大阪市立大学医学部医学科 2014年現役合格

さん

E.H.さん

出身高校
神戸女学院高校
進学大学
大阪市立大学医学部医学科

Q1. 大学の講義について教えてください。

  <2年次の時間割>

大学の時間割
―――
1限 座学 座学 座学
2限 座学 座学 座学
3限 マクロ実習 (解剖) マクロ実習 マクロ実習
4限 マクロ実習 マクロ実習 マクロ実習
5限 ――― ――― ―――
6限 ――― ――― ―――
―――
1限 座学 座学 ―――
2限 座学 座学 ―――
3限 組織実習 (顕微鏡) マクロ実習 ―――
4限 組織実習 マクロ実習 ―――
5限 ――― ――― ―――
6限 ――― ――― ―――

月曜日の過ごし方:バイト

火曜日の過ごし方:部活

水曜日の過ごし方:バイト

木曜日の過ごし方:バイト

金曜日の過ごし方:部活

講座PickUp!

マクロ実習

いわゆる解剖実習で、4人1班で人体肉眼解剖を行います。観察するのは主に肉眼で筋肉、血管、神経、臓器です。3か月に渡ってほぼ毎日行われます。実習室が19時に閉められるのですが、行う作業が多い時には19時に間に合わず後日に回したり、先生に無理言って20時頃まで実習を行う時もあります。

医学部の実習といえば、解剖実習といったところがあると思いますが、実際に実習を行ってみると体力的にとてもしんどかったです。しかし、しんどいだけではなく実際に見て触ってできるのでとても充実していますし、勉強への意欲も高まります。先生方が時に一緒に作業をしてくれたりするので、一番先生と仲良くなれる授業です。

運動器(担当:安倍・中島先生)

教育評論家の尾木ママにそっくりな“なかじー”とぽっちゃり美人の“あべちゃん”がひたすら骨と筋肉について語る授業です。毎回復習していかないと何を言っているか分からずただの呪文(笑)。

“あべちゃん”は骨が大好きで骨について語らせたらいつまでもとても楽しそうにしゃべってくれます。初めて見た時は、何でこの人こんな楽しそうに骨について語っているんだろうという疑問が生じること間違いなし!(笑) また、実際の人骨を見てスケッチするという実習もあります。

ちなみにあべちゃんは昔はめちゃくちゃ美人だったらしいです。

Q2. 思い出の単位について

1年生の時、生物学概論の教授を怒らせてしまったがために追試なし、過去問なしの状態でテストを受ける羽目になり必死に勉強してAA取ったは良いものの、生物学概論のテスト勉強を頑張り過ぎて、翌日の統計のテストまで体力が持たず落としてしまいました。追試を受けましたがまさかの追試の時にインフルエンザにかかり高熱を出しながらテスト勉強&受験してすごくしんどかったです。テスト前はちょっとくらいしんどくても諦めないようにしましょう。あ、あと教授は怒らせない方が良いですよ!(笑)

2回生はテストが毎週ある時期があってすごくしんどかったのと、夏休み明け、冬休み明けにテストが固まっていたのであまり休みらしい休みを過ごせませんでした。夏は合宿から帰ってきて翌日テストだったり、冬は正月にスタバにこもったり、、、とにかくしんどかったです(笑)。

Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。

つらくても常に笑顔でいられる友人。私には絶対ムリ!!!(笑)

Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ

1位:フルーツヨーグルト

2位:鶏甘辛揚げ丼

3位:鶏卵うどん

Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?

学校があまり厳しすぎず、自分である程度自由に勉強できること。

Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?

医学部なので、医師になることは間違いないですが、何科の医師になるのか、どこでどのように働きたいのかを考えて進路を決めていくことになります。私自身は地域枠入学なので卒後9年間は大阪府下で勤務医をすることは確定していますが、将来海外で医師として働きたいとも思っているので、いずれは海外で仕事をしているかもしれません。海外で勤務することも考えて日本では救急で外科医として働きたいという風に思っています。

医学部の友達はみな医師ですが、部活の友達(本学の硬式庭球部に所属しています)は文系は就職、理系は大学院、といった形が多いです。少ないですが公務員、教員といった道を選ぶ人もいます。

Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。

部活とアルバイトを頑張っています。部活は医学部の方ではなく、本学の体育会硬式庭球部に所属し練習に励んでいます。授業がある時は週3回、夏と春は週5回練習があります。授業がある平日は練習に参加できないこともありますが、できる限り参加できるよう頑張っています。毎年9月に行われる大学対抗のリーグ戦が部活としての主な行事で1年間その試合に向けて練習を行います。部活は大変なこともたくさんありますが、同じ思い出をたくさん共有し、多くの苦楽を共にすることで大切な仲間ができます。一緒に旅行に行ったり食事に行ったり楽しい思い出がたくさんできました。

アルバイトは塾講師をしています。主に国公立医学部志望の生徒の大学受験のお手伝いをさせてもらっています。生徒の成長が感じられると大変嬉しいですし、志望校に合格した時は本当に嬉しいです。頑張っている受験生とともに苦しんだり笑ったりできることが魅力です。

Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。

大阪市立大学の医学部は適度に自由を与えてくれますし、学習環境もしっかり整えてくれているので、がっつり医学を学びたい人にも医学を学びつつ多少は遊びたい、という人にも最適な環境です。また、研伸館に通っている生徒であれば自宅通学圏内ですし、医学部のキャンパスがある天王寺にはmioやQ’sモール、あべのハルカスなどがあり買い物や食事に不自由することはありません。欠点は下宿するなら家賃が高いことくらいです(笑)。

ただ、大阪市立大学医学部医学科に合格するためにはセンターも二次試験もかなり高得点を取る必要があり、また近年入試の問題レベルが上がってきているので、志望する方はしっかり勉強して本番に臨めるようにしてください。