東京大学文学部東洋史 2016年現役合格
R.K.さん
- 出身高校
- 灘高校
- 進学大学
- 東京大学文学部
Q1. 大学の講義について教えてください。
<2年次の時間割>
大学の時間割 | |||
---|---|---|---|
――― | 月 | 火 | 水 |
1限 | ――― | ――― | 政治2 |
2限 | 東洋史学研究入門 | 史学概論 | ――― |
3限 | 心理2 | 東洋史学特殊講義1 | スペイン語特修 |
4限 | ――― | 社会科教育法4 | ――― |
5限 | 教育相談1 | ――― | 法と社会 |
――― | 木 | 金 | 土 |
1限 | ――― | ――― | ――― |
2限 | 社会行動論 | ――― | ――― |
3限 | ――― | 東洋史学特殊講義2 | ――― |
4限 | スペイン語演習 | ――― | ――― |
5限 | ――― | 特別活動の指導法 | ――― |
月曜日の過ごし方:バイト、筋トレ
火曜日の過ごし方:サークル
水曜日の過ごし方:筋トレ
木曜日の過ごし方:サークル、筋トレ
金曜日の過ごし方:サークル、筋トレ
講座PickUp!
危険生物の知識(担当:石橋先生)
実際に山に行き、鹿、猪、熊といった大型生物から、蜂、ヒル、ダニ、はては植物まで人体に有害な生物について学びます。講義型の授業が大学は多いので、こういったフィールドワークはとても新鮮で楽しいです。夜の山を熊を探して車で駆け巡り、ヒルを大量に捕まえていろいろ液体をかけてみたり、なんか昆虫捕まえたり、昔の狩猟民のように植物由来の毒を作って魚に与えてみるなどなど。なかなかワイルドな体験が出来ていとおもしろき。
スペイン語特修(担当:高橋先生)
この授業は、スペイン語の単位が足りなくて留年しちゃうよーという東大選りすぐりのバカが集められ、教授があの手この手で単位をとらせようとしてくる、いわば救済の授業です。絶対に単位をとって欲しい教授vs絶対に単位を落としてしまうアホ学生のほこたてが繰り広げられる様は見ていて飽きません。優秀な私は学期の半ばにて無事、教授から認められて途中で単位を確定させてしまったので、最後までこの授業にはいられなかったのですが、たぶん最後のテストは名前が書ければ受かります。
ことばと文学(担当:小森先生)
夏目漱石の「三四郎」を一学期かけて精読し、最後のテストはそれに関する自由記述のレポート式テストを受けて終わりという授業です。浅く幅広くという高校とはまるで違う、大学の専門性という世界を垣間見ることができたのがとても印象的でした。一度この授業を受けたことで、今後の僕の読書にも間違いなく影響を与えてくれたんじゃないでしょうか。ちなみに僕が唯一「優」をとれた授業です。
Q2. 思い出の単位について
法2の授業の単位ですかね。授業には1回も出席せず、前日の夜には友達の家で遊び、当日の朝に喫茶店で優雅にコーヒーを飲みながら少し勉強して挑んだ試験、もちろん何も分かりませんでした。
高校時代は「いうて何とかなるっしょ」って感じで実際に何とかなることもあったのですが、ダメでした。もう本当に何も分からなかったです。分からなさすぎて途中退出したのですが、そのあまりの早さに、後に知らない人までもがやばい奴がいたという話をしていました。点数は見たことがない点数が来ました。
Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。
全裸で近くのスーパーに買い物にいった友人、食堂で奇声を発して周囲からの痛い目を楽しむ友人、東大を中退してヒモとして生きていくことを選んだ友人、などなどたくさんいます。彼らは皆、一人暮らしという環境で何か理性のタガが壊れてしまったのでしょうか。
Q4. 学食の好きなメニュー上位3つ
1位:白身魚のフライ
2位:味噌汁
3位:白米
この三種類以外食べたことがないです。
Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか?
はっきり言って、優秀な人がたくさん集まっているので、彼らを見ていると自分も真面目に生きねば、頑張らねばと思えるところです。そしてこの大学には、そんな頑張りたい人のために国内、海外問わずたくさんのプログラムを用意してくれています。たぶん、能動的に動ける能力さえあれば、本当に何でもできるのではないかという環境はなかなか他所にはないんじゃないでしょうか?他大のことはよく知らんけど。
Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか?また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか?
教育関連のことを勉強していきたいです。教職免許も取る予定なので、そのまま教師に成るもよし、学んだことをいかして就職するもよし、院に進んで勉強を続けるもよしという感じです。僕の周囲は、海外にいって研究する道筋が出来ている人、既に司法試験の予備試験に受かりそうな人からはては、中退してフリーターになった人までいます。
Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。
筋トレです。だいたい週4回やっています。大学の授業も筋肉に関する知識をつけるため身体系の講義をたくさんとりました。プロテインはもちろんたくさんのサプリメントを飲み、ご飯もたくさん食べた結果、入学時とはもはや別人になってしまいました。学生証の写真を見せると毎回「本人ですか?」と言われます。ちなみに周りからのあだ名は「マッスル」です。
Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。
東大は受かってからも勉強はめちゃくちゃ大変です。ですが、それだけの価値があると思います。東大なんて絶対無理だとか思っている人も諦めずに死ぬ気でやれば、たぶん受かります。だってオードリーの春日が1年で受かりそうなんですよ? これを読んだ人は、読んだ日から勉強を開始してください。さすれば必ずや受かります。