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【第49回】「インフルエンザワクチン」が足りない!(2018/04/04)

巷ではインフルエンザが大流行しています。厚生労働省等のインフルエンザ定点観察によると、流行レベルは日本全国が「警報レベル」で、過去10年間で最もインフルエンザが流行しており、今シーズン、日本全国でのべ1000万人以上がインフルエンザにかかったと推定されています。

今年のインフルエンザ流行の特徴は、時期をずらしての「2波連続流行」であると言えます。
12月まではA型(AH1,AH3)が、1月に入ってからはB型(山形系統)が流行しています。そのため、年内にA型にかかって年明けにB型にかかった、という二重罹患の不運な方もいます。

ところで「インフルエンザワクチンが足りない!」という報道を耳にしたことはありませんか?
実際に不足しており、一部の医療機関では予防接種の制限が行われました。なぜこのようなことがおこってしまったかを、インフルエンザウイルスの性質やワクチン製造法などの生物学的観点から考えてみましょう。《ハイレベル国公立大学「生物」ファイナル演習2018 (オリジナル問題)より》

「インフルエンザワクチン」が足りない!

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【第48回】試行錯誤からの学習と記憶(2017/07/14)

「試行錯誤からの学習と記憶」の解答・解説です。

第47回の解答・解説

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【第47回】試行錯誤からの学習と記憶(2017/07/07)

特殊な「学習」に関する実験問題は、『刷り込み』や『慣れ』が有名ですが、本問のような『試行錯誤』の実験問題もあります。

ただし実験動物によって実験設定を変えなければならず、科学者たちもいろいろと試行錯誤したようです。

この実験において「海馬」と短期記憶の関連もあわせて調べられましたが、科学のためとはいえこのようなネズミ役は遠慮します(笑)。

試行錯誤からの学習と記憶

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【第46回】第45回の解答・解説 (2017/02/03)

今回の解説は、吉田賢右教授の著作物(ATP合成の回転モーター)を大いに参考にしました。 それでは解答・解説です。

第45回の解答・解説

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【第45回】「分子モーター」に関する基礎研究 (2017/01/27)

世の中、何でも小型化が進んでいます。特に、機械や器材はどんどん小型化が進んでいます。おそらく、行き着く先は「マイクロマシーン」、大きさが数mm単位のロボットマシーンです。血管直径より小型のマシーンが開発されれば、”医療・治療・手術”の概念が一変するでしょう。

マイクロマシーン開発の成否を分ける技術の一つに「モーターをどれだけ小型化できるか」があります。それも「バッテリー電池」を用いずに作動すること。その答えは細胞内にあります。

今回は、そのような近未来の技術開発に繋がるような内容の問題を取り上げてみました。

「分子モーター」に関する基礎研究

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【第44回】第43回「分子レベルから個体レベルを考える」の解答・解説 (2016/07/19)

思いっきり季節外れですが, 【紅葉】はどのようなメカニズムでおこるのでしょうか?

第43回の解答・解説

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【第43回】分子レベルから個体レベルを考える (2016/07/08)

分子名や働き等を単純丸暗記ですまそうとすると,ミクロ生理学(分子的生理学)を足がかりにしてマクロ生理学(形態的生理学)を考えさせる問題 では少し苦労するかも知れません。今回はそのような問題を取り上げてみました。

分子レベルから個体レベルを考える

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