです。周りもハイスペックな人ばかりでとても刺激を受けます。大学での勉強は大変ですが医学は面白いので、楽しいです!すばらしい人に囲まれて充実した毎日を送っています。神戸の街も港街でおしゃれでかっこいいので大好きです!!ちょっとキャンパスは狭いですがその狭さも愛着が湧いてきました(笑)。

医学部受験は本当に狭き門で大変だと思いますが、めげそうになっても「医学部に行きたいんだ!!」という気持ちだけは腐らせずに、ひたすら頑張り抜いてください。でも気を張り詰め過ぎずに時には息抜きも必要!?神戸大は本当に素敵な学校です。医学部も素敵な学部です。きっとみなさんも来て良かったと思えるところになると思います。ぜひ待っています!頑張ってください!