強者から高3秋のアドバイス!
「9月~11月後半の大学別模試時期の過ごし方」

T・Aさん

出身高校
神戸大学附属中等教育学校
進学大学
自治医科大学医学部医学科

自治医科大学ってどこの大学やねんと思った方多いと思います。地域医療を支えるために自治省(現総務省)が設立した栃木県にある大学です。言うなれば、総務医科大学ですかね。ところで、地域枠の存在はご存知だと思います。実は、自治医科大学のシステムを地元大学でもやってみた、が、地域枠です。学校が違うだけで、研修や勤務としては地域枠と全く同じ扱いですので、もしも地域枠考えている方がいらっしゃれば自治医科大学も出願されてみてはどうでしょうか。

前置きはさておき、夏休みは予定通り勉強できましたか?だいたいの方は「あれもやりたかったのに。。。意外と夏休み終わるのが早かった」と思っているかと思います。もしそうでなければごめんなさい。秋のこの時期は夏休みが終わってしまい、やり残したところをやりたくても学校が始まってしまい思うように学習計画が進まない時期だと思います。僕自身も二次対策が残っているのにセンターが近づいてきて国語がマズすぎる、そして学校の試験はあるし、冠模試は近づいてくるし!と、色々なものに追われていて、思うように勉強が進みませんでした。

そこで僕は冠模試を目標にして他を捨てて勉強することにしました。冠模試が解けるくらいやれば学校の試験もセンターも大丈夫だろうという謎理論です。まずは、化学の高分子範囲、物理の電磁気、原子範囲、英語のイディオムを潰しにかかりました。化学は『ニューグローバル』、『重要問題集』と研伸館SATの教材を用いて、物理は『体系物理』、『αスタンダード』、『重要問題集』と研伸館テキストを用いて勉強していました。化学は研伸館SATの授業を聞いて解き方を学び、問題集を最低2回解いていました。確か模試までに、『化学の新演習』の無機化学範囲だけ知識を広げるために解いていました。物理は『体系物理』の重要問題だけ解いて公式を導出し、その公式の意味を理解して、『αスタンダード』を2回一気に解いて基礎的な問題を把握し、最後に『重要問題集』とテキストで入試問題を解くという流れを取っていました。数学はほぼ何もしませんでした。これが最悪の結果を招くことになります。皆さんは偏りなく勉強しましょう。英語は今村先生に頼んで、今まで放ったらかしにしていたイディオムを詰め込みました。

結果的に神大実戦でC判定(あと数点でB判定で悔しかった気がする)、進研模試でB判定(進研模試意味あるのか!?)でした。因みに、研伸館の友達で神大医学部行った子にこの2つの模試は勝っていたので、それなりには当時実力がついたぜ!と喜んでいたのですが、恥ずかしい話、僕はセンター数学で爆死してしまいその子には到底及ばずじまいでした。ですから、模試で一喜一憂せず、センターの後に時間はあるのですから、模試が終われば着実にセンターの勉強に移行し、満遍なく勉強していきましょう。模試の判定は合否判定では決してないことをお忘れなく!!!