Q1. 大学の講義について教えてください。

　　＜２年次の時間割＞

大学の時間割
―――	月	火	水
１限	―――	―――	―――
２限	―――	微生物学	生物統計学
３限	生物統計学	細胞生物学概論	栽培技術論と実習
４限	海洋動物学	ゲノム情報解析入門	栽培技術論と実習
５限	―――	―――	栽培技術論と実習
―――	木	金	土
１限	海洋生物科学	―――	―――
２限	植物生理学Ⅰ	大気環境学	―――
３限	―――	資源生物科学基礎実験	―――
４限	―――	資源生物科学基礎実験	―――
５限	―――	―――	―――

月曜日の過ごし方：サークル

火曜日の過ごし方：バイト

水曜日の過ごし方：週による

木曜日の過ごし方：サークル

金曜日の過ごし方：バイト

講座PickUp!

栽培技術論と実習（担当：北島宣先生ほか）

京都大学が木津に有している農場に行って、水田、果樹、蔬菜、花卉についての講義を受けたのち実習をおこなう通年の講義です。みんなでバスに乗って農場に行き、実際に植物に触れあって実習を行うというとても楽しい講義です。田植えや稲刈りを体験したり、イモを掘ったり、カキやモモの収穫や選果を行ったり、バラを収穫したり…。収穫したものは一部持って帰ることもできました。

私の記憶に残っているものでは、コメ、ニンジン、タマネギ、ダイショ、サトイモ、カキ、バラを持ち帰りました。バスを貸し切る都合上、履修人数の制限があり抽選が行われるのですが、ぜひ京都大学農学部に合格したら、抽選に応募してみてください。

資源動物生態学（担当：廣岡博之先生）

名前の通り、資源動物の生態について学ぶ講義です。私たちが何気なく食べている牛、豚、鶏の起源について学んだり、クローン動物や資源動物の改良について学んだり、動物系の分野に進みたい人は取るべき講義になっています。

担当の教授がとても面白い方で、高級牛肉と普通の牛肉を自分でスーパーなどで見つけ、見比べ、できれば食べ比べ、個体識別番号からその牛の起源を調べろというレポート課題が課されたこともあります。

ただ、この講義は昼休み前に行われていたので、肉の話をされたり高級牛の画像を見せられたりで毎回お腹が空きました。

Q2. 思い出の単位について

京都大学は単位を取るのが楽です。特に農学部は本当に楽です。授業に出席して最後に感想を書くだけで100点がついたり、試験前に事前に問題を教えてくれたり、何でも持ち込んでいい試験があったり…。普通にしていたらそこまで苦しまずに単位は取れますよ。一部の教科を除き…。

Q3. 身の周りにいるすごい人物を教えてください。

いくらでもいます。

Q4. 学食の好きなメニュー上位３つ

１位：オムライス(北部食堂)

２位：蟹身入り天津飯(北部食堂)

３位：パフェ(カフェテリアルネ)

京都大学は北に行けば行くほど食堂のごはんがおいしいと言われています。農学部･理学部がある北部キャンパスにある北部食堂はどのメニューもおいしいです。

Q5. 今の大学に入って一番良かったと感じることは何ですか？

よく言われていることですが、本当に自由です。特に農学部は必修の講義がかなり少ないので自由に時間割が組めます。自分の興味のないものや、単位を取ることが難しいと言われている講義を無理に取る必要がないのです。また、１回生のうちから３回生配当の講義を取ったりすることも可能で、興味のある分野を早い時期から学ぶこともできます。

また、良い意味でも悪い意味でも世界が広がります。自分の知らない価値観を持った人とたくさん出会うことができるし、優秀すぎる友人を持つこともできます。もちろん、悪い意味で他人に影響されてまったく授業に来なくなり留年している人や、学生運動に精を出し退学処分を受けている人もいますが。

Q6. これからあなたの歩んでいく道はどのようなものになっていきそうですか？また、周りの友達の進路はどういった方面が多いですか？

院に進んだのち、企業に就職する予定です。周りの友達の進路はかなりバラバラで、学部を卒業したのち文系就職をしたいと言っている人や、官僚になりたい人、教師になりたい人、研究職につきたい人など様々です。

Q7. 大学生活で打ち込んでいることを教えてください。

私はアルバイトに打ち込んでいます。アルバイトでは塾講師をしており、様々な生徒と関われることが新鮮で楽しいです。また、自分の言動で生徒の成績が上昇したり、自分の担当生徒が高校や大学に合格した時は、言葉では言い表せないほどの達成感を得ることができます。

Q8. 自分の大学を目指している高校生へのメッセージをお願いします。

受験さえ乗り切ってしまい京都大学に入学できたら、いくらでも自分のやりたいことができます。今、踏ん張って充実した大学生生活を手に入れてください。