地理のページ(2009年度)
【第6回】第5回の解答・解説 (2009/10/30)
ほんとに地形図は難しいですね。様々な地形図問題を解きこなしても、新しい問題に出会うと、まったく太刀打ちができない感覚に陥ると思います。でも、それでいいと思います。地形図は最難関なのです。特に京都大学が本気を出した時の地形図は、受験生レベルでは手に負えません。ある程度基本的なことを書いて、後は何とか文字を埋めることを心がけましょう。それで合格点は取れるはずです。東京大学・京都大学共に去年は地形図の問題が出ました。東京大学はめったに出題しないので受験生はてこずったことだろうと思います。そして、めったに出題しないことから来年度の入試で出題される恐れもないような気はします。一方、京都大学の場合は、2年連続で出題されることもありますから、常に対策をし続ける必要があります。これからの地形図学習も気を引き締めてやっていってください。では解答解説を見ていきましょう!
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【第5回】地形図 (2009/10/23)
こんにちは、地理担当の南です。第1回の東大模試や京大模試などが返却されてきて、いろんなことを考えたと思います。でも、どんな成績だったとしても、頑張り続けなければならないことは一緒です。A判定でも落ちる人がいれば、E判定でも受かる人はいます。現役生はこの秋からが勝負になります。あなたの友達が早くからセンター試験対策を始めるかもしれません。はたまた、「センター試験の対策をまったくしないぞ」と豪語する友人も出てくるかもしれません。そんなときに決して惑わされないように!不安で押しつぶされそうなこの時期は、なぜか友人の勉強法が正しく見えたりするものです。でも、人の勉強法は人のものであって、あなたに最適であるかどうかは分かりません。悩んだ場合は、お近くの先生に相談などしながら、秋の時期に必要な勉強法を実践していってください。
前置きが長くなりましたけど、今回の問題は地形図です。第1回目の問題が東大用、第2回目の問題が一橋大用だったので、今回は京大用の問題です。出展は首都大学東京です。いい名前ですよね。「○○大学」って終わるんじゃなくて、「○○大学東京」と、東京が後ろに来るなんて素敵です。そんな素敵な大学は素敵な出題をしています。京都大学で聞かれそうな出題が多かったので選びました。ぜひやってみてください。きっと間違えると思いますよ。
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【第4回】第3回の解答・解説 (2009/09/04)
「どうですか?解けましたか?」なんていう言葉で始めることができないぐらいの難問でしたね。この問題に関して調べて行くと、一つの書物に行き当たりました。『衝突と和解のヨーロッパ』という書物で、編集に当たっているのが大芝亮・山内進教授で、両名とも一橋大学の教授です。発刊された時期は2007年の3月。少し前ですよね。心血を注いできた研究成果を入試問題として出題したい気持ちが募ったのかもしれません。まぁ何とも言えませんが…。
一橋大学の教授を一目拝見したいならNHKの高校講座地理はお勧めです。EUやイスラムの研究で有名な内藤正典教授が担当する回もあるはずです。先ほどの書物の執筆者の一人でもあります。9月30日には「ヨーロッパ(1)~EU統合のゆくえ~」が放送されます。きっと内藤教授ではないかと思いますので、良かったら見てみてください!
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【第3回】ユーラシア大陸と国際関係 (2009/08/28)
こんにちは、地理担当の南です。今回は、今年(2009年)の入試問題の中で特に異色を放っている問題を取り上げたいと思います。一橋大学の1番の問題です。二次試験を地理で受験しようとしている人には有名でしょうが、一橋大学の問題は全国の入試問題(地理)の中でも最難関です。近年は、農業や環境問題など、あっさり目の問題も増えてきて難易度が下がってきたような印象を持っていましたが、今年の問題に関しては、高校生ではとても解けないのではないかという出題が目立ちました。私の教え子も受験後に、「先生、全然分かりませんでした!」、「1年間お世話になったのに地理は0点かもしれません!」などの嘆きが発せられていました。まぁ、結局は二人とも合格していましたが。
解くに当たって、上海協力機構(SCO)を知らなかった人は、どの国が加盟しているのか調べても良いと思います。それを調べたからといって、簡単に解ける問題ではありません。次に、近年のロシアとウクライナの関係を考えてみても良いでしょう。何か資源的な関係で、もめていたこともありましたよね。ちょっとした息抜きに、地図を書きながら考えてみてください。東大の後期の出題にも似ていますので、東大志望の方でもご参加ください。
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