公民のページ(2015年度)

【第62回】第61回の解答・解説 (2016/02/19)

今回は、直前対策として「ビジネス基礎」の予想問題を出題しましたが、受験生のみなさん、いかがだったでしょう。

外国人労働者については、政治・経済の授業で習っているでしょう。今回の問題は知識ではなく、自分の考えをいかにまとめるかを問いました。過去問でも、考えを述べる問題が出題されているので、それに沿って出題しました。

外国人労働者といえば、EPA(経済連携協定)によって、インドネシア、フィリピン、ベトナムとの間で、看護師・介護福祉士として外国人労働者の受け入れをしていることは知っているでしょう。また、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)により、人の移動も自由になることで、多くの外国人労働者が移動してくることも予想されます。

そこで、外国人労働者が日本で働くにあたり、どのような問題があるか、気づくことが大切です。今回は考えを問うているので、明確な解答は存在しません。しかし、問題点はある程度気づくはずなので、そこを踏まえて書いていくようにすれば、合格答案になるでしょう。

それでは、解答例にいきます。

第61回の解答・解説

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【第61回】予想問題30 (2016/02/19)

受験生のみなさん、こんにちは。研伸館で政治・経済を担当している松木です。本来であれば、公民の予想問題は前回で最後でしたが、研伸館の講師のみなさんのご厚意により、直前予想問題としてビジネス基礎を出題します。

しかし、今年は暖冬といわれながら、40年に一度の寒気が日本列島に入り込み、厳しい寒さになりました。それが続くかと思っていたら、暖冬に逆戻りして、体調管理が難しいです。

受験生のみなさんは、私大受験あるいは二次試験対策の真っ最中だと思いますが、くれぐれも体調を崩さないように!

さて、最後の予想問題は、外国人労働者についてです。

予想問題30

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【第60回】第59回の解答・解説 (2016/01/22)

第3回は「政治・経済」からの出題でしたが、受験生のみなさん、いかがだったでしょう。

今回はアベノミクスの「新三本の矢」に関する説明や、みなさんの意見を記述する問題でしたが、うまく自分の意見をまとめることができましたか。

第59回の解答・解説

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【第59回】予想問題29 (2016/01/15)

受験生のみなさん、こんにちは。研伸館で政治・経済を担当している松木です。前回は「ビジネス基礎」からの出題でしたが、受験生のみなさんはいかがでしたか。「ビジネス基礎」は高校社会では扱わない内容で、しかし、一般常識があれば、ある程度問題は解けます。ただし、背景知識に経済史が関係することもあるので、その点は意識しておきましょう。

さて、今回は「倫理、政治・経済」からの出題ですが、2015年もいろいろなことがありました。2015年の漢字が「安」であったように、安保法制から始まり、アベノミクスの「新三本の矢」が発表され、マイナンバーの通知の遅れ、さらに、年末には従軍慰安婦問題の日韓合意など、日本を取り巻く環境がめまぐるしく変化しています。2016年はリオデジャネイロ夏季オリンピック、アメリカ大統領選挙などがあります。特に、アメリカ大統領選挙はクリントン民主党候補と、トランプ共和党候補が戦うことになるでしょう。しかし、いずれの候補者が大統領になっても、中東問題やウクライナ問題、中国の南沙諸島における人口島問題、中国経済の先行き不安など、難しい舵取りの1年になるでしょう。

話が少しそれましたが、受験生のみなさんはセンター試験を控え、追い込みの時期になりました。くれぐれも、夜遅くに勉強することなく、朝から勉強するようにしましょう。センター試験は朝が早いので、頭が働くのに時間がかかります。また、センター試験の会場の下見には必ず行くように!当日、試験会場を迷うと試験でも焦ることになるので、そうならないように。最後に、言うまでもないことですが、手洗い・うがいの徹底を!試験前に風邪をひいては元も子もないので、体調を整えて、試験に挑みましょう。

前置きが長くなりましたが、予想問題を出題します。今回は「倫理、政治・経済」編です。

予想問題29

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【第58回】第57回の解答・解説 (2015/10/09)

第2回は「ビジネス基礎済」からの出題でしたが、受験生のみなさん、いかがだったでしょう。

今回は「インターネットのセキュリティー」に関して、みなさんの考えを記述する問題でしたが、うまくまとめることができたでしょうか。

それにしても、先月17日、参議院特別委員会の強行採決における、与党と野党の攻防は見ていてどっちもどっちという感じがしました。与党側が自民党の女性議員に対して民主党の男性議員がセクハラ(セクシャルハラスメント)行為をしたと批判すれば、野党側も殴られたと互いに批判の応酬です。しかし、安保法案が可決されたのですから、今後、自衛隊の海外での活動について、私たち国民がその動向を注視する必要があります。

しかし、今の日本経済は株安、消費低迷など先行きが不安な状況です。そこで安倍内閣は、女性閣僚を登用する内閣改造を行い、臨時国会に挑みます。そこで、先日安倍首相が表明した「新三本の矢」の審議が行われます。

ところで、前の「三本の矢」はどうなったのでしょうか。日銀の金融政策、政府の財政出動により、株価は上昇したものの、中国経済の失速やアメリカが今年中に金利の引き上げを行うことなどが要因となって、株安と円安が起こっています。

話が逸れてしまいましたので、元に戻します。インターネットが普及して、今やインターネットでの買い物はもちろん、送金や入金などネットバンキングも次第に普及してきています。しかし、便利になった反面、さまざまな問題もあります。みなさんの中に利用されている人もいるでしょうから、今回の問題は比較的書きやすいと思いますが、いかがでしょう。

それでは、解答・解説へといきます。

第57回の解答・解説

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【第57回】予想問題28 (2015/10/02)

受験生のみなさん、こんにちは。研伸館で政治・経済を担当している松木です。前回の「倫理、政治・経済」の問題はいかがでしたか。まだ、二次試験対策をしていないでしょうから、完璧な答案を作成することよりも、書けることを書くことから始めましょう。これを続けていけば、理想とする答案ができていきます。今は焦らずに、一歩一歩、着実に進めて行きましょう。

さて、今年の「ビジネス基礎」の問題ですが、第1問で名目国内総生産(GDP)と総広告費の推移、第2問で雇用の安定や労働者の福利など企業の責任としての取り組み、第3問では地方経済の復興が出題されました。第1問のデータの特徴は、名目国内総生産と総広告費が連動していることに気づけば簡単でしょう。また、企業と消費者の関係の変化は、データの特徴をもとに、自分の考えを述べる問題で、テレビからインターネット広告費に移行していることに注目すればよいでしょう。第2問の雇用の安定としては、ワークシェアリングによって労働時間を短縮して、その分新規雇用を行うことが挙げられます。また、労働者の福利は有給休暇や育児・介護休業の取得など、男性労働者がなかなか取れていない現状を変えていくことを挙げればよいと思います。第3問の地方経済の復興は、地方創生との関係で出題されたと思われます。現在は、これまでのような道路整備などの公共事業ではなく、その地方や地域の特色を活かした経済に力を入れることが行われています。和歌山県の鉄道会社の駅長を猫が務め、そのことが全国的に話題になり、多くの観光客が乗車して赤字が黒字に変わったという話は聞いたことがあるのではないでしょうか。このように、何か話題をつくることで、観光客が訪れ、それで経済が潤うことを述べればよいと思います。多くの人が認識している反面、いざ書くとなれば難しい内容です。

前置きが長くなりましたが、予想問題を出題します。今回は「ビジネス基礎」編です。

予想問題28

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【第56回】第55回の解答・解説 (2015/07/03)

第1回は「倫理、政治・経済」からの出題でしたが、受験生のみなさん、いかがだったでしょう。

今回は「集団的自衛権」に関する問題でしたが、政府与党は通常国会を大幅に延長し、安保法制を成立させる方向で動いています。しかし、各紙の世論調査では反対が上回っており、内閣支持率も下がっています。

話は変わりますが、W杯サッカー女子の日本代表が、2年連続決勝進出を決めました。準決勝では長身選手が多いイングランドに苦戦しましたが、最後はオウンゴールで何とか勝ちました。決勝の相手はアメリカです。事実上の決勝と言われた準決勝では、ドイツを2-0で破り、決勝に進出してきました。ここまできたら、日本代表が優勝することを、心から祈っています。

話が逸れてしまいましたので、元に戻します。集団的自衛権の行使については、近年の中国の海洋進出が背景にあります。尖閣諸島はもちろんのこと、最近では、東シナ海の南沙(スプラトリー)諸島も領海内に存在していると主張し、実効支配に向けて埋め立てを行っています。これにはアメリカ政府も、これ以上の中国の領海拡大は許さないという態度を示しています。今後、アメリカ軍が介入する可能性もあるので、早急に集団的自衛権の行使を可能にしたいということです。

それでは、解答・解説へといきます。

第55回の解答・解説

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【第55回】予想問題27 (2015/06/26)

受験生のみなさん初めまして。研伸館で政治・経済を担当している松木です。このサイトでは、一橋大学の二次試験対策をしていますが、今年度も「倫理、政治・経済」と「ビジネス基礎」の予想問題を交互に出題していきます。

さて、今年の一橋大学の二次試験ですが、「倫理、政治・経済」では、第2問で地方分権(政治分野)、第3問で日本の人口ピラミッド(経済分野)が出題されました。第2問はリード文が少し古いものの、問題自体はセンター試験でも出題されるような基本問題でした。問1は国からの機関委任事務が廃止され、新たに地方独自の自治事務と国からの法定受託事務に変わったことを記述すればよいだけです。問2は団体自治と住民自治について説明をすれば十分でしょう。この問題を落とすようでは、合格は厳しいといえます。また、第3問ですが、問1の空欄補充は第1次石油危機(オイルショック)と簡単でした。問2の「失われた10年」はリード文から、バブル崩壊後の日本経済をさしていることは想像できるでしょう。しかし、聞いたことがないと、難しい問題です。問3はなかなか書きにくいに内容です。手がかりは、問題文にある「公的年金制度や公的医療・介護保険制度の財政を大きく変動させる要因」です。つまり、少子高齢化であることは容易に判断できると思いますが、それが経済的な状況によって変化することを、リード文から読み取れるかどうかです。なお、「ビジネス基礎」については、次回の予想問題のときに触れます。

前置きが長くなりましたが、今年度最初の予想問題を出題します。今回は「倫理、政治・経済」編です。

予想問題27

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