和歌山県立医科大学 医学部 医学科 現役合格
H.W.さん
- 出身高校
- 大阪教育大学附属高校天王寺校舎
- 進学大学
- 和歌山県立医科大学 医学部 医学科
志望校・志望学部を決めた理由、時期
母が病気を患っている状態を見ていたため、小さい頃から医師になりたいと思い、医学部を志望していました。成績から考えて、国公立大ならばどこでも良いと考えていたのですが、下宿にかかるお金などを考えると出来る限り家から近い大学が良かったので第1志望を大阪市大、第2志望を和歌山県立医科大にしました。最終的に、センター試験の結果から和歌山県立医科大に出願しました。
出願した大学と学部学科
前期:和歌山県立医科大学 医学部 医学科(合格)
後期:出願せず
センター試験の得点
英語 | リスニング | 数IA | 数IIB | 国語 |
---|---|---|---|---|
158 | 46 | 83 | 79 | 145 |
物理 | 化学 | 地理B | 総合点数 | 得点率 |
100 | 85 | 92 | 788/950 | 82.9% |
傾斜配点:506.65/600点(84.44%)
大学別模試の判定
■神大実戦(秋):E判定
■駿台全国模試:5月:D判定 10月:E判定
■高2駿台全国模試:E(大阪市大)判定
英語の学習法
中1と中2の間は研伸館で角辻先生の「中1英語S+」、「中2英語S+」を、中3は「中3英語S」を受講していました。ただ、勉強はほとんどせず、成績も悪く、角辻先生に何度も呼び出されては叱られていました。角辻先生は面倒見が良く、英語が苦手でサボりがちな私を見捨てず、学校のことも気にかけてくださりました。
高1と高2の間は、「高1英語S2」(角辻先生)、「高2英語S2」(近藤先生)を受講しました。ほとんど復習はせず、単語も覚えず、成績は落ちる一方でした。せいぜい、出ている宿題をやるのと、テスト前に軽く前の週の内容を確認するぐらいでした。そのため、高2の秋の第2回学力診断テストでは「高2英語KHS1」の判定が出てしまいました。これはまずいと思い、『ぼん単』(研伸館)と『サイクリック』(研伸館)をやり始めました。翌年1月の第3回学力診断テストに向けて『ぼん単』は1000番まで、『サイクリック』は1日に見開き2~3ページ分を何周もして覚えました。なかなか覚えられない単語はGoogleで画像検索して印象に残すというやり方が結構良かったです(研伸館の近藤先生に教えて貰った方法です)。「高2英語KHS1」の義野先生の授業は面白く、英語が少し好きになりました。最前列の生徒は当てないというルールだったので、いつも最前列に座って受講しました。哲学の話など、背景知識を沢山教えて頂きました。その後、成績は少しずつ伸びましたが、1月の学力診断テストでは「阪大神大英語」の判定でした。
3月の始めに研伸館上本町校の進学アドバイザーの森さんと面談をして医学部に行きたいことを伝えると、1学期中に早めに「京大阪大・医学部英語」のクラスに上がらなければならないと言われ、近藤先生と小山先生に相談に行き、『ぼん単』の1000番までと『英文法F600』(研伸館)を完璧にすることと、『サイクリック』で動詞の語法をやるというアドバイスを受けました。3月中にそれを済ませて、4月の初めの内部選抜試験で「京大阪大・医学部英語」に上がれました。4月からは小山先生の「京大阪大・医学部英語」と共に栗尾先生の「パーフェクトグラマー」を受けました。「京大阪大・医学部英語」のテキストはとても難しく、予習は英作文と読解を合わせて4時間くらいかかりました。英作文は辞書を使って答案を1時間半ぐらいかけて仕上げました。読解は指示通りにテキストの問題を解き、分からない単語を調べておきました。授業はとても面白く、板書もきれいで楽しい授業でした。小山先生はジブリの話をしてくれたりして、馴染みやすい先生でした。英作文で完璧な答案を作り上げるのは無理だと思っていた自分に、最低限合格点の取れる答案をどうやって作るのかも教えてくださいました。英作文と読解ともに復習をしっかりして、出てくるフレーズを頑張って覚えました。2~3回音読した後、英文をノートに全て写し、分からない所をチェックしました。年に数回、ランキング形式の提出課題があったので、それに向けて頑張りました。また、栗尾先生から『実戦編・英作文のトレーニング』を勧められ、毎週3~4問を添削してもらいました。栗尾先生が自作プリントの英作文を「やる気があるなら全部やっても良いよ」と(多分冗談で)おっしゃっていたので、全部やっていったら認めて貰えました。
ただ、ずっと英語の成績は悪く、模試は毎回小山先生に見せてアドバイスを貰っていました。夏には英語力の底上げとして『ビジュアル英文解釈』(駿台文庫)を1日2~3章読むようにしました。冬には単語力の底上げとして『ぼん単』を1800番まで覚えました。
12月からはセンター試験の過去問を始めました。1月の直前期は近藤先生の勧めで苦手な大問(文削除、グラフの読み取り、広告問題)ばかりをやりました。するとセンター型のマーク模試ではいつも120~150点くらいだったのに、過去問の点数が180点前後で安定してきました(本番は失敗しましたが)。
2月からは、二次試験の過去問をやりました。全部で6年分、時間を計ってやりました。和歌山県立医科大の英語は癖があるので過去問を中心にやり、英作文は小山先生に添削して貰いました。
和歌山県立医科大英語を解く順番と時間配分
英作文→1→2→3→英作文の順に解きました。英作文は最初に見ておいて分からない所を見つけておくと、長文の中からそれに該当するフレーズを見つけることが出来たりするのでお勧めです。
役に立った英語の参考書・問題集
◆研伸館の「京大阪大医学部英語」のテキスト
板書をノートに書き写し、復習しました。
◆『実戦編・英作文のトレーニング』(Z会出版)
1学期に毎週3問くらいを添削してもらいました。最低限書くべき答案が分かるので使いやすかったです。
数学の学習法
中1から中3までは研伸館の榎先生の「中1数学S」、「中2数学S」、「中3数学S」を受講していました。榎先生はとても優しく、サボりがちだった私の面倒をよく見てくれました。中3の2学期からはプリントを沢山くださって、そのプリントを3周くらいしたら高校生課程への進級で「高1数学特別選抜S」の判定が出ました。しかし、「高1数学特別選抜S」のレベルにはついていくことが出来ず、5月の学力診断テストで「高1数学Sr」に落ちました。研伸館上本町校では開講されていなかったのでVODでの受講でした。VODはいつも部活後に見ていたので疲れて寝てしまうことが多く、高1の間は成績がどんどん落ちました。
高2でも引き続きVODで研伸館の「高2数学Sr」を受講しました。高2から先生が中西先生に代わりました。中西先生の授業はとても熱い授業で、画面越しでも引き込まれました。また、勉強の仕方についても話され、それまでは裏紙に解いて正誤だけ確認しては捨てるということをしていたのですが、それは良くない方法だと気付きました。中西先生の話を受けて、問題をノートに解き、模範解答と見比べて自分の答案から弱点を探すようになりました。毎回復習するようにもなりました。中西先生のお陰で高2では成績が伸びました。
高3では研伸館の笹谷先生の「京大阪大・医学部理系数学」を受講しました。笹谷先生の授業は毎回必ず生徒を当てるのでとても緊張感があり、全く眠くならず常に集中力を保てました。また、笹谷先生のまとめてくれた
学校の課題として、高3の11月頃に『オリジナル・スタンダード数学演習Ⅲ』(数研出版)も配られましたが、ちょっと遅すぎると思いました。
センター前は『2016マーク式総合問題集 数学Ⅰ・A』、『2016マーク式総合問題集 数学Ⅱ・B』(河合出版)を一応2回分だけ通しでやりました。データの分析の所だけは不安だったのでそこだけ抜き出して全部やりました。
二次試験の過去問は、2月からやり始め、英語と同じく6年分時間を計ってやりました。
和歌山県立医科大数学を解く順番と時間配分
大問1から順番に始め、手が止まってしまったり計算が煩雑になったりすると次の問題、という感じで、最初の50分で全ての大問を解けるところまで解きました。残りの50分で、繁雑な計算の処理と分からなかった問題に取り組みました。結果、大問1は(1)のみ、大問3は(3)の途中まで、大問2と4は完答しました。
役に立った数学の参考書・問題集
◆『京大阪大・医学部理系数学 第2章』(研伸館)
高3の1年間で4周しました。苦手な分野はさらに何周もして解答を暗記しました。
国語の学習法
高3までは学校中心でやっていましたが、国語自体が苦手で古典文法もほとんど知らない状態でした。
高3からは研伸館で「センター試験国語」を受講しましたが、基礎が全く無いような状態だったので、古典はほとんど伸びませんでした。ある程度自分で基礎力をつけてから受講すべきだと思いました。予習でテキストの問題を解くことは解くのですが、基礎が無いので選択肢の選び方も適当で、解説を聞いたら分かるけど自分でちゃんと考えたわけではなかったので、身につかなかったのだと思います。担当の山根先生が色々な雑談をしてくれたおかげで古文に馴染みやすくなり、上手な絵によって状況把握がしやすくなりました。
古文単語も漢文句形も2学期に入ってからやり始めました。『読んで見て覚える 重要古文単語315』(桐原書店)を買って、1日10個から20個ぐらい見て覚えました。また、「センター試験国語」のテキストの後ろに載っている漢文句形集で、毎回の小テストに合わせて漢文句形を覚えました。しかし、本腰を入れ始めたのは12月で、手遅れだった思います。力も付いてない状態で過去問ばかりやっていたのも良くなかったです。もっと基礎的なことをすべきでした。本番が簡単だったので何とか助かりました。
現代文に関しては、自分では得意だと思っていたのですが、「センター試験国語」で研伸館の中村祐介先生が言っていた「自分では得意と思っている人がよく陥るミス」をほとんどしていて、実は苦手だと分かりました。しかし、祐介先生の授業を受け、祐介先生のやり方に従っていたら、自然と点数は伸びました。センター2週間前から過去問や『2016マーク式総合問題集 国語』(河合出版)を毎日2回分ずつやりました。先輩で、本番1週間前から過去問を毎日2年分ずつやって点数をかなり上げた人がいたので真似をしましたが、本番は良くなかったです。
とにかく基礎力不足でした。もっと早めに文法事項を固めるべきでした。
役に立った国語の参考書・問題集
◆研伸館の「センター試験国語」のテキストの漢文句形集
基本的に漢文句形は全部これで覚えました。
理科の学習法
物理
中学の時の学校の理科の先生がとても良い先生で、理科はとても好きでした。理科好きだったことから、受験対策というよりは興味のために中3から研伸館で内多先生の「中3物理化学医学部S」を受講しました。中3、高1で内多先生に物理の基礎を固めて頂きました。内多先生は図で示したり、身体を使ったりして表現してくださり、イメージする力を付けることが出来ました。
高2では研伸館の網干先生の「高2物理[発展]」を、高3では「京大阪大・医学部物理」を受講しました。授業は難しく、特に高2の時のコンデンサーは意味不明でした。しかし、高3では高2の時に下地が出来ていたからか、よく理解出来ました。網干先生の授業は物理の根本から数式で説明してくださり、分かりやすい授業でした。板書がまとまっていて、そのまま参考書代わりになりました。また、授業中に受験生が陥りがちなスランプやその脱出法、精神の保ち方や先輩方の話をしてくださって、励まされました(物理の網干先生がアメで、化学の市道先生がムチという感じでした)。
高3の1学期と夏休みの間は、物理はあまり苦手だと思っていなかったので「京大阪大・医学部物理」の授業の復習だけをして、化学に時間をかけていました。復習といっても、テスト前にノートをまとめ直したり、テキストの問題を、時間をあまりかけずに解き直したりするぐらいでした。しかし、成績が下がってきたので9月と10月は物理に重点を置いて、授業の復習と共に『名問の森』を、ペースを保って2周やりました。解いたノートと解答を見比べて弱点を探しました。すると成績が一気に上がりました。
冬休みからは不安な原子物理を重点的にやりました。『新・物理入門』(駿台文庫)を読んで、『名問の森』を解きました。過去問はあまり解かず、最後まで『名問の森』をやっていました。成績は上がり続け、センター試験は満点、2月の他塾の「和歌山県立医科大プレ」では1位を取り、本番も物理で差をつけることができました。
化学
高3から研伸館で市道先生の「京大阪大・医学部化学」を受講しました。高3の初めはモル計算が分からないくらい化学は苦手で嫌いでした。基礎固めをしなければいけないと思い、『セミナー化学』の理論化学分野を4月に1周しました。『セミナー化学』が終わってから、市道先生に今後の勉強をどうするかについて相談に行き、市道先生の作った基礎的なプリントを毎週の授業と同じ単元をやりました。市道先生には一番お世話になりました。化学は暗記だと思っていたのですが、市道先生には「暗記ではない!考えたら出来るから、考えることを沢山やれ!」と教えられ、それを信じて頑張りました。高3の1年間は、長期休暇を除くとずっと市道先生にもらったプリントと授業の復習をしていました。授業の復習は、授業をスマホで録音しておき、それを聞きつつ、分からない所を『化学の新研究』で調べながら授業ノートの清書をしました。夏休みは有機化学を完成させました。学校で未習だったので、既習が前提だった夏期講習の「京大阪大・医学部化学・夏」までに教科書を読みながら『セミナー化学』をやりました。『セミナー化学』さえさっぱり分からず市道先生に不安を研伸館マイページで伝えて励まして貰いながら何とかやりきりました。夏休みが終わる頃には有機はとても得意になり、化学自体も得意教科になりました。
12月からはセンター試験の対策に切り替えました。化学はマーク型の模試で安定した点数を取っていたので、「京大阪大・医学部化学」の授業の復習だけにしました。
センター試験が終わると他塾の「和歌山県立医科大プレ」で貰ったテキストをやりました。過去問30年分から抜粋された問題集だったので、化学は過去問6年分とこれをやりました。
和歌山県立医科大理科を解く順番と時間配分
過去問などから、化学70分→物理50分と計画を立てていました。化学は予定通り70分で解き終わったのですが、物理の問題数が多く、6割くらいしか解けませんでした。しかし、ほとんど解けない人も多かったみたいなので、差をつけることが出来ました。
役に立った理科の参考書・問題集
◆網干先生の「高2物理[発展]」、「京大阪大・医学部物理」のノート
授業後にまとめ直しをしました。授業の理解が深まりました。
◆『名問の森(力学・波動)』、『名問の森(電磁気・熱・原子)』(河合出版)
2学期に2周、センター後に1周と間違えたところの解答を覚えました。
◆『チェック&演習 物理』(数研出版)
1月の初めにセンター対策でやりました。
◆市道先生のプリント
高3の1年間ずっと使っていました。基礎固めから応用まで、すべてカバー出来ました。
◆『化学の新研究』(三省堂)
常に持ち歩き、辞書のように使っていました。バイブルです。
◆『セミナー化学』(第一学習社)
基本事項の定着にもってこいです。
社会の学習法
センター地理
小学生の頃から地図を見るのが好きで、中学の時も地理は好きで得意科目でした。高3で3月から、研伸館で南先生の「センター試験地理」を受講しました。南先生の授業はとても面白く、寸劇がとても分かりやすく、毎週楽しみにしていました。授業の復習はあまりせず、授業のまとめテストの前に『鉄壁地理問題集』を解いていました。私は、もともと地理は得意だったので、これでも成績は伸びましたが、本当は毎週しっかり復習すべきだと思います。12月からは、南先生のくださった計画表通りに、『鉄壁地理問題集』を1日1章、3時間ぐらいかけて勉強を進めました。
役に立った社会の参考書・問題集
◆『鉄壁地理問題集』(研伸館)
まとめテストの前にまとめて解きました。
科目別学力自己評価
センター試験から二次試験までの各科目の勉強の比重
センター対策の方法
過去問は何年分解きましたか?
国語は10年、英語は5年、地理は『鉄壁地理問題集』、その他は去年の分だけです。
過去問以外を使った対策はしましたか?
『2016マーク式総合問題集』(河合出版)の数学を2回分、国語を全部やりました。
いつごろからセンター対策に本腰を入れましたか?
12月から。
センター直前期の焦り
マーク模試での最高は76%、センター1週間前に『センター試験対策問題パック 2016』(河合出版)を解いても8割を超えなかったので、半分諦めモードになっていました。
センター対策について、後輩へのアドバイス!
過去問を解く時は効率良くやるため、苦手な大問ばかりやるなど、工夫すると良いと思います。また、過去問が難しいと感じたら過去問は止めて、解き慣れた問題集をやるべきだと思います。
和歌山県立医科大現役合格への秘訣!
傾向はほとんど掴めません。難しい問題も多いですが、解ける問題を取りこぼし無く取ることと、何か1つ得意教科を作って、その科目で他人と差を付けることが出来たら受かると思います。苦手な科目は過去問が難し過ぎると感じたら過去問は止めて、解き慣れた問題集をやるのは1つの手だと思います。また、センター試験で失敗しても二次試験で逆転出来る可能性は十分あるので、最後の最後まで諦めないことが大事です。
二次試験の受験会場の雰囲気や面接待機場の雰囲気
和歌山の地元の高校から受けに来る人が多く、二次試験の会場では終わった試験の出来などを喋っている人が多いです。面接待機場は静かでケータイは使用禁止でしたが、緊張感は特に無かったです。
入試面接の状況
◆面接の方法
個人面接 面接時間:10分程度 面接官3人VS受験者1人
面接官は3人で、終始笑顔で和やかな雰囲気でした。面接の部屋は7部屋あり、それぞれ別の面接官がいます。私の面接は聞いていたものよりかなり楽だったので、運が良かったと思います。
◆質問内容と回答
面接官:試験の出来はどうでしたか。
私――物理が難しかったです。
面接官:そうですね。英語や数学はどうでしたか。
私――英語は大問が減って解きやすかったです。数学は苦手な複素数平面が出て焦りましたが、何とか解けたと思います。
面接官:全体的に出来たということですね。ではあなた自身のことについて教えてください。あなたの長所と短所は何ですか。
私――長所は、性格が温厚で人付き合いが上手く、友達とのトラブルも上手く解決出来るところです。短所は、テストなどの大事なことがあっても、他にやりたいことがあったら時間が経つのも忘れて熱中してしまうところです。でもこれは1つのことに集中出来るという意味では長所になり得ると思います。
面接官:そうですか。私からは以上です。(面接官が交代しました。)
面接官:では私から。人間関係のトラブルについて具体的に教えてください。
私――部活でテニスをしていて、ダブルスのペアと試合で負けたことをきっかけに気まずくなってしまいました。しかし積極的に話をして改善しました。
面接官:そうですか。では、興味のある診療科について教えてください。
私――総合診療科の他に、外科に興味があります。(外科に興味がありましたが、自己推薦書には和歌山県立医科大の志望理由として総合診療科で働きたいから、と書いたので、辻褄を合わせました)
面接官:なぜ外科ですか。
私――私は手先が器用で、学校でも文化祭などでこの長所を生かしてきました。外科だとこの長所が生きると思ったからです。
面接官:なるほど。私からは以上です。交代しますね。(面接官が交代しました)
面接官:では私から。学校からの調査書に、「だいどうぐ(大道具)」、とありますが、これは何ですか。
私――「おおどうぐ」と読みます。文化祭で劇をやったのですが、その時の裏方の仕事で、演技に必要な道具を作ったり衣装を作ったりします。
面接官:音楽祭の衣装制作とありますが、これもそうですか。
私――それはまた別ですが、仕事内容は同じようなものです。
面接官:そうですか。では私からは以上です。これで終わります。
私――ありがとうございました。
プロフィール
◆血液型
不明
◆好きな色
青
◆好きなアーティスト・歌
音楽にはあまり興味が無いのでよく分かりません(笑)。
◆好きな番組
「しゃべくり007」
◆お気に入りスポット
高校のテニス部の部室
◆好きな作家・本
角田光代『八日目の蝉』
◆好きな(オススメ)飲食物
麺屋わっしょいの男の根性黒醤油(ラーメン)
◆高校時代はまってしまったこと
1人でラーメン屋めぐり。
◆本気で勉強し始めたきっかけは?
研伸館上本町校の進学アドバイザーである森さんと高3の3月に面談したことです。
◆受験前のリラックス方法
食事室で友達と不安を語り合う。
◆小学校時代しでかしてしまった大変な事
校長室の冷蔵庫に入っている来客用のお菓子を食べたこと。
◆宿泊したホテル
「ホテル華の湯」です。とても過ごし易かったです。ただ、部屋には間接照明しかないため勉強はしづらいです。
◆受験前日&当日の勉強法、過ごし方
前日の夕方に現地入りしました。前日は、不安だった原子物理と生化学と複素数平面の間違えた問題を見直していました。当日は物理公式集と、笹谷先生の
◆受験勉強で一番辛かったことやその時期 7月の終わり頃です。有機化学が未習だったのですが、夏期講習の「京大阪大・医学部化学・夏」は既習が前提だったので独学で有機の基本をやらなければならず、とても大変でした。
◆クラブや習い事はしていましたか? 中学高校ともに硬式テニス部でした。
◆高校3年生のときの一番の思い出 11月の音楽祭で準グランプリをとったこと。
◆あなたにとって受験とは 自分を成長させる良い機会
◆感銘を受けた算数・数学の問題 京都府立医科大の化学の有機化学構造決定問題の、キノコを絞る問題の最後の小問です(市道先生の作った、『有機化学の極み』に載っています)。当たり前の事でも解答にする勇気を学びました。
◆親や親戚に医師はいますか? いません。
◆医療系のドラマなどは見ましたか? 「ナースのお仕事」
◆最近、気になった医療系のニュースは? iPS細胞のニュース。
◆最近、気になった医療系以外のニュースは? ダイオウグソクムシの脱皮、とにかく明るい安村の不倫。
◆部活動はしていましたか? 硬式テニス部です。高2の夏に怪我で引退しました。大きな大会前だったので、やめてから半年くらい何もやる気が出なくなってしまいました。
◆ボランティア活動はしましたか? していません。
◆医師を志したきっかけは? 私が小学1年生の時に母が病気になり、医師や病気の人と関わる機会が増え、自然と医師を志しました。
◆医師として20年後の将来像は? 外科医として働いていると思います。
◆興味のある診療科は? 外科、救急診療科、小児科
◆医師として大切なことを三つ 正しい知識、判断力、思いやりの心
◆今までで一番つらかったこと 中学の時、様々な事情により飼っていた犬を手放さなくてはならなかった時です。里親に引き取られたのですが、最後に目が合った時は泣きました。
◆面接対策はどのようにしましたか? 祐介先生と網干先生に相手をして頂き、3回くらい練習しました。研伸館で貰った面接対策本も読みました。
◆本番の面接直前の心境はどのようなものでしたか? 自分の集合時間の5時間前に会場入りして、暇を潰すためにあらゆる質問を想像しては答えていました。4時間経った頃に質問が尽きて、始まる直前には自信が漲っていました。
(問)この実験操作で最も大変なことを答えよ。 → (答)100㎏ものキノコを絞ること。
研伸館中学生課程を振り返って
研伸館中学生課程の授業を受けたきっかけは何ですか?
最初は他塾に通っていたのですが授業の内容が合わず、小学生の時通っていた塾の先生に相談したら研伸館を勧められたことがきっかけです。
初めて授業を受けたときの印象は?
「中1英語S+」でした。角辻先生の授業で、とても面白かったです。それまで通っていた塾の先生とは雲泥の差で、比べ物にならないくらい面白くて分かり易くて衝撃的でした。
毎週どんな勉強をしていましたか?
あまり勉強していませんでした。休日にまとめて宿題になっていた範囲をやっていました。高校生課程に上がる時の学力診断テストのために中3の11月くらいから勉強量が増えました。英語は『大学入試ベストポイント英語頻出問題740』(桐原書店)を3周くらいやり、数学は榎先生にもらったプリントと『フェニックス』(研伸館)を何度もやりました。
英語・数学で最初につまずいた時期はいつですか?
ずっと躓いていました。
テストで悪い点を取ったときの思い出はありますか?
マスターテストで悪い点を取り、角辻先生に怒られました。めちゃくちゃ怖かったです。高3でもびびっていたくらいで、何とか角辻先生に良い報告をしようと頑張りました。また、「中3物理化学・医学部S」の力学のテストで10点を取った時、仏のような内多先生が怒って怖かったです。
スーパー模試の思い出は何ですか?
点数が悪かったこと以外あまり覚えていません(笑)。
中学生課程の一番の思い出を書いてください
英語:角辻先生に怒られたこと。
数学:榎先生の最後の授業でクラッカーを鳴らしたこと。
理科:内多先生に怒られたこと。
あなたが思う、「研伸館中学生課程の良さ」とは何ですか?
すごく面倒見が良い所だと思います。私のような勉強嫌いな人間でも、愛情を持って叱ってくれたので、最低限の勉強量は維持出来たと思います。また、高校生になってもずっと質問や相談を受けて頂き、助けて頂きました。
中学生にメッセージを!
勉強以外のことも大事ですので、様々なことに挑戦して、中学生の今しか出来ないことを大切にしてください。でも英語だけはサボらない方が良いと思います。