公民のページ(2009年度)

【第8回】第7回の解答・解説 (2010/02/19)

公民の掲載も今回で今年度最後となります。これまで、ビジネス基礎を受験する人を対象に問題を出題してきましたが、今回は最後ということもあり、政治・経済を受験する人にもチャレンジできる問題を出題しました。さて、答案作成はうまくできたでしょうか?今回のテーマである「株式の持ち合い」ですが、センター試験で戦後の日本経済が出題されたことをうけて、それに関する内容ということで選びました。また、現在の日本経済が長引く不況に陥っている要因の一つとして、1990年代の出来事が挙げられます。多くの経済学者や評論家も、日本経済の転換点として取り上げており、それが今回の答案作成のポイントになります。では一体、「株式の持ち合い」と「1990年代の出来事」がどういう接点を持っているのか、それについては後ほど詳しく解説します。ところで、問1の問題はできて当たり前です。ここで落とすようなことがあってはなりません。合否の分かれ目は、問2です。いかに答案を仕上げるかにかかっています。いつもいうように、キーワードを的確に用いていなければ加点されません。もちろん、誤った用語を用いると減点されます。また、出題内容に即して答案作成しなければなりません。それも含めて、模範解答と自分の答案を比較してください。

第7回の解答・解説

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【第7回】予想問題3 (2010/02/12)

皆さん、こんにちは。現代社会と政治・経済を担当している松木です。

センター試験も終わり、いよいよ国公立の二次試験が近づいてきました。この時期は、私大入試が行われていて、皆さんの中にも併願で受験をしている人がいることでしょう。もちろん、二次試験が本命だと思いますが、だからといって、私大入試をおろそかにしないように!というのも、入試に慣れるという意味と、合格することで自信をもち、メンタル面で余裕をもてることで、本番でのプレッシャーを取り除くことにもなります。併願をしている人は、そういった意味でも結果を残すようにしてください。

また、多くの人が二次試験に向けて入念な対策を行っていることと思います。過去問はもちろんのこと、問題集などを使って追い込みをかけていることでしょう。ただ、問題を解くだけでなく、しっかりと自分の弱点を見つけて、それを修正するようにしましょう。さらに、二次試験は記述式であり、自分では書けているつもりでも、満点の解答とは限りません。できるだけ答案を先生にみてもらって、答案の作成能力をさらに高めましょう。

さて、公民の出題も今回で最後になります。これまでビジネス基礎を受験する人に向けた問題を出題してきましたが、最後は倫理・政経を受験する人にも是非解いて欲しい問題です。時事問題ではありませんが、前回に引き続き、株式会社に関する問題です。今回出題する用語を聞いたことがある人もいるでしょうが、それを的確に書けるかがポイントです。何がポイントなのかを考えながら、答案作成をしてください。それでは、問題です。

予想問題3

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【第6回】第5回の解答・解説 (2009/12/18)

受験生の皆さん、今回の問題はいかがだったでしょうか?今回も前回と同じく予想問題でしたが、答案作成はできたでしょうか?昨年度の問題が、株式会社についてということで、今回はそれに関連する事柄を出題しました。「三角合併」という用語は、受験生にとっては聞き慣れないと思います。しかし、数年前にこの用語が、ニュースや新聞、書籍などで数多く取り上げられました。したがって、今回の問題は、前回と違い少し難しいと思います。問1の説明問題も、ある程度知識がないと書けませんし、問2に至ってはなかなか答案が書けないと思います。この難しい問題をあえて出題したのは、皆さんの知識がどれだけあるかを確認する意味もありますが、それ以上に、このことを規定している法律のことをより知って欲しいからです。特に、センター試験ではこの法律の基本事項が出題されても不思議ではないので、それを見据えて出題した次第です。恐らく、皆さんはセンター試験で現代社会あるいは政治・経済を受験すると思いますが、出題されたときに知らなかったでは、困るはずです。したがって、「三角合併」も大事ですが、それに加えて法律についての知識も身につけて欲しいと思います。センター試験まで1ヵ月足らずになった今、是非、チェックしてください。前置きはこの程度にして、解答・解説へといきます。

第5回の解答・解説

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【第5回】予想問題2 (2009/12/11)

皆さん、こんにちは。現代社会と政治・経済を担当している松木です。

もうすぐ冬休みですね。クリスマスにお正月と、以前であれば、皆さんが心うきうきするようなイベントが多いですが、今年は受験生にとってそんなことで浮かれている場合ではありません。センター試験までの約1ヵ月という限られた時間を、いかに利用するかが合否を決めるといっても過言ではありません。そんなことは、いまさらいうまでもないことでしょう。

ところで、前回の問題は近年の企業における不祥事や耐震偽装・食品偽装という問題を念頭において出題しました。一見、易しそうな問題ですが、いざ答案作成をしようとすると、何を書いていいのか考えてしまうような内容です。聞いたことはあるが、しっかりとした知識がないと解答できません。教科書レベルでは答案を書くのが難しいと思います。

さて、今回も前回と同様、予想問題を出題します。時事問題ではありませんが、2006年にある法律が大幅に改正され、それに伴って数多くの本が出版されました。今ではすっかり聞かなくなり、あの騒ぎは一体何だったのかと思います。当時、ビジネスマンの間では、それに対応するために必死になって本を購入し、理解する努力をしていました。ここまで説明すれば、多くの受験生は予想がつくと思います。逆に、分からない人は少し危機感をもった方がよいでしょう。それでは、今回の問題です。

予想問題2

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【第4回】第3回の解答・解説 (2009/10/16)

受験生の皆さん、今回の問題はいかがだったでしょうか?今回は過去問ではなく、予想問題でしたが、答案作成はできたでしょうか?問1の説明は何とか書けても、問2はなかなか解答しにくいと思います。特に、具体例を示すことが求められているので、どのような具体例を示して解答するのかがポイントになるでしょう。今回の問題のように、聞いたことがある経済用語について、分かっているつもりでも意外と答案が書けない場合があります。くれぐれも、そうならないように、日ごろから新聞やニュースを見て、内容の確認をしておきましょう。さらに、経済誌(週刊ダイヤモンドや週刊東洋経済など)を購読すれば、なおさらよいでしょう。国公立大の二次試験まで約130日ほどですが、その間にできるだけ知識を蓄えておくようにしましょう。前置きが長くなりましたが、解答・解説に移ります。

第3回の解答・解説

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【第3回】予想問題 (2009/10/09)

皆さん、こんにちは。現代社会と政治・経済を担当している松木です。もう、10月に入り、徐々に朝晩が肌寒くなる季節になりました。日中も温度が下がってきていますので、体調管理に気をつけてください。

前回の問題はいかがでしたか?一橋大学をビジネス基礎で受験する人たちだけでなく、倫理・政経で受験する人にも是非チャレンジして欲しい内容です。直接出題されることはなくても、一般常識として知っておくべき内容です。また、過去問を題材にしたので、既に勉強を始めている人にとっては、易しい問題だったかも知れませんね。

さて、今回は前回の告知通り、予想問題とさせてもらいます。ビジネス基礎を受験する人はもちろんのこと、政治・経済の内容とも関係するので、できれば倫理・政経を受験する人にも解いて欲しく思います。論述問題は、知識量はもちろんのこと、文章能力や表現力などが求められます。しっかりと、キーワードを織り交ぜながら解答することを心がけましょう。では、問題を出題します。

予想問題

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【第2回】第1回の解答・解説 (2009/08/21)

受験生の皆さん、今回の問題はいかがでしたか?答案は上手く書けましたか?まだ夏休みで、他教科の勉強に追われ、答案作成の練習をしていないこともあり、苦労すると思いますが、何事も始めなければ先に進みません。とりあえず、今まで勉強してきたことを思い出し、思い当たる用語や知っている知識を駆使して文章にしてみましょう。最初、それが見当違いの答案であっても、徐々に慣れていき、しっかりした答案が作れるようになります。次回は予想問題を出題する予定ですので、受験を考えている人の答案を心からお待ちしています。

第1回の解答・解説

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【第1回】ビジネス基礎 (2009/08/14)

皆さん、こんにちは。研伸館で現代社会と政治・経済を担当している松木です。この度、強者の戦略のホームページの原稿依頼を受けました。しかしながら、東大、京大には二次試験に公民はありません。だからといって、センター試験の問題を取り上げるのも、このサイトに相応しいものかと……。そこで、二次試験を公民で受験できる大学と考えたところ、一橋大学ということになりました。

さて、一橋大学は倫理・政経で受験ができますが、赤本や他の予備校でも取り上げられているので、わざわざここで扱うのもどうかと思いました。そこで「ビジネス基礎」という試験問題に目がとまりました。赤本以外にも他の予備校が出版している問題集にも模範解答が掲載されていません。「ビジネス基礎」を受験科目として考えている人は、是非このホームページを利用して欲しく思います。

「ビジネス基礎」ですが、過去の出題傾向をみると分かりますが、大問3問から構成されており、各問題とも合計400字以内の論述形式です。

第1問は、説明問題(150字以内)と図の読み取りを踏まえた説明問題(250字以内)、第2問は、説明問題(50字以内)と前問に関連する説明問題(350字以内)、最後の第3問は、自分の考えを述べる問題(400字以内)となっています。

ここでは、第2問の問題を取り上げていきます。ビジネス基礎の受験生はもちろんのこと、政治・経済の受験生も一度考えてみてはいかがでしょうか?意外と書けそうで書けないですよ。

ビジネス基礎

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